「人生は短いからやりたいことを絞ったほうが良い」はウソ!!
私たちの人生は有限です。
どんな人も必ず限りがあります。
そして多くの人が「人生は短い」と考えています。
だから「あれもこれもとやりたいことを考えないで、やりたいことを絞ったほうが達成できる可能性が高まる」と考えている人がいます。
しかしこれは、間違っています。
おそらく私たちは小さい時から
「一つのことに集中しなさい」
「あれもこれも欲しがってはダメ」
「まずこれが終わったら次のことをしなさい」
と教えられてきたので、やりたいことをたくさん持つことは悪いこと、間違っていると思い込んでいる可能性があります。
しかし、この考え方は単なる思い込みです。
(言ってしまえば呪いの言葉であり、親や教師からの間違った洗脳です)
この考え方が間違っている理由は大きく2つです。
①人には心理的盲点があるから全部が見えているわけではない
②やりたいことは時間がかかるという考えが勘違いである
①の心理的盲点とは心理学用語で「スコトーマ」と言います。
つまり私たちには見えているのに見えていないモノが存在しているという事です。
そのため私たちが今持っている情報の中で、本当にやりたいことを見つけることは非常に困難だという事です。
ではどうしたらいいかというと、色んな事にチャレンジしてみて、意識的にスコトーマを外すことをしないと、本当にやりたいことは見えてこないというわけです。
つまり、何か一つの事だけやっていても、その範囲の中に、私たちが本当にやりたいことが入っていなければ、一生自分のやりたいことは見つからないという事です。
そして②のやりたいことを成し遂げるためには時間がかかるという思い込みがあるため、短い人生の中であれもこれもと手を出したら、何も成し遂げられないという考えがあります。
しかし、皆さん周りをよく見てください。
②のように考えていて、あまり新しいことにチャレンジしない人と、色んな事に次から次へとチャレンジしている人のどちらの方が、人生で成し遂げたことが多いでしょうか?
一部のプロスポーツ選手のように、一つのことを極めた人たちももちろんいますが、それは逆に極わずかではないでしょうか?
それよりも実際には、色んな事にチャレンジしている人の方が、結果的には色んな自分の夢を実現しているはずです。
それもそのはず。自分がやりたいこと、ゴールを設定すれば、それを達成する方法は勝手に見えてきます。
しかしゴールを設定しなければそれを達成する方法は絶対に見えてきません。
つまり、何かを成し遂げるためには、長い時間をかけなければいけないと考えている人は、新しいことにチャレンジをしないから、その達成方法が見えてきません。
一方で色んなことにチャレンジしている人は、その都度達成方法を無意識に考えているので、その方法があるとき突然思いつき、達成できる可能性が高まるというわけです。
以上の事から「やりたいことを出来るだけ絞ったほうが良い」という考え方は間違っているのです。
ただ例外は、あなたが人生でどうしても達成したいものが見つかっている場合は、それを達成するために自分のリソース(つまり時間)を集中投下したほうがより高みに登ることができるでしょう。
しかし、それはかなりラッキーな人だと私は思います。
多くの人は、それほど強く自分が達成したいことが見つかっていないことの方が多いと思います。
だからこそ、自分が本当にやりたいことを見つけるためにも、色んな事にチャレンジする道を選んだほうが得策なのです。
ぜひ自分の能力やキャパシティに蓋をすることなく、自分がやりたいと思うことを自由に発想し、行動に移してみてください。
きっと、その中から本当にやりたいことが見つかると思います。
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