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その人は本当にあなたの「ドリームキラー」ですか?

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「ドリームキラーを設定する」について解説します。

ドリームキラーとは

ドリームキラーとはコーチングにおいて「あなたのゴール達成を阻害する人」と定義しています。

例えば、あなたが何か目的を持って今の仕事を辞めて起業したいと考えたとします。
しかし、奥さんやご両親は大反対です。

「起業して成功する確率はとても低い」
「家をローンで買っているのに、収入が安定しないのは不安だ」
「あなたは社長タイプではないから難しいのではないか」

他にも上司や友達などもあなたが起業することに対して反対意見を言ってくるかもしれません。そう言った人たちの言葉を聞いているうちに

「確かに今の仕事は安定しているし、別に嫌いなわけでない」
「収入が安定しなければローンも返済できなくなるし家族を不安にさせるのも良くない」
「自分はどちらかと言えばリーダーというよりサポーターの方が向いている」
「確かにみんなの意見を聞くと起業はリスクが高すぎるな。今は仕事を頑張ってもう少し頃合いを見てまた考えよう」

という発想になり、結局起業する事をやめてしまいます(または先延ばしにします)

この時にあなたのゴールを阻害する人たちのことをドリームキラーと呼びます。

その人は本当にドリームキラー?

ドリームキラーはあなたの夢やゴールの達成を阻害する人たちのことなのですが、たまに自分を嫌な気持ちにさせる人を全部ドリームキラーだと勘違いしている方がいます。

以前私がコーチングした女性が、突然「最近ドリームキラーに出会ってしまい、本当に毎日憂鬱なんです」と話してきました。

聞いてみると、現在車の教習所に通っていて、免許の取得を目指しているそうなのですが、そこにとても厳しいことで有名な教官がいるそうなのです。

できるだけその人が担当にならないようにしているものの、自由に教官を選べるわけではないので、その人が担当になることがちょくちょくあるというのです。

その教官は横柄な態度で明らかに受講生を下に見ている態度をとり、またミスをすると「なんでこんな簡単なことができないんだ。年寄りだって車の運転くらいしてるんだぞ。本当にどういう運動神経してるんだ」と暴言を吐くというのです。
(ちなみにこの暴言はクライアントさんが受けた印象なので、実際に教官が言った言葉なのかどうかは分かりません)

そのクライアントさんはこの教官に当たった時は暗い気持ちになり、練習にも身が入らず、嫌で嫌でたまらないとのことでした。

そしてこの教官のことを「私が免許取得することを邪魔するドリームキラーなんです」と話したのです。

しかし私はその教官の話を聞いて「教官は本当にドリームキラーですか?」と問い返しました。

確かに厳しそうだし、暴言も吐いているようなのでクライアントさんと相性が合わないのは間違いなさそうです。

しかし、教官は少なくともクライアントさんが免許を取得することを直接的に阻害しているわけではありません。
むしろクライアントさんが免許を取得することを「助けてくれている」立場の人です。

つまりこの教官は「ドリームキラー」ではなく「ドリームサポーター(ゴール達成を手助けしてくれる人)」なのです。
(もちろん良いドリームサポーターとは言い難いと思いますが)

ゴールを正しく設定する

これはドリームキラーではない人をドリームキラーであると勘違いしてしまったわかりやすい事例です。

しかし、世の中にはドリームキラーではない人とドリームキラーであると勘違いしてしまうことは多々あります。

例えば家族のゴールを考えたときに、自分のお母さんがお爺ちゃんやお婆ちゃんの介護をしていてとても大変そうにしているとします。お爺ちゃんもお母さんに甘えていて、自分でできそうなこともなんでもお母さんに依頼していて、お母さんもかなり疲れている様子でした。

そこでこの人は家族のゴールを「お母さんが介護疲れなどなく幸せな人生を送れるようにしたい」と設定したとします。

すると、お母さんに甘えて介護をさせているお爺ちゃんはお母さんを困らせている「ドリームキラー」のように見えてきます。

ゴールを設定した人はお爺ちゃんに対して「なんでもかんでもお母さんを頼るのではなく、自分でできることは自分でやってよ」と言って、お爺ちゃんと喧嘩になりました。

彼にとってはお爺ちゃんはお母さんを不幸せにしている張本人ですからドリームキラーに見えるでしょう。

しかし家族のゴール設定の中に「お母さん」という要素が入っており、さらに「お母さんの幸せ」という言葉が入っているということは少なくともお母さんが何が幸せなのかを定義しなければいけません。

もしかしたらお母さんはお爺ちゃんの介護は大変だと思っているかもしれませんが、家族を介護することは自分の役割であり、責任を持って取り組んでいるかもしれません。

その場合、お爺ちゃんはお母さんにとってのドリームキラーではないことになります。

しかし、息子からはお爺ちゃんがドリームキラーに見えてしまっていたのです。
これはゴール設定する時に、すべての言葉をしっかり定義しなければいけなかったのに、それを定義し損なったことで、間違った人をドリームキラーだと勘違いをしてしまったのです。

まとめ

このようにドリームキラーは「ゴールの達成を阻害する人」という定義をしっかり理解する必要があります。

それを間違ってしまうと、本来ドリームキラーではない人までドリームキラーだと認識してしまうことがあります。

特に自分が単に嫌いな人をドリームキラーに設定してしまいやすいので注意が必要です。

ポイントは「ゴール設定の定義をしっかり定める」ことです。
ここがズレてしまうと、ドリームキラーが誰なのかが分からなくなってしまいますので、ぜひ皆さんは「ゴールの定義をしっかり考える」ことから始めていただければと思います。


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