それって本当に自己啓発?自己啓発との付き合い方
過去から学び、今日のために生き、未来に対して希望をもつ。
大切なことは、何も疑問を持たない状態に陥らないことである。
〜アインシュタイン〜
自己啓発は大事だが、前提を押さえなければ…
自己啓発は重要です。
自己啓発本や自己啓発セミナーが重要だとお伝えしているわけではありません。
『自己啓発』ということ自体が重要なんです。
急速な技術の発展や社会構造の変化のある現代では、状況に応じて柔軟に変化することが求められており、自己啓発の重要性は高まっています。
とはいえ…
前提となるポイントを押さえなければ、自己啓発は本来の意味を成さないばかりか、自己啓発の実践が結果的に良くない影響となってしまいます。
以下の3つの文章は自己啓発により得られるとされているものです。
何か違和感がないか、探りながら読んでみてください。
①自信が持てるようになる
新しいスキルや知識を身につけることで、成長の促進や自信が生まれ、ブレない自分を確立することができます。
②柔軟性と適応力が身に付く
変化の激しい社会では、柔軟性や適応力を身につけることが成功の鍵となるため、自己啓発を行うことでこれらの力を養うことができます。
③自分のチャンス(可能性)を広げる
自己啓発は進化のきっかけづくりとなり、自分の可能性を広げ、将来のチャンスを掴む手段になります。
…いかがでしょうか。
いかにも、それらしい文章なのですが、実は大事な前提となるポイントが欠けています。
それは『継続』と『変化』です。
大事と言われている自己啓発にも落とし穴があります。
『継続』と『変化』いう前提を押さえなければ、自己啓発はただの自己満足になってしまったり、固執した見方によって特定の考え方を盲信してしまい、柔軟性や可能性を狭めてしまうんです。
これでは、本来の『自己啓発』ではなくなってしまいます。
今回は『自己啓発との付き合い方』というテーマでお伝えしていきます。
自分を成長させたい
キャリアアップを考えている
自分に自信を持ちたい
自己啓発に興味がある
生産性を高めたい
そんな方は、ぜひ最後までご覧ください。
自己啓発との付き合い方を知ることで、学ぶことや知ることが更に楽しみになり、様々な刺激の中で自分を成長させることができます。
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よろしくお願いします。
自己啓発の落とし穴
自己啓発は私たちが成長する上で非常に大切なことです。
人は無限の可能性を持っており、自分の行動次第でまだ見ぬ世界に挑戦することだってできます。
自己啓発は、そんな私たちの可能性を広げ、挑戦するきっかけをくれるものです。
しかし、いいことばかりに思える自己啓発ですが、大事な前提となるポイントを押さえなければ、自分の成長を止めたり、可能性を狭めてしまう原因になってしまいます。
押さえるべきポイントは『継続』と『変化』という前提を持つことです。
まずは継続と変化という前提がないことで陥ってしまう落とし穴についてみていきましょう。
不変の真理という勘違い
自己啓発を実践する上で『継続』と『変化』という前提が押さえられていないと、自己啓発で学んだ特定のことが不変の真理であるという錯覚が起きてしまいます。
何かを学ぶ上で、様々な場面に通ずる応用が効く考え方というのはありますが、不変の真理とまで言えるものはそうそうあるものではありません。
にも関わらず、自己啓発で学んだことを不変の真理と勘違いしてしまう人が多いんです。
熱意や労力、努力を重ねたからこそ固執してしまうものですが、学んだことが全てではないこと、全ての状況に当てはまる不変の真理ではないことを忘れないようにしましょう。
この勘違いから抜け出せなくなってしまうと、新たなチャレンジを阻害するだけでなく、学びや成長の機会を見逃してしまい、成長を止めてしまいます。
自己啓発により学んだことや得た知識は万能ではなく、あくまでも一つの知識であるということを理解しておきましょう。
知ることや学ぶことで出来たつもりになる
自己啓発を実践し、知ること学ぶことで出来たつもりになってしまうことも、自己啓発の落とし穴の一つです。
研修に参加して学んだことで満足してしまうことはありませんか?
