脳のマッサージ・究極の癒し、額にオイル・シロダーラ#05

アーユルヴェーダセラピストが、1ヶ月かけてのインド〜スリランカ〜ネパールを巡るアーユルヴェーダ・ヨガ・瞑想の学び旅05♪

今回滞在していたアーユルヴェーダの専門施設「ヘリタンス アーユルベーダ マハ ゲダラ ホテル」では、
毎朝、それぞれの部屋番号が書かれた個別の棚の中に、ハーブの薬と一緒にその日の個々のトリートメントスケジュールがかかれた紙が置かれています。

それぞれのトリートメントの時間に合わせて、
アーユルヴェーダトリートメント専用棟に移動。

（トリートメントとトリートメントの間が少し空いてしまうことがあるので、中庭のデッキチェアで休みながら次のトリートメントを待っている方もいます↓）

待合室で待っていると、担当のセラピストが名前を呼びにきます。↓

■施術に満足するかは・・・その日に担当してくれたセラピストによって差があった

ほとんどの場合、3名ほどのセラピストが一つのグループとなって一人のお客様に施術毎に順番で交換づつ担当となるようです。
セラピストの経験年数もレベルもバラバラです。

担当のセラピストによって、大満足のときもあれば...
わたしの場合、正直、ちょっと残念な施術と接客にブルー気持ちで時間を過ごすことになったこともありました。

わたしも自分自身がセラピストとしてお客様に施術をしてきた経験があるので、施術するときにどれだけ相手のカラダに「意識」を向けているのか...

自分自身が施術をする際に大事に思っている分、その意識の差がカラダに触れるセラピストの手を通してすぐに感じ取れてしまいます。

本当は気にせずリラックスしたらいいのですが、施術を受けることも勉強になったりするので、気になってしまって...職業病みたいです。

結果、担当したセラピストによって、なんだか適当に流される手の動きが気になって、「リラックスできないなー残念な時間だったな」と感じるときと
「あー良い時間だった！最高！」と大満足に感じるときと、わたしの場合はけっこう大きく気持ちに差が生まれてしまいました。

■インドやネパールでもこれまで色々とトリートメントを受けてきたけど、セラピストの経験値が高いから気持ちいいとは限らない！

受けた時に「心地いい」「気持ちい」と感じるのは
セラピストの経験年数やホテルなどの施設レベルとは関係ない！ということが、今回の旅でトリートメントを受けた体験からも強く感じたことでした。

経験年数が長いからすばらしい施術なのかというと、そうじゃない。

同じ経験が3年のセラピストでも、
想いがこもっていてすごく丁寧に心地いい施術をしてくれる方もいれば、
ただただ、撫でたように覚えた流れを淡々と“こなしている”セラピストもいます。

あくまでわたしの勝手なこだわりと自分自身も大切にしたいことですが、「心地よい施術・接客」を創るのは、やっぱり、「人のこころ」。
その人の相手に対する「想い」の違いだったりするのかな・・・と、なんだか偉そうですが、わたしは個人的にはそう感じています。

「せっかく受けてくれているんだから、心地よくなって、癒やされてリラックスして満足して帰って欲しい」という言葉を伝えてくれたセラピストさんがいました。
彼女の丁寧で想いのこもった施術のタッチの心地よさは本当に素晴らしかったです。

経験年数ではなく、セラピストとしてお客様への向き合い方が最終的に技術の差になって現れているのかもしれないな、とわたしは感じました。

■何はともあれ、脳のマッサージ「シロダーラ」連続3日間！

アーユルヴェーダでは、シロダーラという額にオイルを垂らし続ける施術があります。
別名「脳のマッサージ」と言われていて、起きているか寝ているのか...瞑想したような日常では感じられない不思議な感覚、「究極の癒やし」とも言われています。

シロダーラの施術は、3日間以上連続して行われます。
今回、シロダーラを受ける前に、ドクターからこんな注意事項を伝えられていました。

「シロダーラの最中は（なるべく）寝ないで、起きていてください」
「シロダーラの最中は、過去の嫌な経験とか思い出、苦しみとか不安とか悩みとか色々な感情や情報が溢れ出てくることがありますが、すべてそのまま受け入れてそして解放していってください」

ちゃんとドクターの言うことは守らなきゃ！！と思えば思うほど、眠くなる。。。

結果・・・わたしは、3日間とも（いつの間にか！）寝てしまっていました！！
我慢したんですけど...ダメでした。。。

シロダーラの施術期間中は、額から垂らされたオイルは洗い流さずにそのままの状態でタオルでくるんで過ごすことになります。

（こんな感じです↓）

寝るときは、ベッドにはタオルを敷いて就寝します。

オイルがついた状態で過ごさなければいけないので、
人によっては、頭がずーんと重くなったり、だるくなったり、頭痛がする...などの症状がでる場合があります。

わたしも、頭痛や重さが出てきたので、ドクターに相談したところ、
「それは、シロダーラを受けた際にでる、通常の症状だから大丈夫よ」と言われました。

■シロダーラ後は、髪しっとりツヤツヤ、視界がクリアになって頭もスッキリ！

3日後、最後のシロダーラの施術を終えると、
「このまま3時間ほど置いたら頭を洗い流してくださいね」と伝えられます。

そこから3時間後にやっと洗い流したときには・・・

頭がスッキリしているし、視界がクリア！
そしていつもより髪もしっとりツヤツヤに！

なによりも、3日間頭についていたオイルをやっと洗い流せたことと、頭に巻いていたオイルまみれのターバンから開放されたスッキリ感は最高です！（笑）

また、ドクターの説明にあった「気持ちの解放」の方も、おそらく、シロダーラの効果も手伝って
この滞在中にこころとカラダが最高にスッキリ心地いい状態になっていました！

シロダーラは6泊以上の滞在がなければ受けられないようなので、長期休みが取れたら、6日以上滞在してこのすっきり感を体験されてみるのもオススメです！

アーユルヴェーダトリートメントの種類についても書こうと思っていましたが、また次の記事に。

続く・・・

【その他のつづき記事】

Vol.1：アーユルヴェーダセラピストの学び旅スタート
Vol.2：バワ建築のホテルに魅せられて写真を撮る手が止まらない
Vol.3：私のタイプは？体質診断とウェルカムトリートメント
Vol.4：アーユルヴェーダ施設に滞在中の食事はどうなってる？
Vol.6：スリランカとインドのアーユルヴェーダの違い？！