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私は蝶のひと羽であれただろうか

昨日、地域の新しく立ち上げるイベント実行委員会にて初めてグラレコをしました!緊張した~~~~

絵は描けない、字は汚い、センスはない、だから絶対ペンを持たない。そんなスタンスだった2年前からよく成長したなと思います。

地域あるあるの古くから続く形式で20数名がロの字のテーブルを囲む、なんとも意見を出しにくい会議が少しでもアイディアがたくさん出る場となる第一歩になれていたらいいなと思う。

でもそれ以上に「地域の会議に自分発信でグラレコを導入した」ということが、私にとって小さいけど大事な前進になった。

私が既存の地域コミュニティに自分からアクションを起こしたのはこれが初めてだった。


思い返せば、ずっと既存のものを変化させることを怖がっていたらしい。

地域おこし協力隊となって新しいコミュニティを作って、新しいイベントを立ち上げてということは間違っていなかったし、価値あることだったと思う。

でもどこか逃げていた。

もとあるものに問題意識を感じたとして、知識も土地感も人脈もないポッと出の無力な小娘に何ができるんだ?主張することでせっかく受け入れてくれた地域の方に嫌われてしまうんじゃないか?そして私という人間ごと否定されてしまうんじゃないか、と嫌な想像ばかり膨らんだ。

だからただ笑って受け流していた。

人様の前では「新しい価値を作ろう」「変化を恐れずに挑戦しよう」と耳触りのいい言葉を言っていたくせになんて身勝手なんだろう。

今回のグラレコも、いつもだったら思いついても何だかんだ理由をつけて「やったらいいのに」と思いながら傍観していたと思う。でももういい加減に変わりたかった。

「グラレコをやりたい」と会長に電話をするのが怖くてその場でぐるぐる回った。会議で書いているとき周りの目が気になってしょうがなかった。緊張して何回もペンを落とした。

何かを主張するというのは、小さくてもこんなに勇気がいるんだな。

それでも一歩が踏み出せたのは、今までたくさん経験して教えてもらってできた「やれるかも」という小さな自信と、「完璧じゃなくていい・失敗してもいい」「小さくできることから」という意識をもてたおかげかな。

終わった後に、参加者の何人かがわざわざ写真を撮りに来てくれて、「見やすい」「ありがとう」と言ってもらえた時はぐっとくるものがありました。

やってみて、本当によかった。


もう「地域おこし協力隊」としての貴重な時間は残り少ないけれど、お世話になった赤泊に、佐渡に、小さくても何か価値あるものを残せないかとここ最近ずっと考えている。

カオス理論の考え方でバタフライ・エフェクトという言葉があるらしい。『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こす』という。

小さなワンアクションだったけれども、何かが巻き起こる蝶の羽ばたきの一つに私もなれるのかな。

・・・いい意味の「トルネード」でありますように。笑



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