昨日に関連したことですが、意外と皆さん気づいていないので、ぜひお伝えしたことです。


関節をどんどん動かしましょう!


関節という部位は体の中にたくさんあります。多少動かなくても問題ない関節もあれば、日常生活を脅かす関節もあります。

膝関節はたくさんある中でも、少しでも違和感があればかなり気になる関節です。高齢になると正座ができなくなる人がとても多いです。若い時からでは、考えられない話だと思いませんか?

質問:正座ができなくなりました。どうしてですか?

答え:日常的に正座をしないからです。

とてもシンプルに答えてみました。原因はこれだけとは言い切れません。しかし、おおむねこの答えがほとんどです。

質問:腕が挙がらなくなりました。挙げようとしたら痛いです。どうしてですか?

答え:日常的に腕を挙げることをしないからです。

こちらもシンプルです。

これらの意味はお分かりになるでしょうか? 実は言葉の上では分かっていても、日常的にちゃんと関節を動かしていないから、動かなくなるんです。ただそれだけのことです。とてもシンプルです。

ところが、日常のことを放ったらかしにして、正座ができないとか、腕が挙がらないとか言われても「それは当たり前」なんです。

痛みが出たり、動作が鈍くなるには個人差があります。何歳になるとどうなるという決まりもありません。だからこそ、自分の体と日々ちゃんと向き合うことが必要です。


膝関節が動くためには、筋肉が動く必要がある


膝関節を曲げる仕草には、たくさんの筋肉や靱帯が関わっています。単純にお話ししますと、膝を曲げる時、太もも前側の筋肉が伸び、後ろ側が縮みます。膝のお皿がスッと滑って動く必要もあります。

例えば、太もも前側の筋肉が伸びにくい状態になっていたとしましょう。すると膝を曲げたくても、前側が伸びて来てくれませんので制限がかかって曲がりにくい現象が起こります。

初期段階では、「なんとなく膝が曲げにくな・・・」と思う程度です。2~3回膝を曲げ伸ばしすると、動いてくるので問題なくその日を過ごします。しばらくして、またなんとなく曲げにくい症状が現れます。でもまたなんとなく曲げ伸ばしできるようになります。数年間、そんな感じで過ごすことでしょう。

また、なんとなく膝周りに違和感があり、熱を持っているわけでもなく、腫れているわけでもなく、でもなんかおかしい・・・。数年間、なんとなくが続くことでしょう。


違和感を放っておいてはいけない


これらの「なんとなく」の時に、何ができるかでその先がずいぶん大きく変わります。「なんとなく放っておく」と、膝が曲がらなくなる可能性が出てきます。一方、「日々しっかりストレッチする」と、その違和感が改善していくことでしょう。

この違和感は、体からの信号です。せっかく知らせてくれているのに、無視してはいけません。しっかり受け止め、ちゃんと対処しましょう。


この「なんとなくの違和感」が何歳で現れるかは、個人差がありますので一概には言えません。運動しているかどうかによっても変わります。違和感が現れた時にするべきことは「ストレッチ」です。

決して病院へ行くことではありません。年齢次第では、それなりに軟骨はすり減っていることでしょうから、行った時点で病気にさせられてしまい、安静することにでもなれば、それこそ悪化の道へまっしぐらです。治したくて病院へ行って、さらに悪化していくことにすら気付かない人が、実はとても多いんです。その先は、最悪な状態が待っています。


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