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Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

旅行したくなります!

豪華寝台列車「ななつ星」をテーマに7人の人気作家が紡ぐ物語。
実際にななつ星っていう寝台列車が九州を走ってるんですね。
ネットで検索したら一泊二日のコースでもかなりの高額・・・・・・
そのあたりも小説の中で出てきます。
作家さんたちは実際に乗ったんでしょうか?

あらすじ

九州を走る豪華寝台列車の「ななつ星」。調度品や食事、クルーのもてなしとすべてが上質で非日常を味わう憧れの旅として知られる。
この夢の列車を舞台に、7人の作家が大切な誰かとの時間を描き出す。
すれ違う夫婦、かけがえのない旧友、母と娘・・・・・・。
旅の途中だからこそ吐露される、心に秘めた言葉たちが胸を打つ
アンソロジー。

収録作品

「さよなら、波瑠」 井上荒野
「ムーン・リヴァー」 恩田陸
「アクティビティーは太極拳」 川上弘美
「ほら、みて」 桜木紫乃
「夢の旅路」 三浦しをん
「帰るところがあるから、旅人になれる。」 糸井重里
「旅する日本語」 小山薫堂


誰と乗りたいですか?

乗ってみたいですね~、ななつ星!
寝台列車に乗ったのは子供の時、まだ新幹線の本数も少なかった頃に夜行バスの代わりみたいに乗ったことがあるだけです。
記憶もあまりない小さい頃ですが、ワクワク感で寝れないかと思いきや電車の揺れで意外と寝てしまい快適だったことは覚えています。
ななつ星みたいな現代の寝台列車は豪華で贅沢な旅の要素の一つなんでしょうね。
憧れますがなかなか実現しにくい・・・・・・
それがこの本のそれぞれの小説の中で実際に乗車したような気分になれるのが最高です。
人気作家さんたちならではの描写がハンパないので臨場感満載です。

そんな中で一緒に乗る人はとても大事で、ドラマが生まれる環境が整ってますよね。
一緒に乗らない人でも、乗ってる人の人生にかかわりのある人であればその電車の中ではドラマの一役を担うことになるのです。
誰と一緒に乗りたいですか?
そして電車という空間の中で、日常に埋もれていた自分の心の歪んでいた部分とか見逃していたところに気付いていく感じが素敵です。
本を読むことも旅するみたいなとこありますけど、この本読むとリアルで旅したくなりますよ!


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