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仕事をレクチャーしていくには...

3つの柱

教えるということは…
設定したゴールへ相手を導くために
知識技術を付与し意識を高めることです。

例えば、あなたが電話応対の受け答えの仕方を教授することに
なったとします。
ゴールはというと「定型的な電話を受けて対応できるようになる」と
設定します。

次のステップは、その為のルールを考えることです。
具体的には、どのような「知識」「技術」「意識」が必要かを洗い出し
どう、それを付与していくかを考えます。

例えると定型的な電話の受け答えができるようになるために
必須なのは次のようなことです。

知識

定型的な電話の受け答えの流れ(セリフを含む)

技術

セリフを相手に聞き取りやすく伝える、状況に応じて
セリフの使い分けができる。

意識

受け答えに気持ちを込めていく。

これを身につけることで「定型的な電話の受け答えの対応ができる」という
ゴールに相手を運ぶことができます。
つまり教えると、いうことです。

教える上で、「知識」「技術」「意識」は3本の柱になり
知識は習得したこと」「技術は実現できること」「意識は姿勢」です。

知識は技術によって活用し、技術は知識によって支える関係性があり
意識は、知識や技術をよりよく使うための前提になります。

電話対応の例で、受け答えのセリフという「知識」は、
うまく伝えるという「技術」で活かされ。
うまく伝えるという「技術」は、受け答えのセリフは「知識」によって
支えられるため、どちらも必要になります。

知識があり技術があれば、よい仕事ができるとは限らないので
電話応対の知識を持っていて、状況に応じたセリフが使い分けが
できても、電話応対という仕事そのものを「面倒なこと」と
思っていたら、会話はぞんざいになり。
そのため「意識」も重要なのです。

これは、基本を教えるときだけの話ではありません。
例えば。金融のプロフェッショナル人材を育てていくことを
イメージして。
そのため、必要なのが法律、財務、税金、経済、外国為替、信託
証券…等、多岐にわたりハイレベルの「知識」が必要になります。

また「知識」があればよいわけでなく、顧客金融の商品を
分かりやすく説明することが求められる場面で専門用語を並べて
説明したら相手は「わかりにくい」と思います。

相手の予備知識のレベルに応じて例え話を使用しながら
わかりやすく説明することが求められます。
これが「技術」です。

知識は技術によって活用されて、技術は知識によって支えられています。
その前提には「お客様がベストな選択をできるよう、
誠実な対応しよう」という「意識」が必須です。

基本を教えるのも、金融のプロフェッショナル人材を育てるのも
「知識」「技術」「意識」の3つの柱が成り立ちます。



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