見出し画像

東京大学総長の祝辞

東京大学の藤井輝夫総長が今年の大学院の入学式で述べた祝辞を読みました。

その主たる内容は「世界をより良くするためには不公正や差別の理不尽に向き合うために多様性を本気で考えよう」ということでした。

世の中は多数派の意見が正しく、少数派はたとえ正しいことを言っていたとても無視されてきました。

しかもしれは人数だけに寄らないのです。
実は女性もこれまでの世の中では無視されてきた存在だったのです。

担当者に男女差別等の悪意がなかったとしても、「気づかなかった」ことによって、少数派とされた決して少なくない人たちに不利益をもたらし、不具合を押しつけてしまうことがあるということです。たとえば、スマホのサイズです。画面の大きなものがどんどん開発されています。見やすくて男性の手にはちょうどよいかもしれませんが、女性には大きすぎて不都合なことがあるとも聞いています。また被験者が男性に偏ったデータをもとに開発された医薬品、平均的な男性をモデルにしたダミー人形だけを使っての車のシートベルト開発、さらには災害時の復興住宅にキッチンのない住宅を建ててしまったという事例までがあるとなると、苦笑では済まされなくなります。人は、そこに存在していない人びとの便宜や不都合には気づきにくく、不公正や違和感に思いがいたりにくいのです。
本文より

ではどうしたらこの差別は解消されるのでしょうか?

それには「対話」が重要なのです。
「何だそんなことか」と思われるかもしれませんが、既に特権を持っている人が、その特権からくる無意識のバイアスを取り除いて、相手の話しを聞くことは実はそんなに簡単なことではないのです。

特権については以前書いたこちらの記事も参考にしてください。

いずれにしても、これから私たちは本当に差別や特権について向き合わなければいけない時代になっていると感じます。

本当の多様性社会を創り出せるように、私もこれからも発信を行っていきたいと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。もし今回の記事が参考になったと思っていただけましたら「スキ」「フォロー」いただけるととても励みになります!!

#毎日note #毎日更新 #note #人生 #日常 #毎日投稿 #コーチング #ビジネス #自己紹介 #生き方 #note毎日更新 #仕事 #働く #やりがい #幸せ #お金 #私の仕事 #子育て #教育 #マネジメント

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?