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キラキラ系自己啓発が苦手。でも…

私は自己啓発は必要だとの立場は変わりませんが、みなさんがイメージしているもの、つまりキラキラ系自己啓発はどうも苦手です。

前回「自己啓発が役立たないといわれる理由」についてお話しましたが、今回はさらに個人的な感じるところを。

自己啓発というと目立つのが、

「なりたい自分になる!」
「覚醒◯◯で変われる!」
「宇宙の波動うんたら」

なんていう感じのものが並んでいますが、
まず第一に胡散臭い。コレが自己啓発自体に苦手意識を持たせる原因ではないかと思います。

もちろんそれで、

「自分が必要としてたのはコレだった!」
「変われて良かった!」

と高い講座料に見合う価値を感じているならいいと思います。

でも「自分を変える」ってとーっても長いプロセスなんです。一晩、数日、数週間で変われるものではない。ちょっとセミナーに参加しただけで変われるならば、世の中悩みのない人だらけになりますよ。

確かに表面的には変われたように感じるでしょう。でもそれって永続的なものだと自信持って言えますか?無理してませんか?逆に辛くなった部分はありませんか?

自分が抱えている問題は、自分が思ってもいなかった深い部分や忘れかけていた昔の経験に根ざしていることも多いです。

性格も急に変えるのは難しい。例えばネガティブ思考の人が一度や数回のセミナーに参加しただけでいきなりポジティブに変わるのは、はっきり言って不可能。表面的にポジティブに変わったように感じるだけです。

また、ポジティブ思考の人も外に対してそう見えるだけで、実はいろいろと苦しんでいたりします。

ではどうするのか。

自分が問題だと思うところや本当に変えたい部分をまず知る。
そこを深く深く掘って問題の根源を理解する必要があります。

問題と言ってしまいましたが、必ずしも問題ではない場合もありますし、人によってこのプロセスにかかる時間と心の消費度も違います。
場合によっては心療内科の治療が必要な場合もあるでしょうし、わりとすぐ問題が解消する場合もあるでしょう。

ここが第一歩。さらにどこから先に手をつけるべきなのかも考えないといけませんが、コレも互いに絡み合っている場合が多いので厄介です。「ここをまず改善したい」と思って手をつけたら、実は先に別の部分の改善が必要だった、という場合もあるかもしれません。

「え、そんな大変なら一生自分は変われないじゃん😭」

なんて思われるかもしれませんが、そんなことはありません。まずは一つ一番改善したいところに取り掛かること。その過程でいろいろ見えてきます。

ただし、一つと言ってもすぐに劇的に変わるということはありません。その過程が楽しく感じることも多いですが、長く、ときには辛いプロセスです。

話が最初に戻りますが、ここが私がキラキラ系自己啓発が苦手な理由です。気分の高揚感と参加者の信者的な一体感を煽って、その場では変わったように思い込ませる。

思い込みも時には重要なので一概に全く悪いとは言いません。でも、そういった表面的に変わったように思って実はそうではなかった場面に遭ったら…得たはずの自信やポジティブ思考が虚構のものだったと知ったら…

セミナー以前の自分よりメンタル面でマイナスになる可能性もあります。

さらに時間とお金を無駄したことを嘆き、主催者を恨み、自己嫌悪に陥るかもしれません。

私が「すぐに変われる」と謳っているセミナーや本に傾倒することが危険だと思う理由がここ。

自分を変えるのってそんな簡単なものではないんです。自己啓発の本を読んだり、ビデオ見たり、セミナーに参加しただけでは知識と方法を手に入れるだけ。単なる意識高いだけの人で終わります。

でも自己啓発は絶対必要です。

自己啓発が必要ないとか、悪いって言ってる人は、本質を見ずに〈自己啓発=気分が高揚するセミナーや本〉のイメージだけで語っているのでしょう。

自己啓発とは自分を知って変えていくこと。

人間は、誰しも生涯成長し続けることが必要です。完璧な人間などこの世に存在しません。

どんなに成功している人や、人間的に完璧に見える人でも自己改善努力を続けています。それが目に見える部分の努力だったり、内面的で外からわからない部分だったりするだけです。

私がジャーナリングを勧めている理由はコレで、まず自分を知って掘り下げる。自己啓発の本・動画を見たり、セミナーに参加する前に、まずこの作業をやってください。

簡単そうに見えて、自分の闇と向かい合って、さらにそれを認めるのは辛い作業です。
でも本当に変わりたいなら避けて通れない道であること、自己改善は長い時間がかかる、ということを頭に置いてください。

焦らず一歩一歩。ときに後退したり、前に進めなくなったり。それでも周りに踊らされず、自分にとって必要なことを、自分のペースで。

あっ、そうそう、タイムマネジメントとか習慣化とかも同じ。取り入れたらすぐできますが、息を吐くようにできるようになるには、やはり時間がかかります。自分に合った方法を見つけて、それをコツコツと続けていくこと。


性格・性質的なものが障害になっている場合も多いので、こういった仕事や学習、日常で必要な自己開発スキルを身につけようとしてうまくいかない人は、一度「なぜなのか」を突き詰めてみてください。繰り返しますが、こんな場合もジャーナリングが役立ちますよ!

このnoteを読んだ感想・コメントいただけたら嬉しいです☺️

長いプロセス、焦らず一段ずつ。

では最後にいつも通りジャーナルお題を!

<今日のジャーナルお題>

ジャーナリングは自分を見つめ、成長していく上で欠かせないもの。

モーニングページのように、ただただ頭に浮かんだことを書いていくのもいいですが、
習慣になるまで「面倒」「書くことがない」という人もいると思います。

毎回記事の最後は記事テーマに関連するジャーナルお題を載せています。

今日のお題は、

自分が今一番改善したいところは?

・改善したいこと
・なぜ改善したいのか
・(以前も改善努力した場合)うまくいかなかったのはなぜか
・改善の障害は何か

普段ジャーナリングをしない人も、数行やリスト的な感じでもいいので
ぜひ書いてみてくださいね。



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