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自分の体験を相手に伝えれば、説得力は数倍になる

前回の記事では「頭の中が整理されている人の話し方」について「部分と全体」を整理して伝える方法をお話ししました。

今回は「出来事と考え」を分けて伝える方法について説明します。

まず大前提として「出来事」と「考え」は別物になります。

「出来事」とは実際に起こったこと、経験したことになります。
「考え」とは自分の意見や感想、思ったことになります。

しかしこの2つを区別できずに話している人が結構多いのです。

実は「考え」だけ話している人というのは、その根拠が曖昧になりやすいという傾向があります。

例えば面接官と候補者の会話でよくあるのが

「私は御社の〇〇というところに興味を惹かれ応募しました」
「なるほど、なぜそこに興味を惹かれたのですか?」
「これからの時代は△△が重要になってくるので、それを先んじて手掛けている御社に興味を惹かれました」
「どうして△△が重要だと思うようになったのですか?」
「それはテクノロジーが進化すると□□が必要となるので・・・」

と言った会話が永遠と続くことがあります。

どうしてこうなってしまうかというと「考え」しか話していないからなのです。

面接官は候補者が「考えている」ことの「根拠」を聞いているのですが、候補者はひたすら自分の「考え」だけを話しているので、いつまでたっても理由が分からないのです。

こういう場合は、例えば自分の過去の体験や経験した「出来事」を話すことで、相手に根拠を伝えることができます

先ほどの面接の例でいえば

「私は御社の〇〇というところに興味を惹かれ応募しました。その理由としましては、私は前職で☆☆の開発を行っていたのですが、その時に技術的な面で限界を感じていました。そのため、〇〇を先んじて取り組まれている御社に興味を持ちました」

というように話せば「考え」と「出来事」をセットで話してくれているので、非常に説得力のある話し方になります。

例えその「出来事」が少し的外れであったとしても、その人にとっては自分の考えの根拠となる出来事だったので、それはその人の意見としては間違っていない内容になります。

それをどう判断するかは、聞いている側が考えれば良いことなのです。

これは、人が何か主張するときに必要な要素になるのです。

つまりあなたが何か自分の考えを人に伝えるときには、必ずその根拠を示さなければならず、その時に「考え」だけをつらつらと並べててしまうと、相手に根拠を示していないことになり、説得力が足りなくなってしまうのです。

「出来事」は自分が直接体験したことだけに限りません。

自分が見たことや勉強したこと、聞いたことも「出来事」ですから、その人の「考え」を裏付ける根拠になります。

ただし、自分の実体験に紐づいた「出来事」の方が説得力が増すことは言うまでもありません。

どんなに大学で勉強してきた人でも、実際にそれを経験した人の言葉の方が重みがあります。

勉強してきた人は「部分と全体」でいえば「全体」の議論には長けていますが各論である「部分」を体験していないことが弱みとも言えます。

自分が何か相手に伝えようと思う時には、

「部分と全体」と「出来事と考え」を組み合わせて話しをすることで、説得力が格段に上がります。

ぜひ自分の頭の中を整理して、相手に自分の思いを伝えるようにしてみてください。


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