ゴール設定で最も勘違いしやすいこと
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「ゴールとその手段」について解説します。
手段と目的
皆さんも普段生活している中で、いつの間にか手段と目的がごちゃごちゃになってしまい、何がしたかったかわからなくなったという経験はないでしょうか?
例えば、
他にも本来は全く違う目的で始めたことが、いつの間にかその手段であることに意識が集中してしまって、本来の目的を忘れてしまうことは、人間誰しもあるのではないかと思います。
手段をゴールにしてはいけない
実はコーチングでゴール設定をしているときに、この手段をゴールにしてしまうパターンが意外と多いのです。
自分がやりたいことのためには今の会社を辞めなければいけないので「会社を辞めて〇〇会社に転職します」「今年中に起業をします」ということをゴールとしてあげる方がいますが、これはゴール設定としては不十分な内容をとなります。
本来のゴールとは「自分が行動した結果、成し遂げたこと、成し遂げた世界観、成し遂げた時の自分の状態」をゴールにしなければなりません。
例えば家族のゴールであれば「家族皆が自分のゴールを設定し、そのゴールを成し遂げて自分の人生に十分満足をしている」といった最終的な状態像をゴールとして設定します。
その過程にはあなた自身が「家族のゴール設定を行い、実現できるようにサポートする」「途中で挫折しそうなときに側にいて応援してあげる」のような行動があると思いますが、これはあくまで「ゴールを達成するための手段」であり、この行動自体が「ゴール」になることはありません。
肩書きはゴールにならない
同じ理由で「肩書き」もゴールにはなりません。
「社長になる」「弁護士になる」「プロ野球選手になる」といった肩書はゴールを達成するためになる必要があるかもしれませんが、その肩書きを得ること自体がゴールにはなりません。
社長になって何を成し遂げたいのか?
弁護士になって何を成し遂げたいのか?
プロ野球選手になって何を成し遂げたいのか?
その肩書きを手にしたことで実現できることが本当のゴールになります。
つまりゴールとは「最終的な結果」であり、そのプロセスである「手段」や「肩書き」は本当のゴールではないのです。
ここが分かっていないと、ゴール設定したときに間違った内容をゴールにしてしまい、本当に成し遂げたいことを達成することが出来なくなります。
ぜひ皆さんも手段に惑わされることなく、本当に成し遂げたいゴールを考えてみてください。
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