sai

会社員です。noteは思ったことを書きます。

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最近の記事

上司からの忘れられない言葉

前職で営業してた頃の話をする。 それはある夏の、とてもとても暑い日、最悪なことに上司と休日出勤することになった。平日に会えない新規顧客アタックのために、上司と一緒に営業車で回る。エアコンの効きが抜群に悪い車内、真夏だというのに背広を着るという異常さ、滝の汗を流す隣の上司、コンディションは考えうる限り劣悪だった。 うだる暑さの中、成果は当然のごとく無く、とりあえず昼時になってきたから「お昼、どうします?」と声をかけた。すると上司が「君の好きなところどこでもいいぞ! 高くても

    • 同僚のツイッターアカウントを見つけたら逆に人生終わった

      先日、同僚のツイッターアカウントを見つけてしまった。その一部始終をここに記したい。 きっかけは些細なことだった。同僚で3人のグループLINEがあって、ちょっとした日常の会話をしていたときのことだ。ちょうど私は電車で移動中にそれを見ていたのだが、一人の同僚が唐突に「そういえば言っておかなければならないことがあって」の前置きの後に「【ご報告】私事で大変恐縮ではございますが、この度〜」と、ずっと欲しいと思っていた家電を購入したという10行程度の文章がパッと飛び込んできた。 おそ

      • 【連続更新30週目】書き続けて今思うこと

        昨年の12月に何を血迷ったのか毎週更新すると決めたnote、30週まできました。まぁ、いつまでやるとか決めてないし続ける義務も特にないんですけど、逆に言えばいつ自分がやめるかもわからないので、せっかくだしここまできて思うことを一旦書いておこうと思います。 まず、一番強く思っていること、そう、それは もう書きたくねえ これに尽きる…。 毎週書くの、大変。 テーマも字数制限もないしなんでも書けるわけだから、毎週更新するくらい正直わけでもないと考えていた自分を焼き討ちにし

        • 「黒コショウは思った3倍入れる」の意味不明さについて

          料理できない人間にとって、この世で一番恐ろしい言葉が「適量」であることはもはや当たり前の事実だと思うのだが、最近というか少し前くらいからそれを超えるやつが出てきた。 「思った3倍」 まぁ、この言葉を考案したやつ、ちょっとこっちきて座ってほしい。ふざけるのもいいかげんにしよ? その、料理できない人間を舐めるなよ。料理ができない人間は、本当にどれくらい入れたらいいかわからねえんだぞ。イマジネーションできねえんだよ。にも関わらずレシピには平気な顔で「思った3倍」とか書いてある。

        上司からの忘れられない言葉

        • 同僚のツイッターアカウントを見つけたら逆に人生終わった

        • 【連続更新30週目】書き続けて今思うこと

        • 「黒コショウは思った3倍入れる」の意味不明さについて

          それはまるでひと夏の恋のような

          「くしゃみ」は人体の構造上、防ぐことが不可能らしい。この間何かのラジオで聞いた。お前なんで急にくしゃみについて語り出した? と思う人もいるだろうが、それは私も同じです。 くしゃみはひと夏の恋のようにいつだって唐突に、電撃的にやってくる。考えてみれば防いだことはない。出るのか出ないのか、もぞもぞする展開を繰り返したのちに結局でないということはあったが(あの感じ気持ち悪いよね)、くしゃみが「来る」と確信をもったときはもう防ぎようがない。思った瞬間にはもうくしゃみをしている。

          それはまるでひと夏の恋のような

          なぁ、30万払えよと彼は言った

          大学生になって初めて、実家を出て一人暮らしを始めた。期待と不安が交差する新生活の始まり。晴れて自由を手にした僕は夜な夜なエロサイトをめぐる旅に出ていた。何の抵抗もなく駆け回った。あれほど縦横無尽に駆け回る瞬間はない。パケット通信料と戦いながら、無料動画を閲覧する。いかにただでエロい動画を見るかに人生を懸けていた。一人暮らしは天国だと思った。 いつものように自由にサイトを駆け回っていたある日、唐突に「30万円払いなさい」という警告的な文章が前面に出現した。僕は焦った。悪質な詐

          なぁ、30万払えよと彼は言った

          幻の史織さん

          取引先に下の名前が「史織」さんって人がいて、ずっとメールでやり取りをしていた。仕事なので当然固い感じでやり取りしていたのだが、すぐにレスポンスが返ってきたり納期をちゃんと守ってくれることなどから史織さんにとても好印象を抱いていた。 次第に文面でも少し砕けるくらいの仲になり、「次の納期は○日ですね、りょうかいですー!」とか「忘れないように毎日備忘メール送りつけますね!」とかちょっと軽い感じでやり取りも交わせるようになっていた。 そんなある日、打ち合わせで史織さんに会うことに

          幻の史織さん

          マッチングアプリの悲哀

          前回書いたnoteの続きでもあるのだが、小説家を志して会社を辞めていった後輩女子と久しぶりに会って蕎麦を食べた帰り、軽くコーヒーを飲みにいった。 「先ほどごちそうになったので、ここは私が!」 と勢いよくこられたので、遠慮なくご馳走になることにした。あとあと思ったが、現在彼女は無職である。無職の後輩にコーヒー奢ってもらう私。完全にミス。何をやっているんだろう。 コーヒーを飲みながら少しプライベートの話をした。彼女は言った。 「実は私、二週間前に彼氏できたんですよ。マッチ

