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歳を取ると目が覚めるのが早くなって、たくさん眠れないと周りの高齢者は言います。人の脳と生活習慣の関係を研究してきた脳科学者の西剛志さんによれば「脳が老化していけば睡眠が短くなっていくので、年を重ねたら睡眠にも気を付けなければならない」とのことです。

私はいまだによく眠ります。「あなたはまだ若いからよ」とお決まりの言葉を言われます。先日は、13時間眠りました。何回か起きてトイレ行きますけど、戻るとまたすぐ眠っています。まだ眠かったけど、仕事があるので起きましたが、なければもっと寝ていたことでしょう。ちなみに20歳の時、36時間眠ったことがあります(笑)

歳をとると、どうしても睡眠の時間が短くなることがわかっています。実際に睡眠時間は10歳毎に10分短くなるそうで、20歳よりも70歳のほうが50分ほど睡眠時間が短くなります。

脳から分泌されるメラトニンという睡眠物質が加齢によって減るそうです。年取ってもよく眠れるということは脳が若い証拠です。私の脳はまだ若い(笑)

寝付けない、眠れないという人は、起きている間の行動、運動が足りないと私は考えています。「だって動けないもん」と言うことそのものが、すでに行動できる状態で無くなっていますよね。「そりゃ、あなたみたいな年齢の時はもっと動けたわよ」と言われます。それをどうやって維持していくかを、40代、50代の時からしっかり考える必要があるのではないでしょうか?

質の高い睡眠をとることは認知症の予防にも効果があります。アルツハイマー型認知症の原因は、脳のごみであるアミロイドβですが、このアミロイドβはいい睡眠によって消去されるのです。

認知症は20年かけて発症すると言われますから、認知症対策としては、質の良い睡眠を取るために、しっかり昼間行動することから始まるのではないでしょうか。行動と睡眠は深い関係にあります。

脳科学者の西剛志さんが推奨する「睡眠の質を高める9つの方法」です。
(1)30分未満の昼寝をする
(2)いびきを改善する
(3)歯を大切にする
(4)日光を浴びる
(5)暗闇をつくる(寝る前の明るい光は避ける)
(6)温度を下げる
(7)夜のカフェインを避ける
(8)寝酒をやめる
(9)眠れないときは無理して寝ようとしない

昼寝を30分未満する習慣がある人は、昼寝をしない人に比べて認知症のリスクが50%も下がるそうです。ただし、長すぎる昼寝は危険です。
60分以上の昼寝をすると夜の睡眠の質が下がり、80歳の高齢者では1・4倍も認知症になりやすくなることも報告されていますので、注意してください。

よく遊び、よく食べ、よく喋り、よく笑う。そんな生活を想像してみてください。きっとよく眠れると思いませんか?

「元気な体をどれだけ長く維持できるか」ということを考えれば、当たり前のようなことが分かってきます。大人はこの当たり前ができなくなっていくことを知る必要があると思います。それは、1歳でも早く感じることです。

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