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天地始粛(てんちはじめてさむし)
二十四節気「処暑」の次侯
粛には、鎮まるとか弱まるという意味あり
ようやく夏の気が鎮まり
秋らしい涼しさが訪れる頃
週末はムシムシとする時間もありましたが
風が気持ちいい時節となりました
秋の虫と夏の代名詞のような
セミの鳴き声が時間ごとに交差する
週末は
細胞が共鳴する
素晴らしい触れ合いがたくさんありました
遠くに行けなくても
血が騒ぎ
肌がふわっと沸き立つような
生きている感覚を
味
処暑 綿柎開(わたのはなしべひらく)
七十二候が好きなところのひとつは
詩をよむような
美しい言葉に出会うところです
綿柎開
(わたのはなしべひらく)
綿の木が萌果といわれる実をつけて
その実がこの時期にはじけて
コットンボールがあらわれる
少し涼しくなった風
秋の虫が鳴き始める音
弾ける綿の実の風景を想像し
今を味わう
心に静寂が流れます
いつもこんな安定をしていれば
問題ないのですが
まだまだ修行中なこころは
日々ざわつくこ
小暑・鷹乃学びを習う
動物は、マニュアルや学校などなくても
親や周りを見て
飛び方、獲物の捕まえ方を知る
それが生死と直結しているからだとおもう
飛べないかもしれない
とか思わないだろうし
獲物なんて絶対捕まえられないとか
捕まえられなくてもいいかな
とかで悩んだりもしないだろう
多分。
そう思うと人間はなんて
自由で傲慢なんだろう
迷うことも
諦めることも
拗ねることも
他人と比べてああだこうだ思うことも
じつ
[雨水]土脈潤い起こる
早春の暖かな雨が降り続いて
大地がうるおい
目覚めていくころだといいます
写真は今日の朝陽で
2Fの息子の部屋から見える
東側の景色です
昨日からのドカ雪で
またまた真っ白冬景色
今年一番の寒さを感じる朝でした
築50年ほどの民家を借りているため
窓からの隙間風が容赦ありません
唯一の救いは
断熱畳を主要な部屋に引いたおかげで
足元は凍りつくまでにいかないので助かります
この時期のむかしの
[大寒]水沢腹く堅し
川の水すら凍ってしまうくらい
寒い時期
幸い金沢は昼間10度近く
まとまった雪も溶けそうな勢い
この集落には
とんがり山という山があって
西日があまり当たらない
作物にはいいのだけれど
雪はなかなか溶けないという
そんなお隣さんとのはなしも
面白いなとおもう
冬のイノシシ
大根のはりはり漬け
美味しいものばかりにであう
冬の里山
[大寒]款冬華さく(ふきのとうはなさく)
一年で最も寒さが厳しいころになりました
同時に、日が次第に長くなって
春へ向かう節目でもある
寒極まりて陽となる
三寒四温
季節を眺める優しいまなざしを感じる
好きな言葉です
鳥たちも食べるものが少なくなったようで
テラスにまいたくず米を
食べに来てくれるようになりました
なんともかわいい
スズメに似てるけどちょっと大きい
「あおじ」かな
猫たちも興味津々
[小寒]雉はじめて雊く
雄が雌を求めて高鳴きをはじめるころ
昔の日本の風景には雉がよくでてきたようです
写真は1ヶ月前のもの
なんとなく懐かしくて取り出してみました
今年のお正月は例年に無く静かなものでしたが
それでも、節目を感じ取れるお正月はよいものです
1月1日を「大正月」
1月15日を「小正月」
昔の暮らしを営む女性にとっては
お正月もせわしなく働いていたのでしょう
やっと一息つける頃で
小豆粥などを食べる習