サルマ

ライターです。 読書は月10冊くらい。 小説・エッセイ・コミック・自己啓発・ビジネス書…

サルマ

ライターです。 読書は月10冊くらい。 小説・エッセイ・コミック・自己啓発・ビジネス書などが好きです。 主に面白いと感じた本について執筆していきます。

記事一覧

「おらおらでひとりいぐも」ってどういう意味?

「おらおらでひとりいぐも」若竹千佐子 文藝賞、芥川賞ダブル受賞の作品。 震えるほど感動しました。 年をとってくるとみんなが感じる老後の孤独や体力の衰え、死への恐怖…

サルマ
3か月前
7

2024年 初noteです。

本年もよろしくお願いいたします。 正月に実家に帰省するのがどうしても辛い、と感じたことはありませんか? コロナのせいでしょうか。 しばらく帰らなくてもいい(こう言…

サルマ
5か月前
6

Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

旅行したくなります!豪華寝台列車「ななつ星」をテーマに7人の人気作家が紡ぐ物語。 実際にななつ星っていう寝台列車が九州を走ってるんですね。 ネットで検索したら一泊…

サルマ
6か月前
7

「悶絶スパイラル」 三浦しをん

なぜか爽快感!  三浦しをんさんと言えば「舟を編む」とか名作小説がありますけど、エッセイにはまっている方も多いのでは。 かなり自虐的な書き方をするんだけど、そん…

サルマ
1年前
9

「アウトプット大全」 樺沢紫苑

あなたの成長を加速させる80の方法(帯より)「人生を変えるのはアウトプットだけ」とはじめにあり、惹き込まれます。 インプットもままならないですが・・・・・・ インプットと…

サルマ
1年前
31

「希望の糸」 東野圭吾

安定の加賀シリーズ 何作か映画にもなっている加賀シリーズ。捜査一課警部補、加賀恭一郎が渋くて眼光鋭い、まさに阿部寛をイメージしながら読んでしまう。 とは言っても、…

サルマ
1年前
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「おらおらでひとりいぐも」ってどういう意味?

「おらおらでひとりいぐも」ってどういう意味?

「おらおらでひとりいぐも」若竹千佐子
文藝賞、芥川賞ダブル受賞の作品。
震えるほど感動しました。
年をとってくるとみんなが感じる老後の孤独や体力の衰え、死への恐怖などに真っ向から向き合い、見事にその不安を明瞭に描き出しています。
でもなんか強い。
言葉遣いが強いんですよね。
そして言葉の端々まで神経を張り巡らせてピッタリくる表現が、推敲を重ねたんだなぁと重厚さを感じさせる逸品です。

あらすじ老後

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2024年 初noteです。

2024年 初noteです。

本年もよろしくお願いいたします。

正月に実家に帰省するのがどうしても辛い、と感じたことはありませんか?
コロナのせいでしょうか。
しばらく帰らなくてもいい(こう言ってる時点で帰りたくない気満々ですね)状況だったのに、今はその言い訳は使えません。

少人数ですし一泊二日くらいですしそれほど遠方でもありませんが、どうも家族と気が合わないというか気を遣うんですよね。
ケンカをするわけでもありません。

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Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

旅行したくなります!豪華寝台列車「ななつ星」をテーマに7人の人気作家が紡ぐ物語。
実際にななつ星っていう寝台列車が九州を走ってるんですね。
ネットで検索したら一泊二日のコースでもかなりの高額・・・・・・
そのあたりも小説の中で出てきます。
作家さんたちは実際に乗ったんでしょうか?

あらすじ収録作品「さよなら、波瑠」 井上荒野
「ムーン・リヴァー」 恩田陸
「アクティビティーは太極拳」 川上弘美

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「悶絶スパイラル」 三浦しをん

「悶絶スパイラル」 三浦しをん


なぜか爽快感! 
三浦しをんさんと言えば「舟を編む」とか名作小説がありますけど、エッセイにはまっている方も多いのでは。
かなり自虐的な書き方をするんだけど、そんな自分への愛を強く感じます。
話がアチコチ飛んでどこまでも自由に展開しながらも、気が付けば見事に収まってるところがすごい・・・
この短いエッセイという形式の中で、ここまで広げてここまで丸く終わらせるテクニックに舌を巻きます。
読んでるとき

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「アウトプット大全」 樺沢紫苑

「アウトプット大全」 樺沢紫苑

あなたの成長を加速させる80の方法(帯より)「人生を変えるのはアウトプットだけ」とはじめにあり、惹き込まれます。
インプットもままならないですが・・・・・・
インプットとアウトプットをセットにすることで、自己成長や目標達成をより効果的に実現できるようです。

 ☆ RULES
 ☆ TALK
 ☆ WRITE
 ☆ DO
 ☆ TRAINING

大きく分けて上の5項目に分かれています。
最初の「

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「希望の糸」 東野圭吾

「希望の糸」 東野圭吾

安定の加賀シリーズ
何作か映画にもなっている加賀シリーズ。捜査一課警部補、加賀恭一郎が渋くて眼光鋭い、まさに阿部寛をイメージしながら読んでしまう。
とは言っても、それほど見たり読んだりしたことないんだけどね。
いつでも安心して楽しめるという信頼性があるからこそ後回しになっちゃってるという・・・・・・
今回は加賀の甥っ子で同じく捜査一課の松宮脩平が主役、加賀の下で殺人事件の捜査にあたると同時に、個人

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