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SDGsビジネスアワード分析②『コマニー株式会社』

最近、配信が全然できていなかったこと申し訳ありません。これからは二週間に1回必ず配信していきますので、今後ともよろしくお願いいたします!また、見やすくするための工夫もしていきます!

今回は2018年SDGsビジネスアワードで優秀賞を受賞した
コマニー株式会社ついて分析していきたいと思います!
トップの写真の方はコマニー株式会社 取締役の塚本さんがアワードを受賞されたときの写真です!
まずコマニー株式会社のビジネスの概要を説明します。

■概要
現在、災害時の避難所では生命維持を優先するあまり、プライバシーや人の尊厳などが多少犠牲になるのはしょうがないと考える状況があります。特に、避難所トイレは「汚い・見られている・怖い」などのその問題を解決するために、コマニー株式会社は平常時、避難時両方使用できる仮設トイレを作り、災害時の二次災害0(ゼロ)の社会づくりを行っています。

まず、SDGsの3つの視点から何がどう優れているのか考えてみます!

■誰一人取り残さない
災害時に生命維持だけでなく、全ての人のプライバシーを保護するための取り組みになっているためです。特に、災害時には見落としがちだが、健康に深くかかわる課題である女性に対する配慮をしっかりと考慮しています。
■地球規模
先進国では災害時に使用することができ、発展途上国などでは、普段使用するトイレとして使用することができます。特に、発展途上国の今のトイレより、衛生的に良くなると考えられます。これにより、全ての国々が使用できるものとなっています。
■バックキャスト
2030年には二次災害ゼロを目標に掲げていて、その中で、自社の強みを生かしてすぐにでも取り組めることに焦点を合わせて取り組みを始めていることが素晴らしいと思います。
また、自然災害はいつ起きるかわかりません。しかし必ず起こります。その対策のために取り組みを行っているからです。

次にこのビジネスをGISNABCで整理してみます!
▪Goal
「災害時の二次被害0(ゼロ)の社会」
コマニーは、パーテーションメーカーとして、住み続けられるまちづくりを実現するために、
減災につながる事業を行っています。その中で今回は、
▪Issue
災害時の避難所では生命維持を優先するあまり、プライバシーや人の尊厳などが多少犠牲になるのはしょうがないと考える状況がある。具体的には、
避難所のトイレは“汚れ”と“見られている”などの精神的不安から、特に女性は利用を控えてしまいます。そして、トイレ利用回数を抑えるために水分の摂取を控えようとします。このことにより、(1)脱水症状の発症、(2)我慢することによる疾患の発症、(3)精神的不安による精神病の発症などを引き起こし、最悪の場合は死に至ります。避難所トイレのプライバシーや人の尊厳を犠牲にすることは、人命を脅かす問題です。
▪Solution
パーテーションを使用して、プライバシーを保護できるトイレを作る。


▪顧客 
指定避難所への避難者
▪Needs
避難時に女性が、行きたいときにストレスなく行けるトイレ環境が欲しい。
▪Approach
避難所トイレを作る。
平常時は保管場所がいらず、普段利用することが可能であり、災害時には自分たちで組み立てて作れるトイレである。
▪Benefit/Cost
B:【災害時】
市民(避難者):性犯罪率・女性の疾患・男性の女性への気遣い減少
自治体:二次被害による死亡者減少、医療費・犯罪対策費削減
【平常時】
市民:既存のベンチや機能壁として利用
自治体:人口・税収増
C:トイレブース50万円 × 個数

▪Competitor
パーテーションメーカー、トイレメーカー、内装会社、

自分としては、災害の際に関連して起こる二次災害を防ぎ、被害を最小限にするためにも、株式会社コマニーのような取り組みがたくさん出てくる必要がある。この二次災害の問題はトイレだけでなく、その他にもたくさんあると思うので、企業同士が連携し一つの災害時のプラットフォームを作ってほしいと思う。災害は必ず起こる。だからこそ、このような取り組みはどんどん増えていくべきだと思う。みんなが協力すればすぐに実現できるはず!

次回も今回みたいな形で分析していくのでぜひ、楽しみにお待ちしててください!

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