高血圧・糖尿病・血液サラサラ…飲み続けると危ない生活習慣病の薬

歳をとると何らかの薬を服用し続けている人は少なくありません。中でも、高血圧・糖尿病・血液サラサラになる薬を服用している人は、私の周りにもたくさんいます。これらの薬は一度飲み始めると止められない、というより、止めたら危険だと聞きます。だから「飲み続ける」わけですよね。

そもそもそれらの病気は「生活習慣病」と呼ばれているわけですから、生活習慣を改めることで改善する可能性があるはずなのです。それを医者に言われる通り薬に頼って、生活習慣を改めていないのでしたら、「薬に依存している」と言われても仕方がありません。

生活習慣病は薬だけで治るとは限らないそうなのです。ご存知でしたか?

厚生労働省の調査によれば、70歳以上の女性の5割が高血圧の薬を、3割がコレステロールを下げる薬をのんでいる。ただ、医師に言われて漫然と薬をのみ続ければ、新たなリスクを招きかねないと平井先生は言う。

多くの人は、「薬を飲んで数値が基準値内に入ると安心している」人が多いと思います。そう、「安心している」わけですが、それは治ったわけではないということを知っておく必要があるということです。

漫然とのみ続けてはいけない!生活習慣病の薬のリスク

高血圧の薬
・ループ利尿薬→効きすぎると腎機能障害が起きる
・α遮断薬→効きすぎると立ちくらみからの転倒、骨折リスクあり
・β遮断薬→効きすぎると呼吸器疾患の悪化、ぜんそくの誘発の他、血管性認知症になるリスクも

●糖尿病の薬
 SU薬(スルホニル尿素薬)やインスリン製剤は効きすぎると低血糖を起こし、ふらつきや転倒で骨折したり、せん妄などで認知症と誤解されるケースも。

●コレステロールの薬
 特に閉経後の女性に対しては、悪玉コレステロール(LDL)値だけを判断基準にして出すべきではないという意見あり。また、肝障害やまれに横紋筋(おうもんきん)融解症という重い副作用を起こす場合がある。

●血液サラサラの薬
 抗血栓薬は血液をサラサラにするため、消化管からの出血や脳出血のリスクを高める。ただし、医師が指導した量を厳守すること。

薬を飲み始めてから、次は「やめ時」を考える人はどれだけいることでしょう? おそらくほとんどいないのではないでしょうか? 薬を飲んだら治ったと過信していて、生活習慣を見直さなければ、本当はどんどん悪化していることに気付いていないかもしれません。

マラソンしている人は、レース中に足が痛くなると、走りながら痛み止めの薬を服用する人がいます。実は意外と多いんです。本来痛いはずの足が、薬によって一時的に痛みがなくなるのです。しかしこれは痛み止めの薬によって、痛みを治してくれたわけではありません。一時的に脳への神経をブロックすることで、「痛いという感覚を麻痺させただけ」のことです。だから、レースが終わって薬の効き目が終わると、強烈な痛みが襲ってくると言います。「そんなにしてまで走らなアカンかな~」と私は思うのですが、当の本人はケロッとしてます。

「薬」というのは、ある意味「毒」でもあるのです。服用の仕方によっては、毒になるものを毎日平気で飲み続けていることをご承知ください。可能ならば、薬は飲まない方が良いに決まっています。だって、毒ですから。

「降圧剤飲んでるから治まってるけど、飲まないと160は軽く超えてるのよ」と笑いながら言う知人がいます。薬の怖さを分かっていない言葉です。あなたは大丈夫ですか?

では私が大好きな曲を一曲お聴きください。GO!GO!7188「大人のくすり」

これが飲めたら
病気は必ず治るのに
あと一息が素直になれない
病気は必ず治るのに
あと一息は体力勝負


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