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「自分が何をしたいか?」を考えても幸せにはなれない理由

よく自分の人生に迷っている人に対して「あなたは何をしたいの?」とアドバイスしている人がいますが、これは半分あっていますが、これだけでは自分の人生が向上するための答えを出すには足りていません。

本当にかけてあげたほうが良い言葉は

「あなたは『誰に』何をしたいの?」

です。

この「誰に」を入れてあげることで、初めて自分の人生が好転する可能性が高まります。

なぜなら、この世の中は「Give」と「Take」で成り立っているからです。

例えば「何をしたいか」という質問だけだと「旅行に行きたい」「彼女とデートしたい」「美味しいものを食べたい」「海外に住みたい」という自分主体のやりたいことが沢山出てきます。

そして次の質問は「ではそれをするためには、どうしたらいいと思う?」という行動の話しになり、これを達成するための行動が沢山並ぶことになります。

そして多くの場合、最終的にはお金を稼がないといけないので「いま目の前の仕事を一生懸命する」という結論に至ります。

一見良さそうに見えるこの流れのどこに問題があるのでしょうか?

それは仕事をする目的が「自己中心的になりやすい」という点です。

・自分が海外旅行に行くために、今仕事を頑張る
・自分が美味しいものを食べるために、今仕事を頑張る
・自分が彼女とデートしたいから、今仕事を頑張る

結局は全部自分のためになりがちなのです。
つまり、仕事は自分の目的を叶えるための手段になってしまうのです。

しかし、考えていただきたいのですが、海外旅行に行く時間よりも、自分が美味しいものを食べる時間よりも、彼女とデートする時間よりも、仕事をしている時間のほうが圧倒的に長いはずです。

自分の時間の大部分を使っている仕事に「やりがい」を見出すことが出来ないと、人は「自分は何してるんだろう」となり、結局「自分は本当は何したいんだろう?」と最初の状態に戻ってしまいます。

この根本原因は、先に挙げた自分がやりたいことが、仕事をした結果として手に入ったお金や時間でやりたいことになっているからなのです。

ではどうすれば良いのか?

その答えが「あなたは『誰に』何をしたいのか?」という、「誰に対して」という問いを入れてあげることなのです。

こうすることによって、あなたは「自分は誰に対して、何をしたいんだろう?」と考えるようになります。

最初は「困っている人を助けてあげたい」という抽象的な言葉しか見つからないかもしれません。

しかし、これを考え続ければ「どんなことに困っている人だろう」「なんで困っているんだろう」と対象とする人の具体的な状況を考えられるようになります。

そしてその対象者の困りごとがより具体的になってくれば「それはどうやったら解決できるのだろう?」と具体的な行動が見えてきます。

すると、自分がどんな仕事をしなければいけないのかが見えてきます。
それは今の仕事の中で出来ることかもしれないし、今の仕事では叶えられないことかもしれません。

その時に初めて自分が何を仕事にすればいいかが見えてくるのです。

ただ、ここで勘違いしていただきたくないのが「ひたすら他人のために尽くせ」と言いたいわけではないという事です。

冒頭で「何をしたいのか?」という質問では半分しかあっていないとお伝えしました。

それはつまりこの質問だけでは「自分が幸せに感じること」しか見つからないという意味です。
ここに「誰に」を入れることで「他人の幸せ」も入ってきます。

つまり「あなたは何をしたいの?」「あなたは『誰に』何をしたいの?」という2つの質問をすることで、自分と他者の両方の幸せを考えることが出来るようになるのです。

大事な点はどちらか一つを選ぶ「ORの思考」ではなく、両方を満たす「ANDの思考」で考えることが重要なのです。

この両方を満たすことが出来るやりたいことが見つかったときに、本当に自分がやりがいがあり、幸せを感じることが出来る仕事が見つかります。

ぜひ「あなたは何をしたいの?」「あなたは『誰に』何をしたいの?」の両方を満たす「ANDの思考」であなたがやりたいことを考えてみてください。


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