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【猫マンガ】くつしたおるよ。

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くつしたとの生活、そして架空のコンビニを描いたマンガです。 10年ほど前に、とあるケータイサイトで連載していたものですが、見える形で残しておきたいと、ここに載せています。
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#猫がいる生活

088. 春だから / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

088. 春だから / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 

 

 

 

 

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いつでも
おすし食べたいくつした。
 

お寿司を買ってきた日は
「どれくれる?」
「次、何くれる?」
って、大忙し。

私のネタは
ほぼ半分になって

シャリをたくさん味わう日
になるのだった。
 

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次回も おたのしみに。
 

087. かぜひいた / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

087. かぜひいた / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 

 

 

 

 

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いつもは
大人のことなんかしらーん
と、勝手に走り回っているような
くつしただったけど、

寝込んでたら
一応、心配そうに
じーっと枕元に
座っていたのだった。
 

今のちっさいくーちゃんは
さらにさらに
自分のわがまま聞いてー
って感じだけど、

あるとき頭痛がひどくて
眠れないとき
うずくまっていたら

どしたどした?って
顔をのぞ

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086. いやちがう / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

086. いやちがう / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 

 

 

 
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なんか騒いでるな
と思ったら
トイレに駆け込んだり

トイレに入ったのに
すぐどこかに
走り去ったり、

棚に登ってみたり

ダッシュしたり
 

うんこの前後は
忙しいのだった。
 

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次回も おたのしみに。
 

085. あたかい距離 / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

085. あたかい距離 / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 

 

 

 
 
 

 

 

 

 

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ネコって、

顔さえあったかければ
全部あったかいと感じる
みたいなとこがある。

涼しいのもそうで、
顔に風が当たってれば
暑くない、みたいな。
 

逆におしりの方は
鈍感なのか、

ヒーターにくっつきすぎて
あつーーくなって
しまいには
毛がコゲかけてるのに
全然 気づかずに
ボーッとしてたりする。
 

毛の

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081. ぜんざい / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

081. ぜんざい / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 

 

 

 

 

 

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近年は、自分で小豆を炊くように
なったので
砂糖控えめのあんまり甘くない
ぜんざいを食べている。
 

そして最近は
毛嫌いしていた甘酒を
なぜか好むようになったので
(ただし糀の甘酒に限る)

それを混ぜて甘みとしたり
している。
 

くつしたはモチが好物だったので
よく一緒に焼きたてのモチを
食べたけれども、

今のくーちゃん

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080. いつもとかわらず / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

080. いつもとかわらず / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 

これ描いたの 午年。
 

むりやり辰にしておく。
 

 
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今年は元旦だけ 京都の実家に行って、
あとは上のような家で過ごすばかりの
お正月だったくーちゃん。
 

あ、テレビもほとんどつけてなかったから
寝てー、食べてー、なめなめしてー、寝る。
という感じだな。

 

普段どおりに過ごして
変わることなく健やかなくーちゃん。
 

大人は、やっぱり
お正月

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078. あったかい / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

078. あったかい / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

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人(猫)が座ってたあとの
ざぶとんって、
あったかいのよねー。

下からのぬくぬくと
前面からのヒーターのぬくぬくで
場所の取り合い
必至。

でも、最終的に
ひざ乗りスタイルが
一番あったかかったー。

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次回も おたのしみに。
 

076. それそれ / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

076. それそれ / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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くつしたは
「この鶏肉おいしー」とか
「この魚はシャケかな」とか
思ったりしない。

食べてみて
「あ、これおいしいやつー」
と思うだけ。
 

だから「何が好き」と
聞かれてもわからないのだ。
 

「おいしいやつが好き」

「おいしくないのは食べない」
 

以上。
 

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次回も おたのしみに。

065. 遠い記憶が見せる夢 / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

065. 遠い記憶が見せる夢 / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

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くつしたは公園にいた
子猫だった。

おかーさんねこは
おそらく車に
はねられてしまった黒猫で

子猫3匹だけが
うろうろしていた。

何となく気まぐれで
エサをやるようになり

近所の数人からも
食べ物をもらっていたようで、

愛想のいい2匹は
そのうち姿を見なくなった。
 

警戒心の強いくつしただけが
ひとり残ってしまい、

ある日、なきながら
まるの足元に
駆け寄っ

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049. 好きになったのだ / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

049. 好きになったのだ / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

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くつしたが抱っこを好きになったのは
7〜8歳のころ。

それまでは、抱っこしても
すぐ「おりるー」って言って
もぞもぞ動いて 飛び下りてたのに、

じーっと
ぼーっと
だら〜っと
抱っこされたまま
「おりる」って言わなくなった。

抱っこしてるこっちの
腕が疲れてきたり、
することがあって
「ごめん!」って下ろすぐらい。

だから、今ちっさいくーちゃんが
抱っこきらいで、
やっ

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048. きゅーけー / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

048. きゅーけー / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

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最初は 離れて寝てるのに、
そのうち おなかのとこに来て
添い寝するの、かわいい。

しらないうちにまた
離れて自分の好きなとこで
寝てたりもするんだけど。

甘えてるのか、
寝かしつけてくれてるのか。

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また次回も おたのしみに。

042. 疲れちゃう / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

042. 疲れちゃう / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

走るときは思いっきり。
そして、思いっきりを何回か繰り返すと
バッテリーは一気に残ゼロになる。

そうなると、さっきまであんなに
必死に逃げ回っていたのに
もうまったく動く気がなくなって
「休憩!」と床やテーブルの上に
貼り付くように寝そべる。

やっぱり猫は瞬発力の生き物なんだなー。

そして、毛を逆立てて逃げていても
これは遊びだとわかっているのだ。

追いかけるのも逃げるのも楽しい。

くつ

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041. 一緒に走る / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

041. 一緒に走る / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

最初はただの追いかけっこでも、
なんか急に「追われている」という部分だけに
フォーカスしてしまって
「コワイ」の世界にすべり込んでしまうのだった。

そう言えば、私も子供のころ
母とこたつに入りながら、
布団をめくって「いないいないばあ」をしていたとき
何回も何回も繰り返しているうち
ふいに
「油断していると得体の知れない何かが覗き込んでくる」
というシチュエーションに完全に はまってしまい
怖く

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040. ハト飛んだ / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

040. ハト飛んだ / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

急に飛び立ったのを見て 驚いただけなのか、

飛び去るのを見た途端、追いたくなるのか

じっと見ているうちに
狩りたい本能がうずいたのか
(実際には、小さい虫も よう捕まえん)

なんか、ときどき
「ハト飛んだの見たー!」
って、走り回ってた。

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また次回も おたのしみに。