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最近、こんな広告が増えていると思いませんか?

「お医者さんで検査しましょう」
「〇〇と思ったらすぐ病院で検査を」

今まで聞いたことない病名を言われて気になったり、前から気になっていたことを指摘されたり・・・不安を煽る広告だと私個人的には感じています。

広告・宣伝は、儲けるための手段


病院は広告規制法があって、自由な広告はできません。しかしこのような広告をしているのは、製薬会社が多いです。

どういうことかお分かりですよね。

病気かもしれないと思わせて病院へ検査に行きます。すると病院の売上が上がります。薬が処方されるので、製薬会社が儲かります。

とてもシンプルな図式です。製薬会社は株式会社ですから、利益を追求するのが目的です。儲けるための手段として広告を出します。

病院が広告できないのをよいことに、製薬会社が儲けるような広告を出します。医者にしてみると、不安を持って来た患者ですから、特に問題なくても一応何らかの薬が処方されるでしょう。それは患者の不安を拭い去るため、医師としての尊厳でもあるのです。患者には「念のために検査しておいて良かった」と思わせることで、商売が成立しています。

先ほどの流れを少しだけ書き直します。

→製薬会社が不安を煽る広告を出す
→それを見て不安になった人が病院へ行く
→病院の売上が上がる
→薬を処方する
→製薬会社が儲かる

製薬会社に言わせると煽ることはしていないと言うことでしょう。国民の幸せを願い、病気の早期発見に検査しましょうと「提案」しているに過ぎないと言うはずです。

製薬会社側から見たら正論です。しかし受け取り側は違っています。「不安を煽る売り方」と見れば、「悪徳商法」だという見方もできます。

詐欺は不安を煽る手口を使う


言われたことに対して、冷静に受け止めることのできない人や、考える能力の劣った人が世の中には一定数います。とくに高齢者は「病気かもしれない」と言われると不安になるのですぐ病院へ行きます。

今回の話は、決して違法ではないですよ。違法ではないにしても、人の弱みにつけこんでいる商法に似ているのではないかと私は思っているわけです。

そもそも薬の認可や販売には規制がいっぱいですから、製薬会社と国は深い関係性にあります。その規制をしっかり通過したからこそ販売が許可されているのです。「それを正当な手段によって販売しようとしていて何が悪いのだ!」と言われることでしょう。

週刊誌でも製薬会社に異論が出せない


週刊誌などでは、芸能人がやり玉に挙げられることがあります。同じようにこの問題が取材されることはないと思っています。それは、週刊誌に製薬会社の広告がたくさん掲載されているからです。大事な大事な広告主ですから、失うようなことはしないはずです。

テレビでは、タレントさんの健康状態を検査して、何らかの病気を探る番組があります。あれも不安を煽って視聴者に面白おかしく見せながら、結果的には病院へ行かせるよう仕向けられています。少なくとも私はそう感じています。

企業は儲けるために存続している


こんな見方をすれば、世の中は矛盾だらけです。しかし資本主義の目で見れば、これらはすべて正論です。企業は利益を出すために存在しています。だから働く人に賃金が支払われて生活ができています。ちゃんと世の中周っているのです。

結論ですが、私たち庶民は、言われるがまま行動するのではなく、なぜそう言っているのか? ちょっと考えてから行動するようにしましょう。いまだに高齢者は詐欺に引っ掛かる事案が後を絶ちません。誘われるがままに行動するから引っ掛かるんです。詐欺と詐欺まがい、そして悪徳商法には十分注意しましょう!

GO! GO! 7188「大人のくすり」

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