アーユルヴェーダ滞在まとめ★良かった点と悪かった点#10
アーユルヴェーダセラピストが、1ヶ月かけてインド〜スリランカ〜ネパールを巡るアーユルヴェーダ・ヨガ・瞑想の学ぶ旅10♪
今回の1ヶ月研修旅のスタートは、アーユルヴェーダの施設をいろいろとリサーチをして検討していた中で評判が良かったことから、「ヘリタンス アーユルベーダ マハ ゲダラ ホテル」に決めました!
そして、実際に体験後・・・ネットなどでリサーチだけでは分からなかった・気づけなかった現地で体験して初めて感じたこともたくさんあったので
トータル7日間滞のヘリタンス滞在中に気づいた良かった点、悪かった点をまとめてみました!
※あくまでわたし個人の主観。わたしが実際に体験した中で感じた勝手な個人的意見をつづったものです★
■滞在して良かったと感じた点
・ジェフリー・バワ建築のホテルに宿泊できる
以前からずっとスリランカに行ったらバワ建築を観に行きたいと思っていたので、滞在しながら施設ごとアートとしても観ていて楽しめました。
・アーユルヴェーダの本格的トリートメントが綺麗な環境で受けられる
設備なども充実していて、清潔で綺麗な環境で集中的にアーユルヴェーダが受けられる。
わたしは南インドの施設にも滞在してアーユルヴェーダを受けたことがありますが、インドではアーユルヴェーダを受ける際に綺麗さやサービスの充実を求めるといい施設になかなか出会えません。
その点、スリランカは海外からの方にも安心して過ごせるレベルのホテル施設が多いように感じます。
「アーユルヴェーダ省」という政府機関があり国をあげて海外からの観光客の受け入れを積極的に行っているといのも聞きました。
・3食美味しいアーユルヴェーダ食事付き
体質に合わせて豊富なメニューの中から自分で好きなものをチョイスして食べられる。+甘いもの好きなわたしにとって嬉しいデザート付き❤
(※料理は美味しいけど、長期滞在となると毎回似たような感じになってしまうので、飽きる人はあきるかもしれません。)
・エンターテーメント、イベントなどで飽きさせない工夫がある
わたしが滞在中にも、「モクテルパーティ(ノンアルコールカクテルでのパーティ)」があり、滞在者さん同士で交流できる機会が用意されていたり、「伝統文化のショーステージ」「ギターソロ演奏」など、曜日毎に違った夜のエンターテーメントがあったり、ホテルの滞在をできるだけ楽しめるように工夫されていて、おもてなしの意識を感じました。
(モクテルパーティーの招待状↓前日のディナーの時に一人ひとりに配っていました↓)
・自分のタイミングでいつでもお白湯を飲むことが出来る
自分の部屋の前の廊下にも、トリートメント後の休憩中にも、レストランにも、いたるところにウォーターサーバーが用意されていて、いつでも好きなタイミングでお白湯(お水・お湯)を飲むことができました。
・ハーブティもいつでも好きなタイミングでの飲むことができる
プールサイドのチェアーに座ってハーブティを飲みながら本を読んでいる方がいたり、リラックスタイムには嬉しいサービスです。
・朝・晩・ヨガや瞑想など、ココロと身体を整えるプログラムが用意されていた。
すべてがインクルードなのが素晴らしい!
(※ただし、ご年配の方でも受けられるように初心者向けです。
中級者上級者には物足りないかもしれません。一人ずつ丁寧にアーサナ・呼吸の指導があるわけではないです。)
・日本語が話せる現地スタッフ(ギトミさん)がいる
特にコンサルテーション(問診)のときのドクターとの細かなやり取りや大切な薬の確認などは、しっかりと日本語で認識のズレが無いようにやりとりができて安心でした。
(ドクターと日本語話せるギトミさんです↓)
・目の前が海、広い敷地、プールもある最高のロケーション
・滞在中一人ひとりに合わせてハーブのお薬が処方される
初回のコンサルテーションでの診断によって、次の日から毎日飲むハーブ薬が処方されます。
・体質や身体の状態に合わせて一人ひとりに合わせたトリートメントのプログラムが組まれる
コンサルテーションの診断と滞在の目的によって、トリートメントの内容が組まれます。
ショートステイの場合は、病気の治療とは違って、主にリラクゼーションのトリートメントプログラムが組まれるようです。
・スタッフの皆さんがホスピタリティがある
みんな挨拶してくれるし、笑顔で接してくれて気持ちよかったです。
ただ...チップ不要とは書いてあるが、サービス自体はチップで左右される。
※ヨーロッパ人や欧米人などチップ文化の方たちはスマートにチップを渡すので、レストランなどでもサーブするスタッフの対応が分かりやすく差があった気がします。(The日本人のわたしは、どのタイミングで渡したらいいんだろう...と結構迷いました^^;)
・日本語の本も揃えられている図書館がある
トリートメントの待ち時間や自由時間などに、本を読んで過ごせたのは良かったです。
・クリーニングが日本と比べて安い
お部屋にあるクリーニング用紙袋が可愛かったので、使ってみました!
