本当に必要な「行動」は「猪突猛進」ではない

2023年7月25日 19:19

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「成功するために必要な行動」について考えてみます。

成功したければ行動が絶対に必要

まず大前提としてあなたが自分のゴールや目標を達成したいのであれば「行動」は絶対に必要です。

どんなに素晴らしい計画を持っていたとしても、それを実行に移さなければ決して達成することはないでしょう。

その意味で「行動力」があるということはとても素晴らし資質を持っていることになります。

ところが皆さんの周りにこんな人はいないでしょうか？

・言われたことはすぐに行動に移すけど早とちりして失敗する
・仕事は早いのだけど、雑で結局やり直す必要がある
・人の話を最後まで聞かずに、自分のやり方で仕事をしてしまう

こういうタイプの人が皆さんの職場にも一人や二人いるのではないでしょう？

このような「猪突猛進タイプ」の人は若いうちはとにかく頑張るので可愛げがあって、周囲の人たちも大目に見てあげているのですが、しかしいつまで経ってもこの調子だとだんだんと「ちゃんと人の話を聞きなさい」と怒られてしまいます。

つまり「行動」はとても大事なものではあるのですが、なんでもいいから「行動」していればいいというわけではないのです。

行動はあることを決めてから行う必要があります。

それは「最終的に手に入れたいものは何か？」ということです。
これを「最終成果物」といいます。

つまり私たちはまず最初に自分が行動を行った結果「どんな成果を出したいと思っているのか？」ということを決めなければいけないのです。

ところが「猪突猛進タイプ」の人はこの「最終成果物」を意識せずに「行動」することだけに意識が向いています。

そのため目の前にやることが見つかると、すぐにそれに飛びつき「行動」を始めてしまうのです。

当然その行動の結果が成果につながることもあります。
しかし多くの場合はそれが検討ハズレのため、周りから見ると「いやそれをやってほしいわけではない」ということになり、期待と違うことをやっているのです。

ここで念のため触れておくと「最終成果物」は「ゴール」とは異なっている可能性が高いです。

というより本来「ゴール」というものはとても大きく抽象的な概念であるためその最終的な姿をイメージすることができません。
（それぐらい大きなものを設定する必要があるのです）

ここでいう「最終成果物」というのはゴールに向かうために必要な「中間的な成果物」であり「時間的制約があるモノ」ということになります。

例えば「世界から差別をなくす」というゴール設定をしている人がいたとして、その具体的な姿を思い描くことはとても難しいと思います。ぼんやりとこんなイメージかなというものはあっても、具体的に何をすればいいかもわからないと思います。
（ゴールとはそのくらい大きく抽象度が高いものでいいのですが）

しかし、それだと行動が見えてこないため、まずは自分の身の回りの人に対してその活動の周知を行うことを考えたとします。

すると、具体的な「最終成果物」を設定することができます。
○月○日に関係者を集めて「学校でのいじめについて考えるシンポジウムを開く」という具合です。

これであれば、自分が実際に何をしなければいけないのかを具体的に考えることができます。

このように「最終成果物」を設定することで自分がしなければいけない具体的な「行動」を考えることができるのです。

行動力があるということはとても素晴らしいことです。
しかし「最終成果物」が決まっていないのに行動をしてもうまくいけば結果がついてくるかもしれませんが、間違った方向に進むことも考えられます。

そのため、自分の「ゴール」に照らし合わせて「期限を決めた中間の成果物」を考える必要があります。

これが決まれば、それを達成するために「本当に必要な行動」が見つかります。

ここが決まってから「行動」をすれば皆さんの行動は「ゴール」を達成するための行動になるはずです。

単なる「猪突猛進型」の行動ではなく、「ゴール」を見据えた「本当に必要な行動」を考えてみてください。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。もし今回の記事が参考になったと思っていただけましたら「スキ」「フォロー」いただけるととても励みになります！！

また一対一のコーチングをご希望される方は下記フォームから「コーチング希望」とお書きいただきお問合せください。折り返しご連絡させていただきます。

現在ご希望者の方には「無料の30分プレセッション」を行わせていただいております。コーチングを受けるうえでの不安点など、ぜひこの機会をご利用いただければと思います。

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？