しぶやはるな

尼崎、ときどき佐渡。

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最近の記事

もう死にたくはならないのだから

「20代後半にもなってくるとなんとなく自分の限界って見えてくるよな」 「自分で感じている限界って案外当てになんないよ」 漫画のワンシーンのそんなやりとりが妙に引っ掛かった。 その直後、たまたま紹介されたインタビュー記事がめちゃくちゃ面白くて、同年代で最先端に立って活動するその人の考え方やプロダクトに打ちのめされた。 何だか悔しくて苦しくて「死にてぇ」と口癖になった言葉を呟いた。 でもそこで「あぁ、もう死にたくはならないんだ」と気づいてしまった。 なので記憶の糸が絡まる

    • 10日目の雑感

      ついにnoteを書いて10日目。 “日目”という表現が適切なのかは怪しくなってきたけれど。笑 前回の投稿から少しだいぶ時間が空いてしまった。 びっくりした、もうそんなに経っていたのか。 言葉を残していない日はなんだか印象が薄い。あんなにいろんなことがあったはずなのに。改めて、振り返って文章にすることは今の私に必要なんだなと改めて感じている今この時です。 さて、節目の10をやっと踏めるので、10日書いてみた雑感をここらでまとめましょうか。思った通りには進まなかったけれど、

      • シンデレラタイム

        「最近どんなこと考えてるの?」 そんな問いをもらったときにとっさに出たのが「睡眠」でした。 最近になってやっと睡眠って大事なんだなって思いましてね。 のび太くん並に寝付きがよくて、どこでも寝られるのが取り柄なので「睡眠」に困ったことも意識したこともなかったんだけど、尼崎きてなんか忙しいし疲れてるなってときに腰をやらかして立てなくなったとき、初めてこれはやべえと気づくことができました。 思い返してみたら、私寝るの得意じゃないかもしれない。 早く寝ても遅く寝ても朝は眠いも

        • 嘘つきがデフォルトですので

          #note100日投稿 を初めてn日が経ちました。 毎日投稿頑張ってます☆ …と言いたくない日でした。今日はエイプリールフールですからね。 (もはや今日が4/1と言うのも嘘になってしまった笑) ルール ・毎日とにかくnoteに投稿する ・出来事だけでなく感情を記す と3月半ばに書いておいて今回で #8日目 なのは何かの間違いであってほしいと願うも現実でした。 ・ 約束を守ことは苦手です。 人との時間や提出期限や忘れ物もですが、それ以上に自分との小さな約束を日々破り続

        もう死にたくはならないのだから

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        • note100日チャレンジ
          11本

        記事

          旅立ちには絵本を贈りたい

          赤泊に来て3年間、1~2か月に一回の赤泊小学校での絵本の読み聞かせは、私にとっても楽しみと何か少し立ち止まって見つめる時間でした。 そして昨年の2月が赤泊小学校での最後の読み聞かせでした。 相手が6年生ということもあり、今回は中学校に進む彼らに贈りたい「冒険」「生き方」「あり方」のテーマで本を3冊選んでみました。 読み終わってみて、これは今の私自身に刺さる、自分に贈りたい本でもあったなと思ったので、記録しておこうと思います。 ◇◇◇ ■「ここにいたい!」「あっちへいきた

          旅立ちには絵本を贈りたい

          大好きだから、

          「渋谷さんが来るから早く帰ってきてん!」 「コーヒーいれて待ってますね」 「僕、渋谷さんが大好きやねん」 毎週火曜日は私のエネルギーチャージの日。 グループホーム『ほっこり庵』はふわふわする言葉で溢れています。 こんなに真っ直ぐな気持ちを伝えてもらうのは日常生活でなかなくて、ただただ胸があったかくなります。 そして、その真っ直ぐさにたくさん気づかされます。 ・ 今日なんだか胸にストンと落ちたのは 「渋谷さんが好きだから手伝いたいねん、僕の分も食べて」 という言葉。

          大好きだから、

          編集された世界を見せて

          人間は人の手によって編集されたものが好きなんだなと実感した夜だった。 夜ご飯を食べながら、友達が1日10時間・3日連続開催のオンライン大会に参加してきた話をした。 その人の目を通して見る「高校生マイプロ 全国サミット」は自分がイベントに参加した時とは違う感覚だけれど同じくらいの熱量があった。 面白かったプロジェクト、名シーン、キュンとした高校生の言動、尊敬した人、オーディエンスの雰囲気。 話が上手いと言うのもあるけれど、その切り口と切り取り方にハッとさせられる。 自分だっ

          編集された世界を見せて

          あの夢の先へ

          まだあったんだ。 この場所を私は知っている。綺麗に磨かれた床板に続くのは灰色に薄汚れたタイル。6つの個室の便器はどれも汚れて蜘蛛の巣が張っている。 ここに来たのは何年ぶりだろう。懐かしさに浮かれてしましそうだったが私には義務がある。壁にこびりつく無数の血について説明する義務だ。 瞬間、あの時の痛みと恐怖が蘇る。一緒にいた友達はみんな、みんな死んでしまった。死んだ後人はどうなってしまうんだろう、なんてことを悠長に考えている時間はない。 すぐ後ろには今回の「友達」、しばらく

