さとしー先生

公立小学校教諭|学年主任|生徒指導主任|情報主任|フォレスタネット|学校でしかできない…

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公立小学校教諭|学年主任|生徒指導主任|情報主任|フォレスタネット|学校でしかできないことを考える!|楽しくなるように工夫しよう!|TOSS

マガジン

  • 子どもたちにとって、本当に必要な力を現場からお知らせします。

    現役公立小学校教師が2020年以降の学校教育で子どもたちが身につける本当に必要な力を述べていきます。時々、書籍の紹介や自分の力量を高める手立ても紹介します。

最近の記事

変えられるのは…

 外体育で赤vs白のボール当てゲームをしました。  ゲームの後、「〇〇さん、本当は当たってたよね。」「自分のところにボールが来ないから負けちゃった。」などの声が何人か囁くように聞こえてきました。  このままの雰囲気は子どもたちにとってよくないと思い、教室に戻ってから次のような話をしました。  「勝ち・負け」について話します。人は生きていれば必ず勝負をします。 じゃんけんなどの簡単なものから50m走やサッカー、野球のようなスポーツまでたくさんあります。勝負をすればそこには勝ち

    • 当たり前の反対語は…

       学校に来ること、係や当番の仕事をやること、人を助けること、どれも「当たり前」と思っていました。けれども、「当たり前」なことが実は、尊い価値のあることだと最近になって気付きました。  「当たり前」の反対語は、「有り難い」です。有ることが難しいので「有り難い」となります。世の中、当たり前のことは少なく、有り難いことの方が多いです。人を助けることも、頭の中では「当たり前」と思うかもしれません。しかし、それを行動に移すのは難しいです。目の前にゴミが落ちていたら、拾うのが「当たり前

      • 幼い頃から他者の考えに触れる大切さ

        2年生 国語『わにのおじいさんのたからもの』は、主人公の“おにの子”が“わにのおじいさん”から宝物の隠し場所を教えてもらい、冒険するお話です。 最後、おにの子はおじいさんから教えてもらった宝石などが入った宝物の場所は見つけられませんが、代わりに美しい夕焼けを見ることができました。 そもそも、おにの子は「宝物」=「宝石や金銀」とは知りません。知らないからこそ「宝物」=「美しい夕焼け」だと感じたのです。 本文の内容を読み込んでいく始めに、次の発問を子どもたちにしました。 「

        • 勉強がつまらなくなる時

          小学校1年生の時はどんな勉強も楽しく進んでやっていたのに、学年が上がるにつれ、勉強がつまらなくなった経験、ありませんか? もしくはお子さんのそのような様子を見ませんでしたか?  私も、高校生から急に勉強がつまらなくなりました。化学や倫理の内容が理解できず 「mol濃度? ソクラテス? 何の話だ??」となりました。勉強はほとんどせず、部活や遊びに時間を費やし、青春を謳歌してしまいました…。  教師になってからは、逆に勉強が楽しくなってきました。知らなかったことに出会えたり、

        変えられるのは…

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        • 子どもたちにとって、本当に必要な力を現場からお知らせします。
          14本

        記事

          人生で重要なものを明確にするためのたった一つの質問

          人生を楽しんでいますか? もし、「楽しんでいる!」と思うかたは、そっと閉じてください。 それ以外の方はどうか読み進めてください。 さて、楽しんでいない、もしくは楽しめないかたは、なぜ、そうなのでしょうか? 私も楽しめていないです。 教師の仕事は順調であり、子どもたちもとっても可愛いです。 しかし、どうしようもない無気力に襲われたり、やる気が出なかったりと、同じ場所を堂々巡りしているようなモヤモヤがいつもあります。 そんな今の自分を打破しようと、はじめは目標を立て

          人生で重要なものを明確にするためのたった一つの質問

          ちょうどいい量

          ちょうどいい量

          なぜ学校に行くのか

           子どもたちが学校に行く意味とは何でしょうか。コロナウイルスが心配な今、改めて考えることが大切だと思います。  そもそも、学校とはどのような場所なのでしょうか。「勉強するところ」「社会に出る前の練習」「楽しい思い出をつくる」など人それぞれ考えは違います。  私は学校を「学び深める」場所だと考えています。学びというのは国語や算数のような教科の学びだけではありません。友達同士の遊びやトラブルなども学びになります。  しかし、これらは学校に行かなくともできることです。YouTu

          なぜ学校に行くのか

          9月1日、学校に行きたくないと思っている私へ

          どうも、9月1日の夜からきた私です。 私も8月31日の夜は明日の学校のことで頭がいっぱいでした。 子どもたちをどう迎えようか、何を話そうか、みんな元気かなぁ、コロナ対策大丈夫かなぁ、ここから冬休みまで4ヶ月もあるのかぁ… なんて思ってましたよ。 でも、教室で子どもたちの笑顔を見た時には、そんなことすっかり忘れていました! そして、1日があっという間に終わり、明日を待ち望んでいる私がいました。 やっぱり学校はいいな。子どもの成長を間近に感じられるステキな仕事だと改め

          9月1日、学校に行きたくないと思っている私へ

          自分を励ますとっておきの方法

          「自分はサボり癖があるからダメだなぁ」 「決めたことが続かないなぁ」 などと自己効力感が足りない自分を責めることがありませんか? 私も、小学校教員として夏休み中は毎日教材研究するぞ!と思っておりましたが、続きませんでした…。 自己効力感が下がりに下がっています。 しかし、あることをするだけで、自己効力感が高まり、達成感や集中力を上げられます。 その方法とは… 「記録」することです。 とある実験では、被験者に家計簿サイトを使って日々の支出の記録を4ヶ月とってもら

          自分を励ますとっておきの方法

          「同調圧力」は“ここ”から生まれる!

