小林 博樹

専門分野は運動器(肩)、特に野球。 フォロワー150人を2023年11月2日に達成し…

小林 博樹

専門分野は運動器(肩)、特に野球。 フォロワー150人を2023年11月2日に達成しました! 次は200人目指して投稿していきます🫡✨✨ 2023/3/1〜事竟reportsで各々が月一で更新します。 こちらも宜しくお願い致します🤲 今後とも宜しくお願い申し上げます🙇🏻‍♂️🙏🙏

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  • 第2回滋賀県運動器エコー学び隊 復習用

    SBBCSが6月26日に開催した第2回滋賀県運動器エコー学び隊を 復習した記事を作成しました。

記事一覧

少年野球選手傷害シリーズ オスグッド・シュラッター病(OSD)

概要 Wikipediaによると、1903年に米・ボストンの整形外科医ロバート・ベイリー・オスグッド(1873~1956)と、チューリッヒの外科医カール・シュラッター(1864~1934)が別…

小林 博樹
2か月前
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少年野球傷害シリーズ TFCC

 三角線維軟骨複合体(triangular fibrocartilage complex:TFCC)は手関節小指側に位置する複雑な構造であり、手関節の安定性に寄与する。TFCCは手関節の荷重伝達の20%程…

小林 博樹
2か月前
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少年野球傷害シリーズ Sever病

疫学  Sever病は、1912年にJames Warren Severにより報告された踵骨の骨端症である。本疾患は8~15歳までのスポーツを行う男子に多く発症する。小児1000人あたり3.7人に…

小林 博樹
4か月前
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フォロワー150名突破記念~股関節の診かたに対する考え方~

いつもお世話になっております。 2023年11月2日時点でnoteのフォロワーが150名を突破しました。 50名突破時点での肩、100名突破時点での膝同様、 今回は股関節についてまと…

小林 博樹
4か月前
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少年野球選手傷害シリーズ リトルリーグショルダー

1.定義・概念  リトルリーグショルダーとは、小・中学生に生じる投球側上腕骨近位端の骨端線離開を伴う上腕骨近位端戦閉鎖前の投球障害肩である。1953年にDotterが12歳…

小林 博樹
5か月前
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少年野球選手傷害シリーズ OCD

 OCDは成長期の野球選手にみられる肘関節の外側障害であり、骨端線閉鎖前のOCDの初診時年齢は平均年齢11.6歳、症状出現時の年齢は平均11.2歳であった。頻度は1.7~1.9%の…

小林 博樹
6か月前
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少年野球選手傷害シリーズ 腰椎分離症

まず、初回となる腰椎分離症では、臨床スポーツ医学2023年5月|特集|腰椎分離症のパラダイムシフト―理論を知り、理論を超える―を基本軸に分離症を読み、わかったことにつ…

小林 博樹
8か月前
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少年野球選手傷害シリーズ

いつもお世話になっております。 令和5年8月末~令和6年2月末まで、以下のラインナップで投稿してきます。皆様、お楽しみにしてください(^_-)-☆  オスグッド・シュラ…

小林 博樹
9か月前
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フォロワー100名突破記念~膝関節可動域制限に対する考え方~

いつもお世話になっております。 2022年12月10日時点でnoteのフォロワーが100名を突破しました。 50名突破時点での肩同様、今回は膝関節についてまとめました…

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肩関節の腱板筋について~小円筋・肩甲下筋~

今回は、肩関節の腱板筋についてあまり話題に上がりづらい小円筋、肩甲下筋の解剖についてまとめてみます! 上記の腱板のイメージでは、最前方と最後方になります。 肩甲…

股関節の腱板筋について

 腱板筋について肩関節ではよく議論に上りますが、股関節はあまり聞かないですよね!  今回は股関節の腱板筋についてまとめてみたいと思います。 よろしければ、最後ま…

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中学野球チーム事情 軟式・硬式 ボールの違い

今回は、野球をする中学生が所属する組織と使用するボールについてまとめます。 野球で使用するボールは大きく、軟式球と硬式球の2種類があります。 軟式には、中学校の野…

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第2回滋賀県運動器エコー学び隊 復習用

百聞は一見に如かず6月26日(日)の第2回滋賀県運動器エコー学び隊の復習をしたいと思います。 講師の谷掛洋平先生(谷掛整形外科診療所)からオススメされたのが、この2冊で…

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頚椎の機能解剖学② 血管・神経

頚椎は、7個の脊椎から成り、上位頚椎と中・下位頚椎では形状が大きく異なる。 体幹と脳とをつなぐ部位であり、交通事故後やディスクワークでの慢性疲労などで頭痛、頚部痛…

