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山登り編

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それぞれの決断 3泊4日、北アルプス大冒険(薬師岳〜五色ヶ原)3日目

それぞれの決断 3泊4日、北アルプス大冒険(薬師岳〜五色ヶ原)3日目

スゴ乗越小屋に着いて、
すぐに売店の窓口へ行く。

ネパール人が作る本格ネパールカレーが、この山小屋の名物なのだ。
天気が不安でも、とりあえず次の山小屋へ行ってみようと思ったのは、
このカレーが目的でもあった。

ところが、
ルーはあるけどご飯が無いと、ネパール人と思われる山小屋スタッフが言う。

しばらく考え、

「大丈夫、ルーだけください。アルファ米を持ってきたから、」

と言うと、

「じゃ

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3泊4日、北アルプス大冒険(薬師岳〜五色ヶ原)2日目

3泊4日、北アルプス大冒険(薬師岳〜五色ヶ原)2日目

寝床が一緒だった女性1人は、
「歩くのが遅いから、」と言って、朝5時に薬師岳へ向けて、出発して行った。

私達は5時の朝食を食べてから、5時半にそれぞれの目的地へ向けて出発する。(私と一人は薬師岳、もうお一人は、雲ノ平)

空気が澄んで気持ちいい。
良いお天気だ、1つ心配なのは、明日明後日の天気があまり良くないこと。

山小屋の食堂前には、無線連絡で受け取った天気予報が書かれていて、両日共、「曇り

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3泊4日、北アルプス大冒険(薬師岳〜五色ヶ原)

3泊4日、北アルプス大冒険(薬師岳〜五色ヶ原)

夏だー、山だー、北アルプスだー。
というわけで、
今年もここからスタート。

今日の宿泊地は
ここを真っ直ぐ登った太郎平小屋。
去年も太郎平小屋に泊まって、黒部五郎岳を登った。
一昨年は、雲ノ平と高天原温泉へ行った。

今年は、太郎平小屋の左手に鎮座している薬師岳(北アルプスの貴婦人と呼ばれる、百名山)を登り、そのまま五色ヶ原(標高2500mの高原湿原)立山室堂まで縦走する、大冒険プラン。

