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✏️何度も読み返したい「スキ」であふれているマガジン✏️

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心に残ったことば・しゃしん。 何度も何度も読み返したい。
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2019年7月の記事一覧

【私の旅の定番アイテム8個】人生に必要なものはそんなに多くなかった

【私の旅の定番アイテム8個】人生に必要なものはそんなに多くなかった

一番最初に「長い旅に出る」と決めた時、私が持っていったのは69リットルのスーツケース(頑張ったら背負えるスタイルのやつ)と、30リットルのリュック、そして小さなサコッシュだった。

合計、100リットル。「100リットルってどれくらいか想像できる?」 未だによく分からないけど、機内持ち込みサイズのスーツケースが大体30リットル強。それが3つと、まだもうちょっと小さなトートバッグを持てるくらい。

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片道切符の旅は、私たちをもっと自由にする #旅とわたし

片道切符の旅は、私たちをもっと自由にする #旅とわたし

「旅に出る前と出た後で、人生がどう変わったか?」と問われたら、何と答える人が多いのだろう?

「全然変わらなかった」「旅なんて、ちっとも面白くなかった」「本当に素晴らしかった」「ぜひもう一度」。

様々な意見、それこそ十人十色の意見があるだろう中で、もし私が答えるならば、「旅は私のすべてを塗り替えていった」。その返答以外、ない気がしている。

長い旅――、つまり最初の世界一周と、行き足りず思わず続

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わたしはわたしの世界を撮るよ

わたしはわたしの世界を撮るよ

昨夜は地上波で「君の名は。」を放送していて、Twitterもその話題で持ちきりだったわけですが、こんなに同時多発的に、タイムリーに、全国の何万人という人が同じ話題について感想や解釈や小ネタをつぶやくというのはすごい現象だなあと改めて思った。シン・ゴジラとかジブリもそうですよね。すごい世界だ。

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「君の名は。」を観るのはこれで2度目で、1度目は映画館で夫と。昨日も途中で帰宅した夫と観たので

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人は、一度巡りあった人と二度と別れることはできない

人は、一度巡りあった人と二度と別れることはできない

雨になるかと思っていた。

けれど、空は広く高く、そして青く、蝉の鳴き声が響き、それはもうすっかり、晴れた夏の日だった。

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訃報を受けてから1週間。昔の恋人のお墓参りに行った。

彼のお父さんが亡くなった時に、彼とお母さんとで選んだ場所なのだそうだ。今日はちょうど雲がかかっていて見えなかったのだけれど、見晴らしの良い霊苑からは、冬の日には富士山が見えるという。

初めて会ったお母さんは、

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その人がそこに生きていた証を。

その人がそこに生きていた証を。

昨夜のこと。

寝ようと思ったら、昔の恋人の訃報が届いた。

別れて以来、もう10年ぐらい連絡もとっていない人。なんだか実感が湧かなくて、悲しいのか空虚感なのかよくわからない気持ちで眠りについた。

今日、古いハードディスクをパソコンにつないで、彼の写真を探してみた。訃報を知らせてくれた友人が、もし写真があったら送ってもらえないだろうかという彼のお母様の望みを教えてくれたからだ。

写真撮られるの

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