知ることと出来ることは別のことなのに、学ぶ時間やそのことについて話す時間が長くなると、まだ実践していないのに出来るつもりになってしまったり、出来たつもりになってしまううんです。
知ったからといって出来るわけではありません。
最悪の場合、自己啓発で学んだからといって知っているレベルでしかないのに、出来るレベルと勘違いしてしまい、他の人に考えを押し付けてしまうなんてことにもなってしまいます。
自己啓発で学んだことを日々の実践で繰り返しながら、失敗と成功の経験を重ねて、自分のスキルに変えていく意識が大切です。
知ったからといって、出来ているわけではないということを理解しておきましょう。
結果を急ぐがゆえに過度な焦りが生じる
自己啓発を実践していたとしても、継続という前提を押さえなければ、結果を急いでしまい過度な焦りが生じてしまいます。
自己啓発に取り組む人は向上心があったり、成長意欲が高い傾向にあります。
そのため、自己啓発本やセミナーなどで得た知識を実践に移し、早期に結果を求める人が大半です。
しかし、どんなにわかりやすく実践しやすい自己啓発であったにしても、早期に結果として現れることは非常に稀です。
むしろ、結果としてすぐに現れないことの方が多いんです。
自己啓発本やセミナーでは、自己啓発を学ぼうとする人にとって、わかりやすく実践しやすいように紹介されています。
しかし、書籍やセミナーと実際とでは、環境や場面、関わる関係者などが異なるため、すんなりとうまくいくわけではありません。
このことを理解せずに、焦って結果ばかりを求めてしまうと、せっかくの自己啓発での学びを深められなくなってしまいます。
それだけでなく、結果がでないことで実践を諦めてしまい、学んだことを手放してしまったり、すぐに結果として現れないからという理由で自己啓発そのものを止めてしまう人もいます。
結果を出すことももちろん重要ですが、大事なことは”自分を成長させ続けていくこと”です。
これが正解だというような考え方ではなく、様々な知識や経験の中で自分自身を高めて成長させていくという、継続と変化を前提として長い目で見ていくことが大切です。
自己啓発をしている自分に満足してしまう
自己啓発をしている自分に満足してしまうということも、問題の一つです。
自己啓発をしていると『自分は人よりも頑張っている』という感覚や『人よりも優れているという優越感』に変わってしまうことがあります。
自信を持つことや自分の頑張りを自分自身が認めることは大切なことですが、過度な満足感や自己満足は成長の停滞や他の重要な側面を見落とす可能性があります。
結果的に他の人ととの差が出るかもしれませんが、そのことが目的になってしまうのではなく、あくまで自分自身の成長と成功がゴールではないでしょうか。
また、自己啓発本やセミナーで学んだ知識が全てという感覚になってしまい、普段接している周りの人や環境から学ぶ姿勢、意識がなくなってしまうという人もいます。
このような状態になってしまうと、自己啓発という言葉の本来の意味(自らの知識や能力を向上させるための自発的な行動)から外れてしまいます。
自己啓発本やセミナーで学ぶことや経験することが全てではありません。
むしろ自己啓発本やセミナーで学ぶことや経験することはごく一部の、単なる一つの手段でしかなく、リアルな世界で通用しなければ意味がありません。
自己啓発は大切なことではありますが、自己啓発に取り組むということに満足したり、書籍やセミナーでの知識がすべてと捉えるのではなく、より良い自分を目指して常にバージョンアップさせていくという意識を持つことが大切です。
自己啓発との付き合い方のポイント(3つ)
自己啓発は自分を成長させ、どのような状況にも対応できるような柔軟性を身につけることができます。
しかし、そのためには『継続』と『変化』を前提とした、小さな努力を積み重ねることが大切です。
自己啓発は、自分自身を向上させ、成長させるために主体的に努力することであり、新しいスキルを身につけたり、知識を深めたりすることで、自分の可能性を最大限に引き出すプロセスです。
自己啓発との付き合い方のポイントを理解し、学びや知識を自分の力に変えましょう。
①自己啓発という言葉の意味と意義を意識する
自己啓発という言葉の意味と意義を意識することが大切です。
この意識があることで、特定の自己啓発による学びに固執したり、今の現状に満足して成長を止めてしまうことや、盲信してしまうといったことが起こりにくくなります。
自己啓発は、自分自身の能力や知識を向上させ、人間的な成長を促進するために行う意欲的な取り組みのことであり、成長し続ける努力を指します。