乾きやすい服は自分で洗濯してベランダに(下着などは室内に)干して、洗濯が難しい服や乾きにくい服はクリーニングに出しました。
クリーニングの値段は日本と比較するとかなり安いので、気軽に使いやすいです。(例えばTシャツやジャケットは1枚180円くらいです)
・ホテルの外に出ると、近くにスーパーもあるので困らない
トゥクトゥクを使えば5分〜10分ほどで行けます。
(※ホテルに頼むより流しのトゥクトゥクに乗るのがGOOD)
(↑ホテル近くのスーパー。この周辺だと一番良さそう。ほとんどの日用品やお土産のハーブティなども買えます。)
■残念に感じた点
・セラピストによってトリートメントのレベルの差が違いすぎる!
わたしにとっては「アーユルヴェーダの集中トリートメント」が滞在の主な目的でメインイベントだったこともあり、評価を左右する大事なポイントでした。
あとは、わたし自身もセラピストとして人に施したり教えたりしているので、技術や接客の違いを細かに感じ取れてしまいました。
ただ、たくさんのお客様がいらして、すべてのお客様にベテランのセラピストをあてがうのは難しいので、これは致し方がないのかもしれません。
1日に受けるアーユルヴェーダトリートメントは、1回20分程のトリートメントを3回〜4回程組み合わされています。
1回20分トリートメントを受けた後、次のトリートメントを受けるまでは、約15分〜20分間ほどベッドに寝たまま部屋の中で待つか、もしくはウェイティングルームで待ちます。
気持ちいいトリートメントの感覚をなるべく途切れさせずに味わいたいわたしにとっては、この待ち時間が長く感じてしまいました。
さらに、スケジュールの流れが上手く組まれていない日は、トリートメントとトリートメントの間の待ち時間が45分〜1時間半になる場合もあります。
その場合は一旦ガウンを着て、どこかでゆっくりハーブティを飲んだりチェアで仮眠を取りながら待つことになります。
ある日、わたしがトリートメント予約時間に合わせてアーユルヴェーダ棟に入ったとき、レセプション付近でドイツ人の年配の御婦人が大きな声で何かを訴えている場面にでくわしました。
「あの子はあまり上手じゃないから別の子にしてもらいたいの。以前に付いた●●に変えて欲しい!」
「あと、この時間にこのトリートメントはわたしは嫌なの!」
と、現状感じている不満をレセプションに伝えているところでした。
レセプションの方は困った様子で「今からだとスケジュールの変更は難しいんです...」と申し訳なさそうに伝えています。
ここに滞在していた方もそうですが、ヨーロッパ人や欧米人は、自分の意見(不満や嫌なこと、思ったことや希望など)を我慢せずに直接伝えることが多いですよね。わたしは伝えられませんでした。。。
確かに、やる気のない態度で、ただただ身体を撫でるだけの施術をするセラピストさんもいて、正直ぜんぜん気持ちよくない...という日もありました。
セラピストによっては通常20分以上施すはずのトリートメントの時間を15分で終えてしまう人もいます。
でもこうした問題は、施設側というよりそのセラピストの仕事に対する意識の問題だとわたしは思うので、完璧な状態をつくるのは難しいのかなと感じました。
また、施設側は、滞在者一人ひとりのスケジュールを重ならないように細かに決めてセラピストや個々のトリートメントの時間などを配置していることは承知しているので、施設側に訴えることは気が引けてしまいました。
滞在中のわたしは、嫌だなと思ったことや気になったことを直接セラピストに伝えたことがありましたが、ボキャブラリーが少ないわたしの英語での表現では上手く伝わらなかったということもあります。^^;
ただ、嫌な日ばかりではなく、担当するセラピストによって大満足の日もあったので、心地よいトリートメントの時間を過ごせた日はとてもうれしかったです^^
そして、不満に感じたことや嬉しいと感じたことなどは、今後の自分の仕事にも活かせるので、受ける側にたって体験したからこその学びがたくさんありました。
