小さな心のトゲ。
少し前のことなのですが、
絵を描くことが好きな娘の心に
小さなトゲがささっていました。
そのことが分かる
1週間前くらいのことです。
「ママ、この絵上手?」
「これ上手い?」
と、ちょっとした落書きや工作を
見せてきては「上手かどうか」を
確認するようになっていました。
娘がお絵描きを好きなのを
知っていたので、
「上手だよ~」
「ママはこの絵が好きだよ~」
と、あまり深く考えずに答えていました。
そんな質問が何度か続いた
ある日のことです。
「私は絵が上手じゃないんだ」
と、娘が言ったのです。
「そんなことないよ」
と、伝えるとこんなことを
娘が言ったのです。
「”簡単な絵しか描かないね”
って言われたんだ」
学校のお友達に言われた言葉が
娘にとっては痛かったようです。
確かに娘の絵はまだまだ雑だったり
大人の描くようなイラストとは
違います。
子どもの描く絵を子どもが見て
『簡単な絵』ととらえてしまうことは
仕方のないことなのかもしれません。
なので、
そのお友達が悪いわけでも
娘の絵が下手なわけでもないと
思いました。
しかし、
娘にとってはその一言が
グサっと心に刺さってしまったようです。
ママに言うまでにタイムラグがあったのは
『どうしても嫌な気持ちになったら
ママに言おうと思っていた』という
娘の基準があったようです。
それを聞き、
『はじめは受け流そうと思っていたんだなぁ』
と、小さな成長を感じました。
7歳の頭でいっぱい考えて
ひとりで治そうと頑張ったのだと思います。
それでもなかなか小さなトゲは
抜けなかったようです。
どうしても心がチクチクするので、
ママに治してもらおうと思って
告白したのかもしれません。
心のうちを話してくれた娘に
こんなことを聞いてみました。
「あなたはどうして絵を描いているの?」
「喜んでもらいたいから」
「それはとっても素敵なことだね
ママはあなたの絵が大好きだし、
このままずっと描いてくれたら嬉しいな」
「わかった!」
この会話の中から
娘がどんなふうに理解して、
痛かった心と折り合いをつけたのか
いまいち分からないのですが、
次の日からは『上手かどうか』の
確認作業がなくなりました。
そして、後日聞いてみると
「仲良しの●●ちゃんが私の絵は上手だと
言ってくれたから大丈夫!」
と、あっけらかんとして言っていました。
娘の小さなトゲはとれたようで
母親としてはホッとしました。
小学生の女の子は
低学年でも小さなことを
気にしてしまうことが
よくわかりました。
ただ、
娘は全てを話すタイプではないので、
今回のように後になって打ち明けることが
これからも多そうです。
年齢が上がれば上がるほど、
話してくれずに抱え込むことも
増えるのではないかと不安もあります。
親子と言えど
別々の人間。
生活の中で大切なことは
見逃さないようにしたいと思いました。
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