自己啓発には、新しい知識やスキルの獲得、精神的な強化、職業的な発展、人間関係の向上などの様々な内容が含まれており、それらが合わさって実際の場面で使えるようになったときに本来の効果を発揮するんです。
まずは、これらを意識した上で自己啓発に取り組むことを心がけましょう。
②常に学び続けて評価と再編を繰り返す
常に学び続け、実践を評価しながら結果を基に再編を繰り返すことが大切です。
多くの自己啓発本やセミナーの中で『〇〇が出来ればうまくいく』や『誰にでも〇〇するだけで変わる』などの表現がされていますが、これは効果を分かりやすくするための一つの言い回しにすぎません。
もちろん、言い回しの通りにうまくいく場合もないとは言えませんが、1つの知識や経験により、全てが好転するようなことは非常に考えにくいことです。
自己啓発で得た知識をさらに深め、活用できるものかどうかを実践を通して評価し、状況に応じて知識や経験を活かすための再編する。この繰り返しによって、自分のスキルにしていくものです。
学んだ一つの自己啓発だけでなく、さらに知識を加える必要があるのであれば新たに他の知識を学び直すなど、継続と変化を前提として取り組みましょう。
そのためには常に学び続ける姿勢を持ち、評価と再編を繰り返すという前提を持つことが必要になります。
③あくまで一つの考え方として捉えて”盲信”しない
様々な自己啓発がありますが、あくまで一つの考え方として捉え、盲信しないことが大切です。
繰り返しになりますが、考え方として通じるものはあったにしても、全ての事柄にすんなりと当てはまることはありません。
この理解のない中で、自己啓発を進めてしまうと、一つの考え方に固執してしまったり、特定の自己啓発を盲信してしまい、偏った見方になり、それ以上の成長の可能性を止めてしまいます。
成長をしたくて自己啓発を始めたつもりが、結果的に成長できなくなる自分を作ってしまうということになりかねないのです。
周りの人からも『考え方に偏りがある人』として捉えられてしまい、信用を失うことにもつながりかねません。
様々な自己啓発はあくまでも一つの手段に過ぎません。
あらゆる自己啓発の主眼や方法に目を向け、柔軟にそれらを取り入れながら使いこなしていくことがポイントです。
挑戦と同時に疑いを持って変化し続けること
自己啓発は、自分自身を向上させ、成長させるために主体的に努力することであり、様々な変化が求められる現代にはとても重要なことです。
しかし、自己啓発に対してのとらえ方を誤ってしまうと、知らず知らずのうちに自分自身の成長を止めてしまうことになってしまいます。
重要な抑えるべき前提は、継続と変化です。
良いとされるものを安易に取り入れて、盲信してしまうのではなく、あくまで一つの引き出しとして、様々な場面で柔軟性を持って使いこなしていくこと、バージョンアップを前提に新たな学びや成長を意識し続けることが大切です。
自己啓発は、新しいスキルを身につけたり、知識を深めたりすることで、自分の可能性を最大限に引き出すプロセスであるという、言葉本来の意味と意義を忘れないようにしましょう。
目の前のものを疑うことで、真理や幸福を追求した人もいます。
疑うということは、人だからこそできる知性を活かした一つの柔らかさではないかと私は思います。
この柔らかさを保ちながら、継続と変化を前提に、様々な知識や経験を取り入れることが成長に繋がり、人生をより良いものに変えてくれるのではないかと私は思います。
この記事をご覧いただいた一人でも多くの方の何かになれたら幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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記事を書く原動力になりますので、よろしくお願いします。
sabukurocha(サブクロチャー)
自己啓発について、以前読んだ記事でとても勉強になった記事をご紹介します。クリエイターの”ふたば”さんの記事です。
是非ご覧いただけたらと思います。
ヘッダー画像
今回の記事のヘッダー画像はクリエイターソルトさんの作品を使用させていただきました。
ソルトさん、素敵な画像をありがとうございます。
他にもたくさんの素敵な画像がたくさんあります!ぜひソルトさんのページをご覧ください!オススメです!
ブログ紹介(sabukurocha blog)
個人ブログも行っております。
sabukurocha blog
https://zenshinhibi.com/
「35歳までに知りたかった100のこと」をテーマに、より良く生きる上で役立つような様々な情報を発信しております。
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