イメージで診断しイメージを変える 「オーラ」を出す役割 漢方診療日記51
漢方の診断はイメージで行うことが西洋医学と比べて多い。例えば、「女性で更年期障害でストレスが溜まっている」とうイメージがあると加味逍遥散が効くというような具合だ。そこには、「上の血圧が160以上もあるから薬を出しましょう」などという検査数値を判断材料にする過程はない。漢方にあるのはイメージだ。だから漢方を人に伝えるのも難しい。
これは大きな問題を含んでいる。イメージなので人に伝えることが難しいのだ。西洋医学では病気には診断基準というものがある。もちろんこれは文字で書ける。
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