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ストレスに対処するための習慣を身につけよう

ストレスは身体や心への影響のほかに、しばしば生産性の大きな妨げとなります。

ストレスが溜まり、気分の高揚や不安に襲われる、やるべきことに集中できなくなるといった状態を経験したことがある方も多いのでは?

仕事や人間関係などストレスにもいろいろな原因がありますが、ネット時代の今は情報過多が原因のことも!

「脳が情報であふれていて、片方から情報が入ってきて、もう片方から出てくるような感じ」

こんな感覚を感じ続けると、物忘れが多くなり、ストレスが蓄積されてしまいます

また、情報過多は白か黒かの思考につながるため、何が正しいのか、間違っているのかがわからくなったり、

さらに、混乱して自分の判断についても自信がもてなくなる上、多くの人が自然に持っている変化への恐怖を増大させる可能性もあります。

情報豊富な現代は便利な反面、自分で入れるべき情報を選び、無駄なものは遮断するというスキルが必要になってきています。(無駄というのは自分の考えと違うものを遮断する、ということではなく、自分の仕事や生活に直接関係ないものや無益なもの、という意味です。)

人間関係や仕事でとくに問題がないのにストレスを感じる場合は、情報過多がそうさせているのかも?と疑ってみてください。

特にSNSは無名で好き勝手なことを言えるため、
よくも悪くも心を揺さぶられたり、自分にとって正しい判断ができにくくなります。

自分という軸がしっかりしている方は影響を受けにくいですが、他人の考えや情報に影響を受けやすいタイプの方はストレスを受けやすくなるので、そんな場合は一旦遮断しましょう。

ネット検索やSNSを見る時間を限定してみて、
自分の心の状態の変化を記録してみる
こともオススメです!

ほかにもストレスに対処し、生産性を向上させるために次のようなことを意識してみてください。


タスクに優先順位をつける

タスクに優先順位をつけることで、先延ばしにすることを避け、最も重要なことを確実に進めることができます。

人間の脳はマルチタスク向けに設計されていません

スタンフォード大の研究では、一つ一つタスクをこなす方が、一度にいくつものタスクをこなすより生産性が高いことがわかっています。

マルチタスクは、生産性低下に加え、IQを低下させるという研究結果も!

ロンドン大学の研究によると、マルチタスクを行った参加者は、マリファナを吸った場合や徹夜をした場合と同様のIQスコアの低下が見られました。

マルチタスクをする男性のIQは15ポイント低下し、なんと8歳児の平均的な範囲までスコアが下がったとのこと。

会議中にメールを書いたり、プレゼン資料を作りながら別のレポートに取り掛かるというような場合、8歳児に書かせたほうがいいくらい、自分の認知能力が低下していることを思い出してください。

また、マルチタスクは脳にもダメージを与えます

イギリスのサセックス大学では、人々が複数のデバイスに費やす時間(テレビを見ながらメールを打つなど)で脳のMRIスキャン結果がどう変わるかを調べました。

その結果、マルチタスクの多い人は、共感や認知・感情のコントロールを司る前帯状皮質の脳密度が低いことがわかったのです

つまり日常的に「ながら作業」をしていると脳の構造が変化するということ。オンライン会議をしながら、あるいはPCで作業をしながら、
携帯でメッセージや情報をチェックするという時間が多い方は意識的に一つのことに集中することが必要です。

タスクの優先順位付けについてもっと詳しく知りたい場合は、アイゼンハワー・メソッド(アイゼンハワー・マトリクス)を見てください。

これはアイゼンハワー大統領が、タスクの優先順位付けや時間の効率的な管理に役立てるために考案した意思決定ツールです。

計画的な休憩

心と体を休ませるために、一日の中で計画的に休憩を取ることが大切。

休憩は集中力を維持し、燃え尽き症候群を防ぐのに役立ちます。

1時間に1回程度、仕事の合間にちょっと歩いてみたり、デスクでできるストレッチを行い、ほんの少しの時間でもリラックスするよう意識すると、集中力も回復できますので、ぜひ「ちょっとした息抜き」をこまめに取り入れてみてください。

それに、ボーっとした時間は新しいアイデアや視点を持つのにとても大切!

私も自分がそれまで思いつかなかったいいアイデアや忘れていた昔の記憶は、このボーっとしている時間に現れることがほぼ100%です。

「仕事で煮詰まっている」
「いい企画のアイデアが浮かばない」
「どう問題を解決したらいいかわからない」

といった場合は、少し外の空気を吸いに行ったり、1人になれる場所でボーっとしてみましょう。
この時スマホ画面を見るのはナシですよ!

整理整頓

ワークスペースが散らかっているのは、心が乱れていることが原因の場合も多いですが、単に整理整頓が悪いだけということもあります。
(耳が痛い……)

最近では極力印刷物を置かないオフィスも多いですが、職場によっては今でも紙で管理するものが多いところもあると思います。

「散らかっている状態のほうが逆に仕事がしやすい」

という方もいらっしゃるかもしれませんが、
もし自分のデスクに書類が積み上げられているのであれば、時間のあるときにスク周りを整理しましょう。

整理整頓をすると気分もスッキリして探したいものがすぐ見つかるので、無駄な時間を短縮することができます。

……といいつつ、私も昔はデスク周りが資料山積みで(汗)整理したら、逆に欲しいものが見つけられなかった!なんてことがありました。

でも常に整理されている状態に慣れてからは、格段に生産性が上がりましたし、汚いデスクを見て「汚くて嫌だなあ。整理しなきゃ」というストレスを感じることがなくなりましたよ!

セルフケアの実践

自分の心と体にに必要なものを与えることで、ストレスを軽減し、生産性のレベルを維持または向上させることができます。

セルフケアとは高いスパやレストランに行って贅沢な時間を過ごすことではありません。

十分な睡眠、バランスのいい食事、適度な運動を心がけ、自分を大切に扱うこと。ときには自分だけの静かな時間を持つことです。

友人、パートナー、子供、ペットを大事にするのとと同じように、日頃から自分自身も大切にして、ストレスを感じたり辛い思いをしている自分を日常的に労わってあげてください。

サポートを求める

ストレスに苦しんでどうしても解決しないようなら、躊躇せずにサポートを求めてください!

身近な人が、きっと助けになってくれるはず。

身体に不調が出ているようなら、精神衛生の専門家に相談し、必要なサポートを受けるようにしましょう。

ストレスは知らないうちに悪化して肉体的な健康に影響するので、早い対応を!

私も自分で感じていた以上にストレスが溜まっていた時期があり、三半規管に異常をきたしてめまいが数週間止まらなかったり、逆流性食道炎や帯状疱疹に苦しめられたことがありました。

ストレスは放っておくと燃え尽き症候群になり、
心身の健康に長期的な悪影響を及ぼします。

ちょっとした工夫で日常生活のバランスをとり、
ストレスと上手につきあっていきましょう。

<今日のジャーナルお題>

ジャーナリングは自分を見つめ、成長していく上で欠かせないもの。

毎回記事の最後は記事テーマに関連するジャーナルお題を載せています。

今日のお題は、

「日常的に実践しているセルフケア」

・リラックスするために気をつけていること
・自分が一番リラックスできること

普段ジャーナリングをしない人も、数行やリスト的な感じでもいいので
ぜひ書いてみてくださいね。


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