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離れゆく仲間たち。

■ベトナムの工業生産指数。
・最近のニュース、「ベトナム2024年1月〜4月間の工業生産指数(IIP)は前年同期比で6%増、雇用は3.4%増と回復基調」。
・ベトナム統計総局(GSO)は、「ベトナムでは産業生産が持続的に回復しており、2月の生産はテト(旧正月)の影響で落ち込みを見せたが、他の月は安定した成長を維持」と発表。
・ベトナムの工業製品は「総輸出額19兆2726億円)のうち87%以上を占め、貿易収支は前年同期の1兆1940億円から1兆3094億円へと増加」した。

■購買部門指数は50ポイントを下回る。
・『ベトナムダイレクト証券』2024年第一四半期マクロ経済レポートより、「工業部門は依然として回復傾向にあるが、3月の購買部門指数(PMI)が50ポイントを下回り減少しているため、今後の動向を注視する必要がある」との見解を示す。
・一方、「商業やサービス、投資活動も過去4ヶ月間で好調を維持しているが、まだ完全には安定しておらず、サービス業の回復ペースが遅れる原因は、国内需要の困難、金融/銀行/保険活動の減速及び観光活動の再開の影響が次第に薄れていることである」と述べた。
・国内外からの投資は「それぞれ5.9%及び4.5%増加し海外直接投資(FDI)は1兆4450億円」に達した。しかし「企業は依然として多くの逆風に直面し毎月平均2万300社が市場に新規参入、そして2万1600社が撤退しており、撤退数は前年同期比で12.2%増加」した。

■市場から企業が撤退していく。
・余談、サービス業界の方々からは「コロナ禍前の売上には中々戻らない」という声を聞くが、上述のように市場から撤退する企業数は新規参入企業より多い、まだまだ厳しい経済状況は続いている。
・先日、知り合いの方が私に「今後、ベトナムの現法を閉じる予定なので会社の清算手続もしくはM&Aも視野に入れて現法を買い取ってくれる企業を探していきたい」とご相談を頂いた。喜ばしい話ではないのだが、私の身近にも企業撤退の波は押し寄せる。
・今年4月末から5月にかけた5連休で上述の数値がどのように改善されていくのか、5月の数値も引続きウォッチしつつ経済回復を切に願う。

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