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「悶絶スパイラル」 三浦しをん


なぜか爽快感!

 
三浦しをんさんと言えば「舟を編む」とか名作小説がありますけど、エッセイにはまっている方も多いのでは。
かなり自虐的な書き方をするんだけど、そんな自分への愛を強く感じます。
話がアチコチ飛んでどこまでも自由に展開しながらも、気が付けば見事に収まってるところがすごい・・・
この短いエッセイという形式の中で、ここまで広げてここまで丸く終わらせるテクニックに舌を巻きます。
読んでるときはそんな裏の技を感じさせない自然さで、ただただ笑ってしまうんですけどね。

あらすじ

作家の一日は忙しい。「シャツがイン」のあるべき姿を考察し、脳内政界ラブロマンスに思いを馳せ、ジョジョTを着て打ち合わせにむかう。
タクシー運転手さんにはモテ女を演じ、野球場のゲイカップルをやっかみ、天丼を求め夜の町を彷徨う・・・・・・。
キャラの濃すぎる家族や友人たちに囲まれて、妄想アドレナリンは今日も絶賛分泌中! 愛と笑いで読者を包む、情熱的ミラクルエッセイ。

大笑い間違いなし


マンガが好きで、人の話を聞くのが好きで、自分に優しい・・・・・・
普通の日がどこまでも楽しくなるだろうな~と憧れます。
なんかダラダラした日常に飽き飽きしたら、この本を読みたい。
2008年出版なので時代を感じる部分もありますが、そこがまた楽しめる部分でもあります。
最近だと2019年発行の「のっけから失礼します」も楽しい。
一度読んだら制覇したくなるほどの面白さです。


難しいことを考えて頭の中で何かがループを始めたら読むべし!


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