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弱みではなく、強みで勝負する生き方

私は昔から段取りよく物事を進めることが苦手でした。

例えば、中学校の中間試験や期末試験のたびに、1か月間の勉強のスケジュールを立てていました。

毎日〇時間勉強する
1週間に英単語を〇個ずつ暗記する
今週中に歴史の第〇章を全部読む

など、計画を立てることは好きだったので、おおよそこれだけやれば十分だろうという計画をたてました。

ところが「今日からやるぞー」と決めたその初日から、私は挫折してしまうのです。

英単語の暗記を始めた途端に「まずは単語リストを作ろう」と、暗記するのではなく単語帳を作り始めてしまい、結局その日は単語リストを作って終割ってしまいます。

当然作っただけで覚えていないので、翌日には昨日の分と合わせて2倍の量の単語を暗記しなければいけません。

ところが「あ、そういえばどうしても見たいテレビがあったんだ」と気が付き、テレビを見ます。

そうこうしているうちに夕飯の時間になり、食べ終わったらお風呂の時間となり、そして

「あ、見たいテレビがまた始まった・・・」

そして、

「まあ、勉強はまた明日からすればいいや」と言って寝てしまう。

となれば3日目は1日目、2日目の分と合わせて3倍の量をやらなければいけないのですが、その量に「いや、無理でしょ」となり

こうなったらもうあとはやらない理由がどんどん見つかり、結局試験前日まで、ほぼ何もしないというのが私の中学時代でした。

そしてこれは社会人になっても、同じことが繰り返されました。

いつまでに何かをしなければいけないという予定を立てても、それをきちんと段取りよくこなせたという記憶が殆どありません。

多くの仕事は直前になって一気に仕上げるというのが常でした。

最初のころはこの段取りよく仕事を進められないことを「克服」しようと、スケジュール帳を買ったり、アラーム機能を利用したりと、いろんなことを試しました。

しかし、結局この「段取りよく仕事を進める」ことは私にはできなかったのです。

そしてある日私は「段取りよく仕事を進める」ということを諦めたのです。

その代わり、私は朝が異常に強いという強みがありました。

そこで私は、段取りよく仕事を進めることを諦めた代わりに、締切り間際に朝早く起きて一気に仕事を仕上げるというスタイルに切り替えました。

皆さんもご存じのように朝は非常に頭がさえ、さらに仕事の邪魔になるようなものが殆どないので、集中して仕事するにはもってこいの時間です。

そして私は朝が強いという特性を活かし、朝3時から7時まで集中して仕事をするというスタイルに変えました。

すると、締切り効果も手伝って、異常に集中力高く仕事をすることができ、しかも期日までにきっちり仕事を終えられることが分かったのです。

この仕事のやり方は私の特性にとてもよく合いました。

人に迷惑をかけたくないという責任感もあるため、とにかく締め切りまでにそれなりのクオリティの仕事を仕上げるということが出来るようになったのです。

もちろん、不測の事態が起こる可能性もあるので、たいていは締切りの数日前に一次締め切りを設けます。

しかし単に自分の中だけでの締切りでは効果が弱いので、例えば企画書であれば、相手に一次案を見せるという約束をします。

こうすると、自分一人ではなくなるので、是が非でもその日までに何かしらの企画を考えるようになります。

こうすることで、本当の締め切り前に6~7割の完成度までは持っていけるようになります。

あとはゆっくりやっても間に合うので、気持ちにも余裕をもって行うことが出来るというわけです。

仕事の進め方も、人それぞれの特性に合ったやり方というものがあります。

無理して苦手なことを克服しようとするのではなく、自分の特性に合った仕事の進め方を探してみることで、意外なほど仕事ができるようになることがあります。

ぜひあなたも、試してみてください。


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