「アンガーマネジメント」と「見聞色の覇気」
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「アンガーマネジメント」について解説します。
怒りはどこから来るのか?
皆さんも普段生活している中でイライラすることってあると思います。
・仕事が思い通りに進まない
・部下がミスをした
・子供が言うことを聞いてくれない
・通勤電車が遅れた
など、様々なことが日々起こり、そのたびに人はイライラしてしまいます。
ではそもそも人がイライラするのはなぜでしょうか?
それは「自分の予想と反することが起こるから」です。
皆さんが仕事でイライラしたり、部下や上司の行動に腹を立てるのは、自分が思っていることとは違うことが起こるからではないでしょうか。
もし皆さんが想像していた通りのことが起こったとしたら、それは予測がついていたことなので、その出来事にイライラすることは無いでしょう。
さらに言えば、予測がついていたのであれば対処することも出来たはずです。(その対処を怠って、自分に不利益が被ったのであれば、それは自分の対応不足と諦めがつきます)
見聞色の覇気
この予測がつくという状態は、人気漫画の「ワンピース」では「見聞色の覇気」という能力で登場します。
「見聞色の覇気」
①相手の気配や感情の動きを先読みすることができる
②生物の発する心の声を聞くことができる
特にこの①の能力が作中ではよく使われています。
「見聞色の覇気」の使い手は、相手の気配などから次にどんなことをしてくるのかを察知して対応することが可能です。
そして作中で最高の「見聞色の覇気」の使い手として登場するのが「カタクリ」というキャラクターです。
彼は「見聞色の覇気」を鍛えすぎて、少し先の未来が見えるようになったという超人です。
カタクリは一瞬先の未来を見ることが出来るため、常に冷静沈着で慌てることが無く、対応することが出来る人物で、主人公のルフィも大苦戦を強いられました。
怒りの感情をコントロールする
ところがそんなカタクリも見聞色の覇気を使えなくなる瞬間がありました。
それが「怒り」がこみ上げた時です。
最強とも思える能力を持ちながら怒りの感情が沸いてしまうと、「見聞色の覇気」は発動しないのです。
実は私たちにも同じことが起こります。
私たちがイライラしたり怒るのは、自分の想像とは違うことが起るからです。
イライラや怒りの感情を起こさないためには、私たちも常に先に起こる出来事を想像しながら生活する必要があるのです。
しかし、イライラや怒りの感情が沸き起こると、冷静さを失うため状況を判断する能力が低下してしまいます。
つまり、私たちがイライラしたり、怒りの感情をコントロールするためには2つの条件が必要になります。
①常に冷静さを失わないこと
②状況を分析し先読みして、起こりうることを想像すること
この2つを意識することで、皆さんも自分の怒りの感情をコントロールすることが出来るようになるはずです。
まとめ
いつもイライラしている人は、冷静さを欠いている状態と言えます。
しかし、まずは一度冷静になって、状況をよく見て、今のまま行くとどんなことが起こるかを「予測する癖」をつけましょう。
もちろん、一朝一夕に状況を分析する力も、先を想像する力も身につくことはありません。
「ワンピース」でも「覇気」を身に着けるには血のにじむような努力が必要であり、自ら鍛えて初めて身に着けることが出来ます。
実際の世の中でもこの先読みをする能力が長けている人はたくさんいます。また私たちも全く先の未来が読めないといことは無いはずです。
普段生活するなかでも、常に先を見て活動しているはずです。
しかし、「起こりうる可能性を想像する力」や「読みの精度」が人によって差があるのです。
ぜひ皆さんも自分流の「見聞色の覇気」を使って、自分の怒りの感情をコントロールしてみてください。
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