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頚椎の機能解剖学

皆さん、こんにちは! 普段、交通事故後の患者さんをよくみています。 患者さんがよく頚部痛、頚部から派生する頭痛、肩痛を訴えられます。 頚部の機能解剖について2回にま…

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肩前方のインピンジメントについて考える

インピンジメントとは「衝突」という意味であり、肩峰下インピンジメント症候群は、肩峰と腱板の衝突により生じる痛みや可動域制限を引き起こす病態の総称である。腱板に、…

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少年野球選手傷害シリーズ オスグッド・シュラッター病(OSD)

概要 Wikipediaによると、1903年に米・ボストンの整形外科医ロバート・ベイリー・オスグッド(1873~1956)と、チューリッヒの外科医カール・シュラッター(1864~1934)が別々に症例を確認、発表したため、この病名である。正式名称は「Osgood-Schlatter病(症候群)」である。
 成長期の下肢スポーツ障害として代表的な疾患であり、脛骨粗面に腫脹、熱感、疼痛を呈する疾患であ

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少年野球傷害シリーズ TFCC

 三角線維軟骨複合体(triangular fibrocartilage complex:TFCC)は手関節小指側に位置する複雑な構造であり、手関節の安定性に寄与する。TFCCは手関節の荷重伝達の20%程度を担い、手関節の複雑な動きを可能にする一方で、この箇所が外傷や加齢によって痛めると、手関節小指側の痛みや手のひらを甲側に返したり、手のひらを上向きにしたり、する動作の時にぐらついたりする。
 T

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少年野球傷害シリーズ Sever病

疫学

 Sever病は、1912年にJames Warren Severにより報告された踵骨の骨端症である。本疾患は8~15歳までのスポーツを行う男子に多く発症する。小児1000人あたり3.7人に発生していると報告している。踵骨骨端核にはアキレス腱や足底腱膜が付着しており、骨端核への持続的牽引力や踵への繰り返される衝撃、圧力といった機械的な微小外力により本疾患が発生する。また、肥満と高レベルの

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フォロワー150名突破記念~股関節の診かたに対する考え方~

フォロワー150名突破記念~股関節の診かたに対する考え方~

いつもお世話になっております。
2023年11月2日時点でnoteのフォロワーが150名を突破しました。
50名突破時点での肩、100名突破時点での膝同様、
今回は股関節についてまとめました。

股関節とは? 股関節は、寬骨と大腿骨とで構成される寬骨大腿関節のことを示します。肩関節と同様に球関節で、臼蓋である寬骨臼の方が大腿骨頭より大きく、臼蓋関節とも紹介される。肩関節と大きく違うところ、全く正反

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少年野球選手傷害シリーズ リトルリーグショルダー

1.定義・概念

 リトルリーグショルダーとは、小・中学生に生じる投球側上腕骨近位端の骨端線離開を伴う上腕骨近位端戦閉鎖前の投球障害肩である。1953年にDotterが12歳のリトルリーグ投手に生じたA fracture of the proximal epiphyseal cartilage of the hummers due to baseball pitchingをLittle leagu

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少年野球選手傷害シリーズ OCD

 OCDは成長期の野球選手にみられる肘関節の外側障害であり、骨端線閉鎖前のOCDの初診時年齢は平均年齢11.6歳、症状出現時の年齢は平均11.2歳であった。頻度は1.7~1.9%の発症率と報告されている。
 リハビリを担当する上で、最も注意しなければならないのは、筋力や可動域、感覚などの肘の機能を改善させる事もさることながら、病期によって長期の投球禁止期間を強いられる成長期の選手に対して、その期間

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少年野球選手傷害シリーズ 腰椎分離症

まず、初回となる腰椎分離症では、臨床スポーツ医学2023年5月|特集|腰椎分離症のパラダイムシフト―理論を知り、理論を超える―を基本軸に分離症を読み、わかったことについてまとめていきたいと思います。

理論を知るについては、大場先生が報告されている下表が参考になります。

ここで、少し前であれば分離症と言えばCTを撮れる病院に行ってください!とお願いしていたと思うですが、現在の知識では、理学所見で

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少年野球選手傷害シリーズ

少年野球選手傷害シリーズ

いつもお世話になっております。
令和5年8月末~令和6年2月末まで、以下のラインナップで投稿してきます。皆様、お楽しみにしてください(^_-)-☆
 オスグッド・シュラッター病のアップロード日と、
有鉤骨骨折をTFCC損傷に変更いたします。

8月31日木曜日
 腰椎分離症
9月30日土曜日⇒令和6年2月29日
 オスグッド・シュラッダー病
10月31日火曜日
 OCD
11月30日木曜日
 リト

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フォロワー100名突破記念~膝関節可動域制限に対する考え方~

