桜庭とまと

人間関係リセット癖があり、人の体温が苦手なオタク。同性異性問わず他人に恋愛感情も性欲も…

桜庭とまと

人間関係リセット癖があり、人の体温が苦手なオタク。同性異性問わず他人に恋愛感情も性欲も抱かない。自分自身の整理のためにnoteを始めました。

最近の記事

無題

 芦原妃名子さんの四十九日のため、書くことにした。本当は亡くなってすぐ哀悼の意を表しつつ書きたかったが、どうしても自論の展開や答え合わせのために氏を利用してしまうような気がして、書けなかった。(そのため、間にポケモン28周年というおめでたい話題で書いてみた)  私の過去記事「公共の場におけるイラスト表現」(https://note.com/sakurabatomato/n/n1d012b89a528)の答え合わせになってしまったのがひたすらに悲しい。一人の才能ある漫画家の命

    • ポケモン28周年!

        めでたい! ポケモンやったことないけど!!  ゲームが発売されたのは1996年だそうだが、当時はインターネットが普及していなかったため、情報は遅れて入ってきた。と思う。当時小学生だったため、もはや記憶があやふやだ。漫画で「小学生時代の友人にばったり会ってその面影から当時の思い出が鮮明に蘇る」といった場面があるが、私はどうしても「ほんとにござるか~~?」と訝しんでしまう。(話がそれた)  そもそも1996年2月27日といえば、私はおそらく当時夕方に放送されていたアニメ「

      • 公共の場におけるイラスト表現

        三重交通公式キャラクター誕生 https://www.sanco.co.jp/company/character/  ちょっともやもやしたのでまとめたい。やっぱりあのポーズはあかんやろ、と言いたい。  「くびれガー!」とかではない。ウィンクしながらポーランド式敬礼という謎のポーズをしている女性と、王子様系アイドルのように手を差し伸べ「お手をどうぞ、姫」とか言い出しそうな男性。本当にこの二人バス運転手なのか? 非常に疑わしい。  公式キャラクターでさらにバス運転手という設

        • スターウォーズを見た

           最近また年を取り、37歳になった。そして2024年1月1日に能登半島で地震発生。幸い、近畿地方在住で能登に家族や親戚もいないため、特に生活が一変したというわけでもない。だが地震大国である日本に住んでいる以上、常に「明日は我が身」と地震に備え、いつ死んでもいいように後悔なく生きたい。  そして考えた。もし私が能登に住んでいて、亡くなられた方々のように犠牲になっていたとしたら……仮にも映画好きを名乗っていながらスターウォーズを一作も見たことがないまま一生を終えることになっていた

          同じオタクに裏切られた(?)思い出

           「痴漢撲滅プロジェクト」として、東京都が痴漢被害実態把握調査の結果を公表した。  「痴漢撲滅プロジェクト」痴漢被害実態把握調査結果の公表  https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/12/25/09.html  「今頃"初"!?」とか「痴漢行為、卑猥な言動、他にも色々あるだろ」とか、まあ言いたいことはある。しかしそれは一旦置いて、この機に桜庭とまとの実体験についてまとめておきたい。  私は電車内

          同じオタクに裏切られた(?)思い出

          肩と首の痛みで死にかけた話

           10月中旬、なぜか突然右肩と右肩に近い首の辺りが痛み出した。  最初は「なんか痛い…湿布でも買うかな……」くらいだった痛みは2,3日ですぐに「いだだだだだ!!!!」と絶叫してしまうほどの痛みに悪化した。しかも肩が痛いだけでなく、頭まで痛い。神経という道を通って痛みが肩から側頭部へズズズズ…と動くような痛み!! ちょっと首を下げただけでズキーン!!と痛むので、整形外科を受診した際に渡されたネックホルダーを巻いて過ごすことになった。下を見れないので階段の上り下りにも難儀する有様

          肩と首の痛みで死にかけた話

          ジャニーズ性加害問題へのお気持ちと発見

           ジャニーズの性加害問題については、今更説明するまでもないので、個人のお気持ちの話をしていこうと思う。  私にとってジャニーズの性加害問題の噂は、ネットを始めてしばらく経ったあたりで自然と目に入り、頭の中に残っていた。ただ当時のネットは今のように画像や動画をホイホイ載せられる環境ではないので、何の信憑性もない2ちゃんねるの書き込み、つまりは「便所の落書き」でしかなかった。  世代としてはラルクやGLAYといったバンドが学生時代に人気だった頃の生まれなので、彼らに関する噂もネ

          ジャニーズ性加害問題へのお気持ちと発見

          「男らしさから降りる」とは?

           改めて自己紹介するが私はAロマAセクの女で、結婚・出産どころか恋人を作る気もない。自分を着飾ることに興味がないため、ノーメイクだ。だから自分のことを女だと思っているが、それは生物学的な分類および社会的な身分としてであって、日常生活で自分の性を意識することはほぼない。精々出先でトイレに行くときくらいだ。  さて、ネットでは「"男らしさ"や"男性性"から降りる」というフレーズをよく聞く。まとめが作られコメント欄で議論されているが、改めて考えてみる。男らしさとは何だろう? まと

          「男らしさから降りる」とは?