・アーユルヴェーダオイルやプロダクツを購入するには割高
最終日にアーユルヴェーダのオイルとプロダクツをドクターに注文していくつか購入しましたが、地元の薬局で購入できるオイルの通常販売表示価格の3倍の価格で販売されていました。
ただそれは、ホテルを通して信頼できる商品を購入させてもらっているので仕方ないことですね。
それでも日本で海外から取り寄せて購入するよも断然安く手に入ります。
(※クリニックや薬局などに立ち寄れる時間があれば、少量のものに限られますが現地価格でプロダクツが購入できます。その際は帰国便の荷物の重量制限に注意です。)
・治療としての本格パンチャカルマではない
トリートメント自体はリゾートスパ用(リラクゼーション用)であり、アーユルヴェーダクリニックなどで行う治療としてのパンチャカルマではない。故に、診断もクリニックほど本格的ではない。
■おまけ〈持っていくと良いもの〉
・蚊が多いので、部屋の中でのスプレーや、蚊よけスプレーは必須
アーユルヴェーダ棟レセプションでも購入できます。
・自分の肌に合った、日焼け止め必須
海の散歩や外に出て観光、買い物など、日中日差しが強いことも多いので日焼け止めも必須。
・トリートメントを受けるときは、日本のサロンにあるような紙パンツが便利。
トリートメントルームにショーツが用意されているわけではないので、紙ショーツ・使い捨てショーツなどの用意があるといい。(わたしはサロンで使っていた紙ショーツをいくつか持っていっていたので、かなり重宝しました)
もしくは、トリートメント専用に、オイルが付いてもいいショーツか捨てても良いショーツを持っていくほうがいいです。
・小さな布バックや小さくてコンパクトな荷物入れがあると便利。
トリートメントを受けに行くときや食事をするときなどに、スマホや予定表や蚊よけなどの小物を入れて持ち運べる小バッグがあると施設内で動き易いです。
・チップ用に現地小額紙幣を両替して持っておく
施設内は食事やトリートメントやアクティビティなどの費用すべてがオールインクルシブになっているので、交通費以外のお金は基本的に必要ないですが、チップ用に空港で小額紙幣に両替しておくと便利。ホテル内でも両替できます。(レートは空港の方がいいのかもしれません。)
■トータル評価は★5つ!最高にしあわせな時間を過ごせました。
良い点も悪い点も含めて、わたしのトータル評価は★5つです^^
最高の癒やしと充実した学びの時間を過ごせました。
本格的にアーユルヴェーダを受けてみたいな〜と思っているけど、インドに行くのは少し不安がある・・・という方は、まずはスリランカがおすすめだと感じました。
今回滞在した「ヘリタンス アーユルベーダ マハ ゲダラ ホテル」は、清潔なリゾートホテルにゆったりと滞在しながらアーユルヴェーダのデトックスを体験したい方のおすすめしたいです!!
ここまでで、旅のシェア5分の2程^^
スリランカの次の施設への移動、インドとネパールでのアーユルヴェーダ・リシュケシでのヨガ・瞑想など、また改めてまとめていきます!
つづく・・・
【旅note、つづきの記事】
Vol.1:アーユルヴェーダセラピストの学び旅スタート
Vol.2:バワ建築のホテルに魅せられて写真を撮る手が止まらない!
Vol.3:私のタイプは?体質診断とウェルカムトリートメント
Vol.4:アーユルヴェーダ施設に滞在中の食事はどうなってる?
Vol.5:脳のマッサージ・究極の癒し、額にオイル・シロダーラ
Vol.6:スリランカとインドのアーユルヴェーダの違い?!
Vol.7:ヨガと瞑想プログラムに参加して気づいたこと
Vol.8:スリランカ・ベルワラの小さな街に出て買い物へ!
Vol.9:願いがガツンとかなった7日間の滞在!ある1日の流れ
Vol.11:【実録】7日間のデトックスでどんなふうに変わったのか?
記事を最後までお読みいただきありがとうございました。 (*˘︶˘*).。.:*♡