フォロワー100名突破記念~膝関節可動域制限に対する考え方~

いつもお世話になっております。
2022年12月10日時点でnoteのフォロワーが100名を突破しました。
50名突破時点での肩同様、今回は膝関節についてまとめました。
私のnoteを楽しみにしておられる方から希望された方に
PDFをプレゼントしたいと思います。
欲しい方は、noteでコメントいただくか、
Twitterで@Baryan_8にDM下さい。

肩関節の腱板筋について~小円筋・肩甲下筋~

肩関節の腱板筋について~小円筋・肩甲下筋~

今回は、肩関節の腱板筋についてあまり話題に上がりづらい小円筋、肩甲下筋の解剖についてまとめてみます!

上記の腱板のイメージでは、最前方と最後方になります。
肩甲下筋と小円筋で、棘上筋と棘下筋を挟むイメージです。

赤羽根良和先生の本から添付しました。

説明を加えますと、肩甲下筋は内旋運動、棘下筋・小円筋は外旋運動に寄与するとともに、その大部分の作用ベクトルは、求心力となるため、肩関節の安定性に

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股関節の腱板筋について

股関節の腱板筋について

 腱板筋について肩関節ではよく議論に上りますが、股関節はあまり聞かないですよね!
 今回は股関節の腱板筋についてまとめてみたいと思います。

よろしければ、最後までお付き合いください🙇🙏🙏

 今後のオンラインセミナーでお話するスライドの1枚です。

①外閉鎖筋
②内閉鎖筋
③腸骨筋
④小殿筋

 の4筋が腱板筋です!

 4筋、すべて大事なのでご興味ある方は股関節OAを診る上で必要な知識

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中学野球チーム事情 軟式・硬式 ボールの違い

中学野球チーム事情 軟式・硬式 ボールの違い

今回は、野球をする中学生が所属する組織と使用するボールについてまとめます。
野球で使用するボールは大きく、軟式球と硬式球の2種類があります。

軟式には、中学校の野球部、クラブチームがある。中学生の公式戦は中学校体育連盟、全国軟式野球連盟の主催の大会があり、中学野球部はどちらも参戦できる。クラブチームは全軟連のみ。各チームによって、交流戦やローカル大会など、練習試合も組まれる。
硬式は、大きく4つ

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第2回滋賀県運動器エコー学び隊 復習用

第2回滋賀県運動器エコー学び隊 復習用

百聞は一見に如かず6月26日(日)の第2回滋賀県運動器エコー学び隊の復習をしたいと思います。

講師の谷掛洋平先生(谷掛整形外科診療所)からオススメされたのが、この2冊です。

谷掛先生いわく、この2冊を読めば今回の勉強会の内容は事足りることでしたが、本を読み込む時間を短縮できるのと谷掛先生にお出会いして人生の時間を共有できたのは、非常に有意義な勉強会になりました。

日本における変形性膝関節症(

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頚椎の機能解剖学② 血管・神経

頚椎の機能解剖学② 血管・神経

頚椎は、7個の脊椎から成り、上位頚椎と中・下位頚椎では形状が大きく異なる。
体幹と脳とをつなぐ部位であり、交通事故後やディスクワークでの慢性疲労などで頭痛、頚部痛、肩痛を訴えることが多い。
頚椎の機能解剖について、
私が重要だと考える順に私見をまとめる。
前回は、筋についてまとめたので、是非ご参照ください!

今回は、血管・神経についてまとめていきます。

総頚動脈

 頭部・脳を栄養する動脈であ

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頚椎の機能解剖学

頚椎の機能解剖学

皆さん、こんにちは!
普段、交通事故後の患者さんをよくみています。
患者さんがよく頚部痛、頚部から派生する頭痛、肩痛を訴えられます。
頚部の機能解剖について2回にまとめました。
今回は筋、次回は血管・神経についてまとめます。
お時間ありましたら、お付き合いください。

頚椎は、7個の脊椎から成り、上位頚椎と中・下位頚椎では形状が大きく異なる。

体幹と脳とをつなぐ部位であり、交通事故後やディスクワ

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肩前方のインピンジメントについて考える

肩前方のインピンジメントについて考える

インピンジメントとは「衝突」という意味であり、肩峰下インピンジメント症候群は、肩峰と腱板の衝突により生じる痛みや可動域制限を引き起こす病態の総称である。腱板に、炎症による浮腫や損傷がある場合、肩jtを挙上することにより疼痛が誘発される。1972年、Neerはこのような疾患群を肩峰下インピンジメント症候群と命名した。MRI、エコーなどの画像診断が発達した現在、腱板完全断裂・部分断裂と診断されれば、こ

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