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酒一本の魅力を伝えるマガジン

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日本酒レビューマガジンです。気持ちと思い入れを全面に出していきます。
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2018年9月の記事一覧

開戦前夜の独り言

開戦前夜の独り言

さあ、開戦前夜です。
明日から長い繁忙期が始まります。

(「なんの?」と思ったそこの貴方。明日10月1日は「日本酒の日」なのです。何が始まるのかはググってくださいませ笑)

何かバタバタしたってどうなるものでもないので、改めてこの半年を振り返ってみます。

3月に繁忙期が終わり、4月に入って大きな機械類の片付けがありました。
5月に入って、ちょっと停滞期。仕事でもプライベートでも一番落ち着きまし

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思想を語れるのはツワモノだけなのかもしれない・澤屋まつもと守破離五百万石 後編

思想を語れるのはツワモノだけなのかもしれない・澤屋まつもと守破離五百万石 後編

どうもこんばんは、りょーさけです。
今日は朝飯を抜いて昼に重めのラーメンを食べたら重すぎたようで、午後を殆ど眠って過ごしました。っていうかまだ腹に油残ってる感じがする。
なんかいつもと違うぞ…?美味しかったけど。

さて話題は澤屋まつもとであります。京都の日本酒。
これは五百万石という日本酒を醸すようのコメを使ったお酒です。お手頃価格で4合瓶で1200円ちょい。

コストパフォーマンスという言葉で

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思想を語れるのはツワモノだけなのかもしれない・澤屋まつもと守破離五百万石 前編

思想を語れるのはツワモノだけなのかもしれない・澤屋まつもと守破離五百万石 前編

どうもこんばんは、りょーさけです。
今日紹介するお酒はこれ、澤屋まつもと守破離・五百万石です。

このお酒については前から語りたかった。
このお酒は、決して味だけで語ってはいけない酒なのです。

まずは味に関する特徴をさらっておきましょうか。封を切ってすぐに分かる発泡感。少し果実感のある香り。若干ヨーグルト感。口に含んでからの旨味と酸味が特に印象的。今回のロットはいつもは感じないスモーク香も感じま

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完成を見ることができない酒のドラマチックさよ・仁井田本家百年貴醸酒2017

完成を見ることができない酒のドラマチックさよ・仁井田本家百年貴醸酒2017

いいことがあったので、誕生日にもらったお酒を。

仁井田本家酒造の百年貴醸酒です。かっこよくないですかこれ。フフフ。
お酒について概略を説明します。
これは福島の仁井田本家酒造という酒蔵が創業300年を記念して2011年に始めた酒であり、プロジェクトです。

「貴醸酒」というのは日本酒を飲まない方にとって耳慣れないかもしれません。
でもほら、耳慣れないけど美味しそうでしょ?貴醸酒。
ってこれただの

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帰ってきた爽やかイケメンは厚みがまして更にイケメン・さわやか自然郷

帰ってきた爽やかイケメンは厚みがまして更にイケメン・さわやか自然郷

どうも、りょーさけです!
今日は木戸泉さんのAFSというお酒について各予定だったのですが、伏兵が…!

さわやか自然郷です!
福島のお酒。ここの酒蔵さんのお酒は、純米酒系は結構厚みがある印象なのですが、このお酒は開けたばかりのとき非常に爽やかだった…。

(補足すると、単純に言ってお酒には純米酒系とそれ以外があります。これらを分けるものはなにか。それは「お酒づくりの途中でアルコールを添加するか否か

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週末が終わる音がした一本・木戸泉AFS

週末が終わる音がした一本・木戸泉AFS

どうもこんばんは、りょーさけです。
本日はこのお酒です。千葉の木戸泉酒造が醸すAFSというお酒。
ワインっぽいですが、ワインじゃないのよ。日本酒なのです。

詳しくは明日紹介することになりますが、うん、まあとにかく驚きなんです。とてつもない個性をまた知ってしまったという感じ。

2日間続いていた仙台での週末の余韻が消えていく音がしました。
このお酒を飲んだ瞬間に、飲み込んだ「ごくっ」という音ととも

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もう少しそこにいてもいいですか?山和・純米吟醸・夜長

もう少しそこにいてもいいですか?山和・純米吟醸・夜長

こんばんは、りょーさけです。
昨日に引き続き今日も宮城のお酒です。山和の純米吟醸「夜長」です。
これはひやおろし。熟成タイプですね。

ひやおろしというのがどういうものなのかに立ち入るとややこしくなるので、この名称に聞き覚えがない方はひやおろし=春夏の熟成期間を終えて秋に出荷されるお酒、と覚えておいてください。
それ以上の話題(例えば「ひやおろし」と「秋あがり」って違うの?とか)が知りたくなったら

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タネを知っても色褪せぬ魔術・乾坤一冬華

タネを知っても色褪せぬ魔術・乾坤一冬華

新マガジンを始めます。
エッセイでも、酒全般へのコメントでもなく一本の酒の魅力を伝えるマガジンです。

平たく言えば酒レビューなんですが、一点だけ最初に。
このレビューでは必要がなければ、ネットで調べたら分かることは載せません。

だから僕の文を読んで気になったら、そのお酒についてはセルフで調べてください。

(評判悪かったら調べて乗せるかもしれないけど笑)

この投稿はそのマガジンの1ページ目で

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