「自分らしく働く」ための必要条件
あなたは自分らしく働きたいと思いますか?
転職の相談を受けるときに、「自分らしく働ける仕事に就きたいんです」と言われることがあります。
ただ、この時の「自分らしく」という言葉はかなり曖昧で、
・やりたい仕事に就きたい
・無理しない働き方をしたい
・ストレスが少ない状態で働きたい
・自分の強みを活かして働きたい
・自分の性格に合った仕事に就きたい
と言った意味を含んでいます。
おそらく言っている本人もあまり深くは考えていないけど、仕事で過剰なストレスを感じたくないという思いが根底にある気がします。
ただ、私も出来るなら自分に合った仕事をしたいと思っていますので、「自分らしく働く」ことが出来たら良いなと思います。
そこで「自分らしく働く」とはどういう事かを考えてみます。
まず「自分らしく働く」の言葉の定義をしないと考えることが出来ないので、定義を考えてみましょう。
自分らしくの「~らしい」は「~としての特質を良く備えている」「いかにも~のようだ」という意味です。
つまり「自分らしく働く」は「自分の特質を活かしながら働くことが出来ている」と解釈することが出来ます。
さらにこの特質を実際に働くことを前提で考えるとさらに分けて考えられます。私はこの特質を以下のように分けて考えてみました。
①自分の特質(強み、性格、経験)を活かすことが出来ている
②自分にニーズ(希望、目的、条件)を満たしている
つまり、「自分らしく働く」は
自分らしく働く
=自分の特質(強み、性格、経験)×自分にニーズ(希望、目的、条件)
この掛け合わせで測れるのではないかと思います。
①自分の特質とは
自分の強みを活かせているか、自分の性格は活かせているか、自分の経験が役立っているか
②自分のニーズとは
希望:興味のある仕事をしたい、人の役に立つ仕事をしたい、など
条件:働く場所や働く日数・時間を調節したい、納得感がある給与をもらいたい、など
目標:〇年後までにリーダーになりたい、〇年後に人を教える仕事をしたい
と言った内容になります。
これを自分の中で整理して考えることが出来れば、転職した時にどの程度それを叶えることが出来たかを確認することが出来ます。
こういった漠然とした言葉はそのままでは扱いにくいものです。
一度自分の中で概念を整理して考えることで、具体的な行動に移すことが出来ます。
ぜひ皆さんも本当の「自分らしさ」とは何かを考えてみてください。
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