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写真家にのみやさをりのお仕事。
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#解離性健忘

『鎮魂景』にのみやさをり・写真集~肉体と欠落と死と生と~

『鎮魂景』にのみやさをり・写真集~肉体と欠落と死と生と~

にのみやさをりさんの 写真集『 鎮魂景』。
長らく 見る勇気がなくて しまっておいたのだった。

昨日、 橋場あや 先生の『 地上5センチ の歩行』 の中の作品たちから 、声を、 さえずりを、 嘶きを、 絶叫を、 シンフォニーを、 ノイズを、 全身で 受けた この体の切れ目から、 ようやく細い手が伸びた。

そこには非常に、 懐かしい痛みばかりが 広がっていた。

私は椅子の前で動けなくなった。

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『幽き声』にのみやさをり・写真集~性被害者のあなたとわたし~

『幽き声』にのみやさをり・写真集~性被害者のあなたとわたし~

にのみやさをりさんの写真集「幽き(かそけき)声」を見た。

正直なところ、一枚一枚を正視できず、読み終わった途端に突然 便失禁をしてしまった。

苦しいくらい、「幽か(かすか)な」、風景と肉体とが収められていた。

小さな薄い手作りの写真集である。

あとがき を読んだら、この写真集に出てくる女性たちは、皆、性被害の被害者であった。

私が最初にレイプ被害にあったのは16歳である。

それから 二

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欠損する記憶/写真家・にのみやさをり

欠損する記憶/写真家・にのみやさをり

にのみやさをりさんの手によって切り取られた「瞬間」、そのたった一枚を見るたびに、私は彼女の「絶命」を見、そこからの必死の命の「鼓動」を聴く。

彼女が被写体に与える「命」、もしくは被写体と対峙した時の「死」、そのじりじりとした灼けるほどの交換は、彼女が次々と失っていく「今このとき」と引き換えに、生々しいほど 躍動し、存在そのものを問うて迫ってくる。

彼女の写真集を見るとき、私は一番良いコンディシ

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