          あの夢の先へ

          対話のやり方①

          昨年の8月から、月に1回「対話の会」というものを開いています。 対話のコツややり方を体験しながら積み重ねていこうとしてはじめました。 そこで、最近イントロで毎回話す「対話のやり方」がとっても好きなのでまとめます。 2つあるのですが疲れちゃったので1つずつ。 「机の上に置く」会話はキャッチボールというけれど、対話の時はそっと机の上に置くイメージで話していきたいです。 ただ置くだけなので、周りの人は無理に受け取らなくていい。 ちょっと眺めてみたり、感触を楽しんだり、そのまま

          対話のやり方①

          「障がい」に救われてきた私がいた

          小学生時代、どこか「普通」になじめなかった。 盛り上がるバラエティやアイドル、クラスの子のランキング、コソコソ話す陰口、友達と一緒でなければ行けないトイレ、分かるのに挙げない手。 どれもよく分からなかった。 ありがたいことに勉強も運動も人並かそれよりちょっとだけ良くできた。 だからあからさまに距離をとることもなく、でも密接に入りすぎない一線を引いていても、誰とでも話ができて、何となくいじめられない上手な世渡りができたのだと思う。 休み時間は本を読むか特別支援教室に遊びに

          「障がい」に救われてきた私がいた

          言葉を100日紡いだら

          お久しぶりすぎる投稿ですね。こんばんは。 先日、おかげさまで誕生日を迎え一つ歳を重ねました。 気がついたらもう10日も経っていて震えています。 お祝いのコメントを下さった方々、本当にありがとうございます。 ゆっくり読んでお返ししていきますね。 ・ 実は誕生日があまり好きではありません。 毎年なんとなく夜一人になり、自分が人を大切にできてないのだから大切にしてもらってはいけないのだと自分を罵りながら眠るのが常でした。 今年は自分の誕生日に友達の誕生会にお邪魔して、そした

          言葉を100日紡いだら

          人に見せる文章を書くのが怖い

          言葉は人を写す。 文章を読むと、言葉の選択やリズム感、句読点の付け方、構成、例え方、長さ、伝える内容やテーマ、様々なところでその人らしさが出る。 文章で人を好きになったり、好きでなくなったりすることもある。 そう思うほど文章を書いて人に見せることが怖くなる。 どう思われるんだろう、何を感じるんだろう、がっかりされるかもしれない・・・ 人目なんか気にしなければいい、そんなに人は見ていないのだと言うのが頭でわかっても、人にマイナスの感情を向けられるかもしれないというはやっぱ

          人に見せる文章を書くのが怖い

          2020年 100のやりたいことリスト

          あけましておめでとうございます。 正月が明けてしまいましたね。おかえりなさい日常さん。 昨年は自分の心と人生を揺さぶるたくさんの出会いと、たくさんの経験を得られた年でした。 悩んだり苦しんだりもがいたり、しんどいこともありましたが、周りの皆さんに支えられて、刺激を受けて、受け止めてもらって生きてこれました。 本当にありがとうございます。 また今年もお世話になりっぱなしになりそうですが、なにとぞよろしくお願い致します。 ◇◇◇ さて、新しい年を迎え、自分も新たなステップ

          2020年 100のやりたいことリスト

          私は蝶のひと羽であれただろうか

          昨日、地域の新しく立ち上げるイベント実行委員会にて初めてグラレコをしました!緊張した~~~~ 絵は描けない、字は汚い、センスはない、だから絶対ペンを持たない。そんなスタンスだった2年前からよく成長したなと思います。 地域あるあるの古くから続く形式で20数名がロの字のテーブルを囲む、なんとも意見を出しにくい会議が少しでもアイディアがたくさん出る場となる第一歩になれていたらいいなと思う。 でもそれ以上に「地域の会議に自分発信でグラレコを導入した」ということが、私にとって小さ

          私は蝶のひと羽であれただろうか

          【なれっじメモ】探求の対話「p4c」

          お久しぶりです。 じめじめする日が続きますね。 昨日かる~い気持ちで参加した「p4c」というものが、電撃が走るくらいおもしろく、実践したい・広めたいと思ったのでまとめます。 新潟大学の豊田光世先生のもと、月に1回ペースで佐渡で開催されているそうですよ。 1.p4cってなに?? (1)目的と意味 (2)基本的な方法 2.会話に引き込まれるおもしろさ (1)アンパンマン vs ドラえもん!? (2)「初めて声を聞いた」 (3)「小学生が対話を深めた」 (4)ジューシー・ワン

          【なれっじメモ】探求の対話「p4c」

          【なれっじメモ①】システム思考

          思考力を培うため、積極的に知識(ナレッジ)を取り入れアウトプットによって自分のものにしていきたいと思います。 「意識高い系」な横文字だって使っちゃいますよ~(笑) さて、一つ目はインターンで山本さんに講義をしていただいた「システム思考」を中心とした知識たちです。 ◇◇◇ 1.問題と課題 (1)問題と課題の違い  (2)よく考える とは  (3)「問題解決症候群」の3つの思い込み  (4)5whys(5回のなぜ) (1)問題と課題の違い ◇問題(problem)  観

          【なれっじメモ①】システム思考