アッ

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やっぱり山が好き

やっぱり山が好き

新緑から深緑に変わりゆく高尾の森、
あー、やっぱり気持ちいい。

夏の北アルプス縦走に備えて、体力をつけたいが、今年は天気に恵まれず、山登りが出来ていない。

今日も夕方から予定がある。
サクッと行って、サクッと登れるのはやっぱり高尾山。駅からすぐ山登り出来るっていい山だ。

早起きして、
朝ごはんのパンをリュックに詰めて電車に乗る。
高尾山口に9時に到着、平日でも雨降りじゃないと、登山者はたくさ

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小学校の遠足以来の天覧山が、楽しかった

小学校の遠足以来の天覧山が、楽しかった

ガシガシ山登りするより、
自然の中をのんびり歩きたかった。
なんなら、自然の中でコーヒー飲んで、のんびりするだけでもよかった。

行き先が中々決まらず、
取りあえず埼玉の飯能へ向かう事にする。

飯能駅へ降りると、
駅周辺の商店街を、お店を覗きながらぷらぷら歩く。

古民家を改装したシェアショップで
飯能のはちみつを買ったり、
重要文化財の建物を見学したり、行き先が相変わらず決まらない。

飯能河

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自分の時間を楽しむ、またまた雨の高尾山

自分の時間を楽しむ、またまた雨の高尾山

「さぁ、どうかなぁ?歩けるかなぁ?」

午後には止むといっていた雨は、高尾山口駅に到着しても、尚、雨足強く降っている。
レインウェアをしっかり着込んで、沢沿いの道に進む。

久しぶりに山に登ろうと思った。
久しぶりに自分の為に休みを使う。
数ヶ月ぶりの山歩き、体力が落ちてしまっていないか心配だ。

桜が満開の今、山頂の一本桜を見に「棒の峰」という山に行く予定を立てていた。

しかし、朝から雨風が強

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「小雨ですが、決行ですね⁈」野点デイキャップ

「小雨ですが、決行ですね⁈」野点デイキャップ

仕事仲間にギア好きがいる。

「メスティン買っちゃった!」
「こんなギア見つけた、面白くない?」

など、新しいギアを手に入れると報告し、写真を見せてくれる。

その彼女が

「野点(のだて)のセット、買っちゃった」

と言って、神津島へ行って野点をしている写真を見せてくれた。

「かわいい💕」

アウトドアのクッカーなど、小さくてかわいい、野点の道具も小さくてかわいい。

「わー、私にもお抹茶

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朝という時間

朝という時間

山を歩いていると、
ふっと、その場の空気が変わる瞬間がある。

それは、山頂の気持ち良さに、コーヒータイムを長く取りすぎて、下山が少し遅くなった時に、しばしば感じる。

「人が山の中にいてはいけない時間」

ブルっと震える感覚。

肌を撫でる風も、心なしか冷たく感じる。

早く降りなくちゃ、足を早める。

夜の時間、獣の時間。

まだ太陽の光は届いている。かろうじて、明るい。

ある日、
私に小田

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鍋割山の鍋焼きうどんは、特別な味だった。

鍋割山の鍋焼きうどんは、特別な味だった。

ハァーハァーハァー、
額に汗、腰を手を当てながら登ってくる登山者とすれ違う。

「こんにちはー。」

下山する私は、あいさつをするも、
ハァーハァー、ハァー
と、目であいさつだけして通り過ぎる。
何人も、何人も、次から次に、鍋割山を目指して登ってくる。みんな疲れた表情だ。足元はヨレヨレという人も。

丹沢縦走2日目の私は、
鍋割山の鍋焼きうどんを食べるのが目的の登山だ。泊まった木の又小屋から、塔ノ

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丹沢「木の又小屋」はアットホームな山小屋だった。

丹沢「木の又小屋」はアットホームな山小屋だった。

こちらの続き。

具合の悪いゆりさんを見送った後、
ヤビツ峠から三ノ塔への登山口へ向かう。

朝は少し道路が凍結していたけれど、それも溶けて、快適に歩いて登山口に到着する。

私一人、丹沢縦走登山を楽しんで、
ゆりさんに申し訳ない、と思いながら、
だからこそ、良い写真を撮りながら登ろうと、歩みを進める。

天気は快晴、暑い。
三ノ塔へは、急な登りを登っていく。
ぐんぐん標高が上がり、展望が開ける。

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はぁ〜💕だから登山はやめられない。

はぁ〜💕だから登山はやめられない。

どっしりと、重たい雨を含んだ黒い雲が、舞台の幕が上がる様に、徐々に徐々に上空に上がっていく。と、見えてくる山並み。

自然のショーは
いつもいつも不思議で驚かされ、感動する。

都内は霧雨だった。県境を越えて
山梨に入ると、幕が完全に上がりスターの登場だ。

拍手喝采ならぬ、携帯のシャッター音がバス車内を賑わす。

冬は富士山
頭から雪をハラハラとまとい、美しい。富士山には雪が似合う。そして、空気

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登山で出会ったイケメン山男、「安全に登山を楽しむために、那須岳」

登山で出会ったイケメン山男、「安全に登山を楽しむために、那須岳」

先日の那須岳登山の記事に、たくさんのスキありがとうございます😊
記事を書く励みになります!

那須岳の三斗小屋温泉に泊まって紅葉を見よう、と計画して、
「煙草屋旅館」に予約を取った後の
10月6日に、この那須岳、朝日岳の肩の付近で、4名の方が亡くなると言う、痛ましい遭難事故があった。
全員が強風による低体温症だったそうだ。

ここに、謹んでお悔やみ申し上げます。

✳︎ ✳︎ ✳

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いつかは行きたい山小屋、三斗小屋温泉「煙草屋旅館」

いつかは行きたい山小屋、三斗小屋温泉「煙草屋旅館」

4回目の那須岳は、
紅葉の名所「姥ヶ平」の紅葉を愛でて、三斗小屋温泉「煙草屋旅館」で温泉三昧の計画を立てた。

い〜いお天気で、
山頂駅へ向かうロープウェイの中からは、朝日岳のゴツゴツとした荒々しい山容がよく見える。
山頂駅からは、那須の町が遠くまで見渡せる。

町の景色を眺めながら、ちょっと腹ごしらえをして出発。

風の名所の那須岳が、
今日も風一つなく、ポカポカと暖かい。

「日光国立公園 那

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上高地の過ごし方いろいろ (上高地でバカンス その3)

上高地の過ごし方いろいろ (上高地でバカンス その3)

大正池方面を散策しした。
キャンプ場に戻る前に、熱ーい足湯に沢水を入れていい湯加減にし、散策の疲れをとりながら、温まる。

キャンプ場の売店は6時で閉まってしまう。その前に今晩のお酒を仕入れなければ。
いそいそと売店に向かう。

「ビール、何本飲む?ワインは持ってきたよ。」

Yちゃんが言う。
ワインがあるなら、ビールは2本くらいにしようか?って、どんだけ飲むんだ。

夕飯を作りながら、まず乾杯!

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