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あなたは、助けてくださいと言えますか?

「助けてください」と言葉を出すには勇気がいります。どんな時に、どんな程度の助けを求めるのかによっても違いますが、気軽に言える言葉ではないですよね。恥ずかしさもあります。だからなかなか言えません。

仕事で辛いことがあっても「助けて」と言えない人がいます。家庭内でも同じです。ハラスメントを他人に打ち明けるのはとても勇気がいります。若い時に言えないのに、高齢になったらもっと言い出せないことでしょう。何事も若い時から経験しておいてこそ、年取ってからもできることが多いです。しかし、「助けて」と言えるかどうかは、ちょっと違うかもしれません。

お金に困った時、助けてと言えますか?


お金に困った時、どうしますか? 友人知人に「お金貸して」とは言いにくいですよね。だから業者から借りる人が多いです。借りて返して、返済するためにまた借りて・・・いつ終わるか分からない借金地獄にハマる人も増えているようです。

だから過払い金請求を促す広告が増えています。クレジットでも借金でも一種の契約ですから、利息を決めたらその金額を支払うのが当然なのに、払いすぎるって、そもそもおかしいと思いませんか? それなら過払い金請求する前に、制度改革をしてくださいよ。って言いたくなります。

生活保護を素直に相談できますか?


生活に困ったら生活保護という制度で国が助けてくれます。ところが、これも素直に言えない人がいっぱいいるそうです。「恥ずかしい」からとよく言われます。役所へ相談に行っても拒否されることもあるようで、悲しいですよね。

新型コロナが蔓延した時、私の収入はゼロになりました。いつまで無収入が続くかわかりませんでので、もしもに備えて生活保護を聞いておこうと考えたのです。相談に行きましたら、奈良市はとても親切に対応してくれました。その時にアドバイスいただいたのが「ダブルワーク」でした。それがご縁で病院勤務をするようになりました。奈良市のように、どこの市町村も気軽に相談できる窓口であってほしいです。それに、気軽に相談できる気持ちが大切だと思いました。

人に迷惑をかけないことと、頼ってはいけないことを混同していませんか?


私はあるトラブルで、土下座をしたことがあります。涙を流して助けてくださいと、何度もお願いしました。とても苦い経験ですが、人は本当に助けてほしい時、あんな風になれるんだと自分でも驚きました。あとから考えると、許してもらえたことにものすごく感謝している自分がいました。何ごとも経験だと言いますが、命乞いする経験はなかなかできないものです。

道で転んでもすぐ起き上がって立ち去る人がいます。恥ずかしいからですよね。それで骨折していたなんて話も聞きます。人の助けを素直に受ければいいのに、多くの人は恥ずかしさのあまり、頼ろうとはしません。人に迷惑をかけないことと、頼ってはいけないことを混同していませんか?

頼ることは迷惑ではありません。その違いに気づくと素直になれると思います。


年老いた時、気軽に助けてくださいと言えるようになるでしょうか? 人に頼ることができるでしょうか? そろそろ素直に生きてみませんか?

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。