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責任から逃れようとする人

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「責任から逃れたい」という考えについて考えてみます。

仕事を何でも人に任せようとする人

皆さんの周りにこんな人はいないでしょうか?

・すぐに仕事を人に任せようとする人
・何かを決めるタイミングになると、急に発言しなくなる人
・口ではデカいことを言うけど、決して自分では行動しない人

おそらく皆さんの身の回りにも思い当たる人がいると思います。
またこういった人が自分の上司だとかなり腹立たしいものです。

上司だから偉そうな立場で話してくるのですが、でも結局決断を迫ると「いや、皆が良いんならいいんじゃない」と言って、決して自分が責任者として決めたわけではなく、あくまでみんなの合意で決まったと言って、管理者としての責任から逃れようとしているのです。

こういった人が管理職にいる組織では、部下が振り回され、強いストレスを感じながら仕事をすることになります。

そのため、組織全体にとって非常に迷惑な存在なのです。

「責任」とは「結果を出す」こと

ではこういった人たちはなぜ自分で責任を持つことを嫌がるのでしょうか?

人が責任を引き受けるとは本質的には「結果を出すこと」と同義になります。

つまり「責任を引き受ける≒結果を出すこと」となります。

つまり責任から逃れようとしている人たちの本心は「結果を出すことから逃げている」ということなのです。

もう少し言うと「結果を出す自己能力に自信がない人」ということなのです。

彼らは、自分が責任を引き受けることで、結果を出すことが求められることを恐れています。

・自分では結果を残せないのではないか
・自分にはそんな能力はないのではないか
・これ以上仕事を増やしたら出来ないのではないか
・みんなの合意で決まったのであれば責任の所在も曖昧になるのではないか

こういったことを本心では考えているのです。

仕事を抱え込む人

一方で何でも自分が引き受けて、やることが多すぎてパンクしている人も本質的な意味では責任を引き受けてはいません。

一見すると自分で結果を出そうと努力しているように見えるかもしれませんが、結果を出しているなら良いのですが、最終的にパンクしてしまって結果を出すことが出来ていないのであれば、「責任」を引き受けているとは言えないのです。

しかもこういった人は根が真面目な人で、頼まれた仕事を断ることが出来ない優しい人の可能性が高いのです。

そしてこういった人は自分の身体のことよりも受け持っている仕事のことを優先してしまいます。その結果、身体を壊し、最悪の場合は休職、退職といったところまで行ってしまう人も少なくありません。

私はこういった人たちを見ると、「責任の意味を間違えてしまったんだな」と可哀そうに感じるのです。

結果を出すためにどうしたら良いかを考える

では本当の意味で「責任」を引き受けるにはどうしたら良いのでしょうか?

大きくは3つの方法があります。

【責任を引き受けるための3つの方法】
・自分の能力を高める
・人の力を借りる
・断る

まず最もシンプルな方法は「自分の能力を高める」ことです。
これは仕事の作業能力を高めたり知識を付けることを意味します。

自分の能力が高くなれば、その分結果を出すことも出来るようになるので、まずは自分の能力を高められないか考えてみましょう。

次の方法は「人の力を借りる」ことです。
一人の力で全部やろうと思うこと自体が、そもそも間違っている可能性があります。そのため、チームや組織の力を借りて結果を出すのです。

実は仕事を引き受けすぎてパンクしてしまう人の多くは、この「人の力を借りる」ことを苦手としている人が多いです。

自分がやったほうが早いと考えている人も、結局は人の力を借りることが出来ていない人になります。
本当に結果を出すためにはどうしたら良いのかを考え、普段から周りの人の力を借りる(さらに言えば周りの人の力を十二分に発揮させる)方法を考えておくことが重要です。

そして最後は「断る」ことです。
ただし、単に何でも断ってしまったら、最初に責任を引き受けない上司と同じ状態になってしまいます。

ここで言っている「断る」とは「やらなくて良いことを見つけ出して、それをやらないでおく」という意味です。

多くの仕事は「やるべきこと」と「やらなくて良いこと」が混在しています。
そして多くの場合、この混在した状態で仕事を引き受けてしまい、想定以上に多くの作業時間が発生しているので、時間がかかってしまうのです。

そこで「責任」を引き受ける前に「本当に自分が引き受けるべき責任はどこか」を見極めるのです。

そして自分が引き受けなくても良いものは、その場で断るのです。
そうすることで、本当に自分が結果を出さなければいけないことに集中することが出来ます。

これを1つ目と2つ目の方法と合わせて実行すれば、皆さんの仕事の生産性は著しく向上するでしょう。

まとめ

責任を引き受けることは誰しもが怖いものです。
しかし、本当に結果を出している人というのは、積極的に責任を引き受けている人たちです。

ただやみくもに仕事をしていては時間がいくらあっても足りません。
そこで上で挙げた【責任を引き受けるための3つの方法】を駆使して自分が本当に引き受けるべき責任に集中して引き受けているのです。

ぜひ皆さんも自分の能力や周囲の人の戦力、そして目の前の仕事を観察して、結果を出すようにしてみてください。


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