          AセクAロマと結婚・出産

          子供産まなくてよかったです、マジで https://anond.hatelabo.jp/20230604131352  最近、ツイッターで話題になっている上記の「増田」を読んだ。AセクAロマなので「恋人が欲しい」のくだりは賛同出来なかったが、そこはそれこそ人それぞれだし、それ以外は概ね同意だった。特に「うんうん」と思ったのは以下の文。 >私たちはもう、結婚してて夫婦一つ屋根の下に住んでいても、子がいても、寂しい人を知っている。 >日本が人口増やさないと困るのは、年金とか

          AセクAロマと結婚・出産

          月刊「少女ファイト」

           最近、無料になっていたことをきっかけに「少女ファイト」(日本橋ヨヲコ・作)を読んだ。とても面白かった。「お前がそう思うんならそうなんだろう お前ん中ではな」の画像で有名で以前から知っていたが、読む機会が無かった。ちゃんとバレーやりつつお家問題でドロドロしていて、ゾクゾクするようなイカレサイコ女も出て来た。最高だ。運動センスゼロ民なので、ひたすらスポーツだけやられると漫画を読むうえでの興味のフックがゼロになって挫折してしまう者としては、いい塩梅だった。  それにしても、こん

          月刊「少女ファイト」

          AセクAロマオタクがASMR・シチュボを聴いてみた話

           元々、存在は知っていた。だが、百合音声も「いや自分が百合の片割れになるんじゃなくて、百合のイチャイチャを客観的に聞きたいんだよ……」という思いから興味が持てなかった。ゼミや部活の部屋で寝ていたところ、自分の存在に気づかずイチャつき始めた百合カップル……。あの二人、付き合ってたのかよ!? こういうのが聴きたい。しかしこれはかなりニッチな需要なのだろう。百合音声で探してみたが、見つからなかった。(ドラマCDじゃなく、こちらが不可抗力的に盗み聞きしている、というシチュエーションが

          AセクAロマオタクがASMR・シチュボを聴いてみた話

          小説「パワー」と自戒

           小説「パワー」(ナオミ・オルダーマン著、河出書房新社刊)を読んだ。イギリスで2016年に刊行された本で、日本では2018年に翻訳されているため、ネタバレも何も無い。もう最後の一節を読んだ瞬間の感想から書こうと思う。  ある日突然、女性の鎖骨あたりに「スケイン」と名付けられた新たな器官が生まれ、指先から電流を流すことが出来るようになった。その能力は女性から女性へと伝染していき、男女の立場は逆転していく。男性は女性から性的暴行を受けたり、女性の同伴無しでは外出できなくなったり

          小説「パワー」と自戒

          Aセクとクロワッサン症候群

           超・久々。短く。  私は現在36歳だ。相変わらずお一人様人生を楽しんでいる。そして以前ネットで「クロワッサン症候群」という単語を知った。 『人生の選択肢としての結婚を拒絶したが、結婚適齢期・出産適齢期を越え、自らの生き方に自信喪失し、焦りと絶望を感じている中年女性の心理的葛藤の形容(松原惇子著『クロワッサン症候群』1988年刊行より)』  だが上記の文章を読んでも特に焦りが無い。そして自分の今後の人生に対する焦りの無さが、自分がAセクAロマであることを証明していると感

          Aセクとクロワッサン症候群

          トランスジェンダリズムの脅威

           過去のツイートにこう書いた。 「性自認が女ならトイレという閉ざされた空間に男性の肉体を持った存在(母子連れの男児は除く)が入ってくることが女性にとってどれほどの恐怖か分かるはずなんだけど、そういうところは無視して自分の要求だけ通そうとする人は性自認どうこう以前に自分勝手な印象しか覚えない」  今でもこの考えは変わっていない。  私は肉体的には女性だが、ツイッターアカウントのプロフィールにも記載しているように、ノーメイクだ。それに合わせて服装も男性的。この文章を書いてい

          トランスジェンダリズムの脅威

          映画「エルヴィス」に励まされるオタク

           少し忙しくしていたら、2週間も更新をさぼってしまった。しかも今回は短め。映画「エルヴィス」を見に行った感想だ。  はっきり言って私はエルヴィスのファンではない。世代ではないし、曲も知ってはいるがあまりに定番すぎて、これと言って好きな曲やアルバムがあるほど聴き込んでいるわけではない。  見に行った理由は「エルヴィスの自身の音楽を貫き通した精神がオタクを励ましてくれるから」である。  今回は伝記映画につきもうネタバレもクソもないと思い、そのまま書くことにする。エルヴィスは

          映画「エルヴィス」に励まされるオタク

          セックスにかかる費用

           先週「T子の一発旅行」の感想を書いたので、今回は私自身の一発未遂を書こうと思う。  私は「多分、Aセク?とかAロマ?ってやつだな」と自覚した頃、同性愛や両性愛と違って確認のしようがない点についても気づいていた。一度くらいセックスの直前くらいまで異性もしくは同性と事を運んでみるべきではないか、と考えた。もしかしたら一度ヤッてみたらハマって「Aセク・Aロマじゃなかったー」と気づくかもしれない、ということだ。  まず妄想してみる。これは以前も書いた通り、気持ち悪さしか感じない

          セックスにかかる費用