          「同調圧力」簡単にいうと、まわりの目を気にしすぎるあまり、人に合わせてしまったり、言いたいことを言えなかったりすることです。 我々は、小学生の頃から常に同調圧力に押し潰されています。 勉強できる子・運動できる子が優秀で、ゲームが得意で勉強が苦手な子がダメという空気。 やりたいこと、やりたくないことがあるのに雰囲気に流されてしまった学校行事や学級のイベント…。 ほとんどの方が納得されるのではないでしょうか? 同調圧力は「集団」から生まれます。 「集団」は大きく分けて

          「同調圧力」は“ここ”から生まれる!

          あることをやめたら早く帰れるようになった話

          ある小学校教員の1日。 朝7時に学校につき、夕方6時に退勤する。 小学校は休憩時間が実質無いので、11時間労働です。 1日終わればぐったり。 そんな仕事の合間に、疲れた教師を癒してくれるものがあります。 お菓子です。さらに少し苦目のコーヒーといただけばホッと一息。 そして同僚との話も弾み、気付けば1時間…。 という方は多いのではないでしょうか。 私は合理的に考えるタイプなので、お菓子を食べ、同僚と談笑するのは「必要ない」と考えています。 この習慣をやめたこと

          あることをやめたら早く帰れるようになった話

          1日中ごろごろしてしまった人も“これ”だけやれば取り返せる!

          休みこそ自分磨き!ジム行ったり、勉強したり、仕事の先取りしたり…。 「さぁ頑張ろう!」と思ったけど、結局スマホを見てごろごろしてしまうことがありませんか? 私もあります。1ヶ月何度もあります。 でもしょうがないです。人間ですから。 明確な夢があっても、やるべきことが迫ってきていても、ごろごろだらだらしてしまうのが人間なのです。 しかし、そうは言っても、ごろごろしてしまった自分を許せず、悔やむことがあるでしょう。 この悔やみを帳消しにできる方法があります。それは…

          1日中ごろごろしてしまった人も“これ”だけやれば取り返せる!

          宿題のあり方が変わる!? 5年以内に起こる変化を先取りしよう!

          宿題といえばどんな内容を思い浮かべますか? 漢字ドリル○ページ、計算ドリル○ページ、漢字ノート1ページ、算数のプリント、社会のノートまとめ、音読… このような宿題を明確な意図をもって出している先生方は少ないと思います。 (私も以前はそうでした…。) とりあえず学年×10分で終わる量を出しておこうと。 ある程度教師経験を積むと、宿題の意図を考えるようになります。 私は「家庭学習の習慣をつけるため」と考え、出していました。 6年生担任をした際は、自主学習ノートや日記に

          宿題のあり方が変わる!? 5年以内に起こる変化を先取りしよう!

          To Doリストもちょっとした文章もすばやく丁寧に書けるアイテム

          To Doリストを作ったり、ちょっとしたメモを書いたりするときに付箋を使いませんか? 私は付箋が大好きで仕事でも日常生活でもよく使います。 いらなくなったらすぐに捨てられるところも魅力です。 メモ用の付箋といえば… ↑ こういうものを思い受かべる方は多いと思います。 私も使っていました。 初めは100円ショップに売っている大量に入っているものを使っていましたが、粘着力が弱いので不便していました。 そこで「Post-it(ポストイット)」にしたところ、粘着力が上がり

          To Doリストもちょっとした文章もすばやく丁寧に書けるアイテム

          たった10秒で私は物事にすぐに取り掛かれるようになりました。

          休日こそ、まとまった時間があるのでスキルアップを目指したい! と考える方は多いでしょう。 でも、ついついベッドやソファでスマホをいじってゴロゴロしてしまい、 気づいたら午前11時。お昼を食べた後はうとうとしてお昼寝…。 起きた時は夕方で時間を無駄にした自分を責めてしまう… という方は私以外にもきっといらっしゃると思います…。 このままじゃダメだと思い、前日にやることリストを作ったり、ルーティン化を試みたりしましたが、結局、上手くいきませんでした。 もう、何かに取り組

          たった10秒で私は物事にすぐに取り掛かれるようになりました。

          この絵のどこが変でしょう?

          一人の大人と、一人の小学生と、一人の幼児が野球観戦をしています。 左の写真は全員にそれぞれ踏み台があります。 大人には必要なく、 小学生はちょうどよく、 幼児には足りないです。 でも、全員一律に同じ踏み台があります。 これを「平等」と言います。 右の写真は身長に応じて踏み台の数が違います。 しかし、全員が野球を観戦できます。 これを「公平」といいます。 学校現場は、「平等」の世界です。 できる子にも、できない子にも、同じ課題があり、同じような姿を求められる。

          この絵のどこが変でしょう?