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新ストレスと怒りの調理法3~人に頼るのが苦手な人~

あなたは困ったとき、すぐ人に頼れますか?

某自己啓発のセミナーに参加して勉強していたときに
ある課題をこなすワークがありました。

細かいことは忘れてしまいましたが、
その課題が出来なくて最後の最後まで残ったのは私でした。

決して難しい課題ではありません。

目をつぶって後ろ側を向いて座っている受講生の仲間が
私の想いを察して私が言葉を叫んで
気持ちが重なったときに同時に旗をあげるというような
そんなものだったと思います。

私は何かを叫ばなきゃいけない設定でした。

それはたぶん「助けてください」か「お願いします」というような
シンプルな言葉だったかもしれません。

何度やっても気持ちが合わなくて
声も枯れて心もクタクタでした。

タイムリミットギリギリに
何とかとかその課題をクリアしました。

感動的なワークの終わり方をしたのですが
当事者の私は、自分だけができないことや
その苦しかった感覚が強すぎて達成感は感じませんでした。

皆に迷惑をかけなくて良かったという
そんな安堵感だけがありました。

ただ、そのとき一緒に参加していた同じ受講生の方から
「桜井さんはもしかすると
『助けて』と言う言葉が苦手ですよね?
だから、このワークは嫌いなのではありませんか?」

そう言われてはっとしました。

ジョハリの窓のように自分は気付いていないが他人は知っている性質
盲点)を見抜かれた気がしました。

そのときまで自覚したことはありません。

でも
確かに私は友人にも家族にも
このときまで自分から何かを頼んだことはありませんでした。

私は人に何かを頼るとき
強いストレスを感じる性格だと生まれて初めて
自覚した瞬間でした。

今は頼ったり頼めるようになりました。
人に甘えることもできます。

ただ自覚するのは
人に頼るのはやっぱり今も嫌いだということ。
助けて!と叫ぶ前にまず頑張りたいです。

自分の気質や性格がどうやって出来たのかは
幼い頃の記憶がないので分析してもわかりません。

でも、必要だったから
そういう気質や性格になったのです。

理由は分からなくても
たぶん私には重要なことだった。
そう受け入れています。

そして、自分の性格や気質を知っていれば

人はなんとも感じないことでも
自分が強いストレスを感じることもあると理解すると
ストレスに悩むことが少なくなります。

もし、あなたも
私のように人に頼ることが苦手だとしたら

自分は人に頼るときにストレスを感じるタイプ!

そう静かに受け止めればOKです。
人は自分と違う人を理解できません。
心理学を学んだって人間を全てわかるわけじゃないです。

心理学を長く学び続けてわかったことは
人は皆同じではなく、多様性に富んでいてとても複雑。
こんなことくらいです。

でも、
同じじゃゃないから
人を観察するのはとてもとても面白いです。

あ、昔こんなCMがありましたね。
違いがわかる人間。
ちょっとかっこいいかもです。






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