差し入れといえばバナナだったよねって話
こんにちは、家事手伝いの斎藤です。
背景
ここ最近、世の中ではバナナを流行らせたいという動きが見られる。現在、第三次バナナブームとも言われ渋谷や原宿をはじめ全国にバナナジュース専門店が次々と出店し行列ができている。また、ミニストップでは4月9日から新商品「グルクル飲むチョコバナナ」を販売開始、セブンイレブンでも「パフェスタイル チョコバナナ」を販売している事から多くの企業がバナナ関連商品に力を入れていることがわかる。
画像出典: https://voguegirl.jp/lifestyle/food/20190601/banana-juice/#!/g/1/3/
バナナと聞くと部活の差し入れと言えばバナナだったとイメージする人も多いのではないだろうか。そこで今回はなぜ部活の差し入れにバナナが多かったのかを考えることにする。
バナナの歴史
画像出典: https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00872/
バナナに差し入れが多かった理由を考えるためにまず日本バナナの歴史を見ていくことにする。
価格推移とバナナ輸入自由化
1945年8月 戦争の影響で終戦時までにほぼ途絶
1949年10月頃 卸値は、1籠3万円(東京)から5万円(大阪)であり当時の平均月収が9867円であったことを考えると、例えば400グラムのバナナ800円は非常に高価な買い物であったと言える
1963年(昭和38年) にバナナの輸入が自由化され、1970年代からフィリピン産が大量に出回るとバナナの価格も下がり、安価なフルーツとして広まった
引用: https://www.jacar.go.jp/english/glossary_en/tochikiko-henten/qa/qa12.html
1945年の終戦時には日本がほぼ出回らなくなり、戦後20年間はバナナは非常に高価なものとなり1963年のバナナ輸入自由化によって世間にバナナが広まっていったという歴史になっている。
差し入れと言えばバナナだった理由
日本におけるバナナの歴史から、バナナが非常に高価だった戦後に子供時代を過ごし、バナナ輸入自由化の時期以降に労働生産年齢になった団塊の世代の人々がバナナを差し入れをはじめたと考えられる。
この世代の人々は子供時代、非常に高価で滅多に食べることのできないご馳走っだったバナナが1960年以降に価格が低下した。この時期に大人になり自分の少年時代を思い出し、「子供達に差し入れをするならバナナにしよう!」と考えバナナを差し入れするようになったのではないかと考えられる。(団塊の世代の子供の頃のバナナに関してはこちらのブログが参考になる)
例えばバナナ好きで知られる元プロボクサーのガッツ石松氏も団塊の世代である。
画像出典 : https://www.farmind.co.jp/solution/05/index.html
終わりに
実際にある世代(団塊の世代)以上の人々にはバナナ好きが多く、バナナに特別な思い入れがある人が多いように感じる。その世代の人々がバナナを差し入れするようになり差し入れと言えばバナナといった文化が生まれたと考えられる。
参考文献
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad0318be9caada5b17a792f79d546b696a44d307
https://www.ministop.co.jp/syohin/products/detail028340.htmlhttps://tokubai.co.jp/news/articles/4271
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