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仕事で「センスがある人」と言われる方法

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「直感の鍛え方」について解説します。

仕事においてセンスの良い人

皆さんが仕事をしていて「この人はセンスがあるなあ」と感じる人はいないでしょうか?

私が今まで一緒に働いた中で一番センスがあるなと思ったのは、以前営業をしているときに一緒に働いていた女性でした。

この女性は入社して間もなく、営業成績で飛びぬけた成果を上げ始めました。私もほぼ同時期にこの会社で営業を開始したのですが、実績は私の倍以上を上げ、あっという間に並み居る先輩たちを追い越し部署でトップを争うようになってしまいました。

私はどうして彼女だけがこんなに営業成績を上げられるのか気になり、そのコツを聞きたいと思い、営業活動でどんなことを意識しているのかを聞きました。

すると彼女からは「分からない」「ただ、欲しいか欲しくないかを聞いているだけ」という返答が返ってきました。

私は驚き「いや、準備段階で何か特別な資料を用意しているとか、営業中にお客様に刺さるキラートークがあるとか、お客様から重要なポイントを聞き出すための効果的な質問をしているとか、そういったことないの?」と聞いてみたのですが、彼女からは「そんなの無い」との答えが返ってきました。

私は茫然としてしまいました。
彼女は論理的に積み上げて物事を考えるタイプではなかったのです。

ただ、直感的に「このお客様は今すぐ買ってくれる顧客だ」「このお客様は保留顧客だ」「このお客様は買ってくれない顧客だ」ということを見極め、今すぐ顧客と保留顧客にだけ集中的にアプローチしていたのです。

私は彼女の直感の鋭さに驚き、彼女のやり方は真似できないと思いました。

知識を積み重ねる

自分は直感で物事を進めるタイプではなく、論理で物事を考えるタイプだと思っていたので、私は営業の本を読み漁るようになりました。

そして実際に読んで活かせそうな内容をすぐに試してみて、実際に効果があるのか、無いのかを確かめるようにしました。

またお客様の要望にはどんなものがあるのかをまとめ、それに対してどういうカウンタートークをすればお客様の気持ちが動くのかを確かめました。

すると、だんだんとお客様の要望にはパターンがあることが分かってきたのです。

おそらくこれは皆さんの仕事でも同じことが言えるはずです。
どんな商品、サービスであってもそれを必要としている顧客の要望や悩み、不満にはある程度のパターンがあります。

もちろんパターンに当てはまらないものもありますが、おそらくそれは全体の1割~2割未満ではないでしょうか。

8割ぐらいはパターンがあることが分かってきます。
これを理詰めで理解しておくことで、私は営業成績を伸ばすことができるようになってきたのです。

パターンが先読みできるようになる

そして顧客の課題のパターン分けを行っているうちに私はあることに気が付くようになりました。

それは営業に行く前にその企業の情報を調べている段階で「あれ、もしかしたらこの企業さんはこういうことに悩んでるのではないかな?」と予測が立てられるようになってきたのです。

それは明確にこういう情報があるからきっとそうだろうと思うこともあれば、何か明確な理由があるわけではないけど何となくそんな気がするという直感めいたものもありました。

そしてだんだんとその直感は当たるようになり、お客様と話し始めた瞬間に「やっぱりそうですよね」と感じることが増えていったのです。

私はこの時にもしかしたら、先に上げた女性の営業も本能的にこんなような直感があったのかなと思いました。

直感の磨き方

このように直感(センス)のようなものは、その仕事を長く行っていると段々と見えてきます。

ところがそれを経験だけからしか学べないとなると、とても時間がかかり結果を出すまでに長い年月が必要になります。

しかし、実際には直感(センス)は磨き方があります。
それが知識を身に着けることなのです。

人には「学習→推論→問題解決方法の発見」という認知プロセスがあります。

この「推論」というところが実際には直感やセンスにあたる部分なのです。

なかにはこの推論を立てるところが感覚的に得意な人がいますが、多くの人は学習を通して知識を身に着ける中で推論する能力を高めていきます。

しかし、この学習のプロセスをないがしろにしてしまうと、推論を立てる能力が磨かれないのです。

これは私の好きな「キングダム」という漫画の中にも似たような描写がありました。知略型の王翦(おうせん)が本能型の武将が持っている戦の中での「起こり」を学習した瞬間です(キングダムを読んでいない人は分からないと思います。ごめんなさいww)

キングダム606話より引用

まとめ

多くの場合「直感」とは「推論する能力」のことを指します

推論する能力は経験から学ぶか、知識習得から学ぶことができます。しかし経験からしか学べないとなると長い年月が必要になります。

これから仕事や趣味などを身に着けていきたい人にとっては知識習得を優先することが最も早く推論する力を身につけられるはずです。

ぜひ皆さんも自分が直感(センス)を磨きたい分野の知識習得を目指してみてください。


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