          マッチングアプリの悲哀

          後輩女子と久々に食事に行ってきた結果

          少し前の話になるが、志を遂げるため会社を辞めていった後輩女子からLINEが入った。 「先輩、突然ですけどもしよかったら今日ご飯でもいきませんか?」 正直、驚いた。既婚者になってからというもの、女子からの誘いには縁遠く生きてきた。自慢じゃないが独身時代もずっと縁遠く生きてきた。だから驚いた。だが僕も立場というものがあるので、そう気軽に女性と二人で食事にはいくわけにはいかない。だから言ってやった。 「おっけー! 何時!?!?」 仕事終わりに博多駅で合流した。彼女と会うのは

          後輩女子と久々に食事に行ってきた結果

          妻と映画の趣味が合わない

          あいみょんが歌っていたんです。 「ぜんぜん好きじゃなかった。ホラー映画とキャラメル味のキス」 僕は思いました。 「わかる」 キャラメル味のキスはどちらかといえば好きですけど、まぁ経験したことはないんですけど、ホラー映画に関してはマジで苦手。夏といえばホラー! みたいなこと言ってる人いると、正直お前気は確かか? って言いたくなります。ホラー系見ると絶対夜道何度も後ろ振り返っちゃうし、シャワー浴びてるなんかいつの間にか髪の長い女性が横に立っていないか気が気でなりません。ホ

          妻と映画の趣味が合わない

          「書くことを続けること」の難しさについて

          何の気の迷いかわからないけど、去年の12月から毎週更新を始めて20週が経過した。正直最初は、「毎週更新つっても一年で52本でしょ? 少ないから週に2、3本くらいは書いていこうかねー」くらいで思っていたのだけれど、週一で更新するのもけっこう大変ということに気づいた。いや、大変ですわ。 このnoteはどうでもいいお話をどうでもよく書くというポリシーで運営しているので、基本的にエッセイや日記、思ったことを書き連ねている(なお、エッセイと日記の違いはよくわかっていない)。できれば「

          「書くことを続けること」の難しさについて

          カラオケで俺が歌う時だけみんな喋り出す

          こんな世の中だからしばらくカラオケに行っていないけど、こう見えてけっこう好きです、カラオケ。よく一人でも行ってましたし、学生時代は友人と喉が裂けるまで朝まで歌い尽くし、明け方の街をやるせなくトボトボと歩くのが趣味みたいなものでした。 正直、別に上手くはないですが、まぁ人に聞かせても大丈夫かな?ってくらいのレベルではあると思ってます。よく言われるセリフ第一位は、「あ〜いいね、好き、その選曲」です。いつも褒められるのは歌じゃなくて曲。 3人以上でカラオケ行った時なんか、まぁ一

          カラオケで俺が歌う時だけみんな喋り出す

          ゴールデンウィーク2021〜濃霧の山中にて

          今年のゴールデンウィークは外出を自粛した人も多かったのではなかろうか。僕の住んでいる九州は緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置は取られていなかったが、感染者数は過去最高を記録するなど完全に危険領域に入っている実感はあったので基本的に街中に出かけるのは避けようという意識があった。 そのせいか、自然に触れたい欲求が生まれた。マイナスイオンを浴びたい。休日は家で映画を見たり本を読んだりするよりも、体を動かした方が脳がリフレッシュできるらしい。閃いてからは早かった。 熊本県に阿蘇山と

          ゴールデンウィーク2021〜濃霧の山中にて

          『明け方の若者たち/カツセマサヒコ 』を読んで

          その日は有給を取っていたものの、特に予定もなかったから本屋に行くことにした。予定もない日は本屋に行くに限る。 大型の本屋に併設された行きつけのカフェは、本を購入しなくても好きな本を持ち込んで席で読んでいいというたまらなくありがたいシステムになっている。ちょうど前日に辻村深月の小説を読み終えたばかりの僕は、おもしろい本はないかと足を運んだその店でツイッターで話題のカツセマサヒコさんのデビュー作を見つけた。そういえば増刷されたとか、つまりは売れてるらしい。湿り気を帯びたような色

          『明け方の若者たち/カツセマサヒコ 』を読んで

          朝活を継続して超人になっていこうと思う

          思えば、ショートスリーパーになりたかった。短い睡眠で生きていけるのであれば、その分有意義に人生を過ごすことができる。本を読んだり映画を観たり、勉強をしたり運動をしたり、趣味に時間を費やせる。そして世の中にはそういう人種が確かにいる。それに比べて僕はどうだ。もうね、ずっと寝ていたい。できうる限り寝ていたい。 これは本当にたぶんそうなのだけど、僕の適切な睡眠時間は10時間だと思う。10時間でちょうどいい感じ。普通にロングスリーパーである。悲しい。 夜は3歳の娘を寝かしつけてい

          朝活を継続して超人になっていこうと思う

          母の誕生日、初めてご飯を作った

          母の誕生日だった。毎年何かプレゼントをあげているわけではないのだけど、普段お米や野菜を送ってもらったりととても世話になっているし、何か贈ってあげたい気持ちがあった。かといって何をあげればいいかは毎回頭を悩ませる。洋服やバック、財布といった物はどれもそれなりに持ってるし、お菓子や果物は食べてしまえばなくなってしまうから寂しい気もするし、旅行はこのご時世では難しい。「親への誕生日プレゼント」は人生で最も頭を悩ませる問題の一つだと思う。でも何もあげないのも、後日自分が後悔する。親孝

          母の誕生日、初めてご飯を作った