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自分の常識/相手の非常識

 弟夫婦と【入学祝い】を巡ってプチトラブルになりかけた。

 先日実家へ帰った際、今年小学校へ入学する甥っ子のために(そこそこの金額の)入学祝いを渡した。
 で!! その時に……

絶対に
「お返し」
は要らない!!
100%
子供に使ってあげて!


 とのメモ書きを入れておいた。
 にも関わらず!!
 先日、お礼の品が届いてしまった

俺の金の一部でお礼の品を買っちゃったらダメじゃん!
そのお金で子供に参考書の1冊でも買ってあげて欲しいんだよ!
お金を委託して「義妹アナタの趣味で俺へのプレゼントを買ってね」と言ったわけじゃないのに…。

 心の中で「なんで俺の思いを汲み取ってくれないんだろう」と失念したと同時に、先日放送された西野先生のVoicyでのオープニングトークを思い出した。

前提条件
・西野氏は差し入れが大嫌い。
・欲しい時は言うから!
 (で、前日に告知した)

コーヒー店でアルバイト決行日
西野
ジャックダニエル炭酸コーヒーの差し入れなら受け付けま〜す!」
ファン
それ以外のモノを持ってきました!」
西野
「え!? 俺が差し入れ嫌いなの…知ってる?」
ファン
「もちろん知ってます!」
西野
「だったら、なぜ?」
ファン
私は(西野さんがコレを)要ると思ったからです」
西野
「……(会話にならないじゃん)」

 という出来事があったらしく…。
 俺のトラブルも「それと全く一緒じゃん!」と。


お返しはいらないって言ったよね?」
義妹
「私達(夫婦)の気持ちを送らせてもらいました」

「もしお返ししたいなら、動画とか手紙とかプライスレスなものでって書いたじゃん!」
義妹
「気持ちなので使ってもらえたら嬉しいです」

「……(※勘弁してくれ)」

 ってやり取りをするのと同じかと。。
 だからさ…その”気持ち”を形にしなくていいんだって!
 オズワルドの伊藤さん風に言うなら、一昨年の『M-1グランプリ』で

なんで【友達】と【サイズの合わないズボン】を交換しなきゃいけないんだよ!

 とツッコんだ時の気持ちと同じ。
 【俺の金】と【義妹の趣味のモノ】を交換しただけになっちゃうじゃん。。
 長男に【入学祝い】をあげた時に【洋服】のリターンが来てしまった”前科”があったから、次男の時はわざわざ「お礼、要らないです!」とメモ書きしたのに…。

 その夜、弟に「俺の意に反することなので、返礼品を贈ってくれたことに対してありがとうとは言えない」と連絡したら、義妹の方から「不快な気持ちにさせてしまって申し訳ありません」とLINEが。。
 なんで身内のお祝いごとで”こんなやり取り”をしないといけないのさ…(泣)。


 ただ!!
 この騒動にも伏線というか、渡す時にひと悶着あって。
 義妹に入学祝いを渡そうとした時に「いえいえ、結構ですよ!」と断られたのだ。
 俺的には「身内の…山川家の跡継ぎのためにお祝いぐらいあげないと!」「社会通念上、進学祝いは普通にあげるものだろ?」との思いに因われて強引に渡していた。

 義妹が、なぜ【入学祝い】を「要らない」と言ったのかは不明だ。
 普通なら「わざわざありがとうございます。子供のために大切に使います」ではないだろうか?
 なぜ最初は断ったんだろう?
 俺の(家計の)負担になるから?
 もしくは、過去の【出産祝い】【(長男の)入学祝い】をあげた時の経験上、「結構な額が入っている! そんなに出させて申し訳ない!」と思っているのだろうか?


 で、このやりとりを俯瞰ふかんで見て考えると…

俺の常識
「身内なので【入学祝い】は渡さないと失礼!」
義妹の常識
「要らないと言われても、返礼品を返さないと失礼!」

 という互いの【常識】がぶつかりあった形になったものかと。
 また、

俺の常識のお祝いの額は、義妹にとって非常識レベルの額であり…。
義妹の返礼品へのこだわりは、「無駄金を使うことになる」という俺の非常識にあたる…。

 っていう「意地」の衝突が起きてしまったのかな〜と、改めて反省。


 彼らが中学に進学する時…。
 俺は放送作家を続けていられないかもしれない。
 無職になっているかもしれない。
 別な職業に転職しているかもしれない。
 それぐらい、アフター・コロナのマスコミは厳しさを増している。
 だから……あげられる時はあげさせてくれ!!

 そして…俺は子孫を残せそうにないので、山川家の墓守は頼んだ!!



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