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「急に老け込む人」「若々しい人」の差

知人男性に3年振りに会いしました。はっきりした年齢は知りませんが、ちょっと前まで働いてられたので、60代後半だと思います。それが、見た目は80歳くらいになっていたんです。もう、ビックリしました。

第一印象として「歯がない」ことでした。笑った顔には、数本しか見えないのです。歯がないだけで、こんなにも年取って見えるんだと改めて知りました。

それから、歩き方です。ヨボヨボまではいかないにしても、ノソノソという感じでしょうか。3年前お会いした時は、サッサっと歩かれていましたから、これも驚きです。肌艶がまったくなく、姿勢が丸くなっていました。

聞くと「コロナでまったく動いてなかった」と言われました。病気をしたわけではないみたいです。ただ「巣ごもり」により、たった3年で急に老け込んだというわけです。

最新の研究により、高齢者の心身に生じる病気とはいえないまでも数々の不調が、特定のホルモンの不足によって起こることがわかってきました。

つまり、ホルモンを体内で産生することができず、ホルモン不足の状態が続くと、上で述べたような症状が出やすくなり、「急に老け込んでしまう」可能性が高まります。

非常に重要なホルモンの一つが「テストステロン」です。

テストステロンは「男性ホルモンの一種」として語られることが多く、「性欲を高める」「異性をひきつける」といった働きばかりが注目されがちです。 そのため、もしかしたら、「私には関係ない」と思ってしまう女性もいらっしゃるかもしれません。

しかし、テストステロンには、
・意欲や集中力、記憶力、判断力などを高める
・骨や筋肉を丈夫にする
・皮下脂肪や内臓脂肪をつきにくくする
・血管の柔軟性を保つ

といった働きがあり、私たちの体をさまざまな病気やけがから守ってくれています。  こうしたテストステロンの働きがなければ、心身の健康を維持することが難しくなります。

人間は、食べた物でできています。何を食べるかによって、体は変わります。目の前にある適当な物を食べているだけではダメなことは、なんとなく知っています。テレビであれが良い、これが良い、と言われたら、すぐ飛びつくけど、すぐ忘れます。みんなそんなもんです。みんなと同じならそれで良いと考えるのもアリです。でも私はイヤです。

テストステロンが不足する原因の一つに、タンパク質不足が上げられます。高齢者はタンパク質を摂るように言われるのはこのためです。いや本当は年齢に関係なく摂らなければいけないのですが、特に高齢者は意識するべきなのです。

健康寿命を延ばすには、知識と実行力が必要です。


私は仕事柄、調べたり聞いたりするので、それなりに知識が入ってきます。しかし高齢者と話していると、あまりにも知識の無さに驚きます。それより、自らなんとかしようという意識が欠落しているように思えます。それがすでに、ホルモン不足によって起こっている証拠なのかもしれませんね。だとしたら、そうなる前に対処しなければなりません。

認知症、フレイル・・・これらは高齢者に現れる症状ですが、症状が出てからでは遅いのです。予防するためにも、40~50代から意識するべきです。元気な高齢者に誰もが成りたいはずです。そのためにやっぱり必要なのは「努力」です。これに尽きます。努力無くして、ピンピンコロリは無理です。

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★整体師/りょう★ピンピンコロリのいきかた(認知症予防と健康寿命を延ばす方法)
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