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メルボルンの語学学校の中で一つしかない特殊なクラスを4週間受けてみて。 学び、経験、そして慣れ。


僕は今、語学学校のプロモーションの為、Ability English という語学学校の、サバイバークラスというコースを受けている。

サバイバークラスとは、完全にスピーキングに特化したクラスで、授業では教科書も使わず、机に向かって単語や文法を勉強することもない。
基本的に授業でやることは、議論やプレゼンテーションなどだ。

オーストラリアに来た時、僕は語学学校に行くつもりは全くなかった。
でもある出会いがきっかけで語学学校に行くことになり、このサバイバークラスを受けることになった。
僕はあまり机に向かって勉強することが得意ではないので、初めてこのサバイバークラスの説明を聞いたときはとてもワクワクした。

いざクラスが始まると、毎日が緊張の連続だった。
初日からクラスのみんなの前で、自己紹介をした。
それもただ自己紹介をするだけではなく、
「過去に何をしていて、どういう経緯があってこのサバイバークラスに来たのか」
ということを踏まえた上で、話す必要があった。

まだあまり打ち解けれていないクラスメイトの前で、話しをする、それも英語で。
僕は久しぶりにとても緊張したのを覚えている。

その後も、What would you do well? what would you do differently next time?
自己紹介の中で、どの部分が良かったのか。次やるときは、何を変えていきたいか。を話し、フィードバックをもらうなど、とにかく話さなければならなかった。


そんな授業を4週間受けて感じたこと、学んだことを今回は少しでも皆さんにシェア出来たらなと思う。

初日にみんなの前で自己紹介をしたその後、プレゼンテーションをする機会は何度もあった。
驚くことに、2回目以降は1回目みたいに緊張しなくなった。
リラックスでき、冷静に頭の中で文章を考えることもできたし、みんなの目を見ながら話すことも出来るようになった。

なぜなのだろうか。


慣れだ。


英語を話すときに一番大事なことは、英語を話すことに慣れること。
これは僕が英語を勉強し始めてから学んだことである。
日本人はよく英語が話せないと言われているが、それはただ話すことに慣れていないだけで、頭の中には、たくさんのボキャブラリーがあり、表現もある。
それを言葉にすることを繰り返す。そうすれば英語はスラスラ話せるようになるはずだ。

僕は小学校の頃から高校まで、ほぼ英語の勉強をしていない。
本当に英語が苦手で、勉強する気にも慣れなかったからだ。
でも20歳の頃から、自分で英語の勉強を初め、今やっと会話が出来るようになった。

一つ面白い話しをしたい。

語学学校というのは、授業が始まる前に必ずテストを受ける。
それは、その人の今の英語スキルはどのくらいなのかを測るもので、
そのテストの結果によって、クラス分けがされていく。

僕も今回、授業が始まる前にテストを受けた。
内容は、問題を解くこと、旅に行った感想を書くライティング、語学学校のマネージャーと一対一で話す、スピーキングとリスニングだった。

テストが終わり、結果を見ると僕は笑ってしまった。

語学学校での英語レベルでは、下からBeginner(初心者) Elementary(初級) Pre-intermediate(準中級者) Intermediate(中級者) Upper-intermediate(中級上) 
Advanced(上級) というのがある。

僕のテストの結果は、スピーキングとリスニングがUpper-intermediateで、少し頑張ればAdvancedにいけるとも言われた。
でも問題を解くことと、ライティングはというと、なんとPre-intermediateだったのである。
なんでこんなに差があるのかと笑ってしまったが、後から考えるとこの結果は、
完全にmake sense (辻褄が合っている) である。

僕は20歳の頃から英語を勉強し始めたが、あまり中学生や高校生の時に勉強する
文法などを勉強していない。
最低限の文法と単語を覚え、後は外国人に話しかけまくった。
そうしていると、びっくりするくらい英語が話せるようになったからだ。
僕はそれが楽しくなり、日常会話で使えるフレーズを覚えることばかりに集中するようになった。
その結果が今である。

僕は自分では全く思っていないのだが、日本にいた頃、周りから英語がペラペラだといわれることが多かった。
本当のことを言うと、全くペラペラではない。
でもなぜ周りの人達が僕が英語を話しているのを見て、ペラペラだと思ったのかと言うと、僕は日常会話で使えるフレーズを覚えていて、そのフレーズを話した回数も多いから、その部分に関してはペラペラ話せる。
発音も割と綺麗な自信もある。なぜなら映画のセリフを練習しまくったからだ。
Siriもしっかり聞き取ってくれる。
だからバーで出会った外国人と話すとき、道を聞かれたとき、旅行の時は、割と話せるのだ。

今回のスピーキングとリスニングのテストもまさにそんな感じだった。
自分の夢や、目標、過去どんなことをやっていたかを聞かれたので、僕はスラスラ答えることが出来た。
その部分に関しては、何回も答えたことがあったからだ。
でも、ライティングや問題を解くことはそうはいかない。
しっかり勉強し、覚え、理解する必要がある。


だから英語は慣れだ。

よく日本人の方が言うセリフで、
「書けなくても、問題が解けなくてもいいから、話せるようになりたい。」
というのがあるが、僕がそれだ。

話したければ、話す経験をたくさん積むこと。それに尽きる。
でも、文法や単語なども本当に大事なので、そこは無視することはできない。
自分の表現方法を増やすためには、たくさんの単語と文法を覚える必要がある。

でもまずは、外国人と少しでもいいから話したいと思うのなら、最低限の知識からすぐに話し始めることが大切なのではないかと、僕は思う。


このサバイバークラスでまた新しい経験を積むことが出来た。
人前で英語を話す。英語でプレゼンテーションをする、議論する。
そんな素晴らしい経験が出来たことに感謝したいし、これからも英語を勉強していきたいと思わせてくれたことに、ありがとうを言いたい。


日本語以外の言語を話すことが出来るようになれば、それだけで出会う人間の数も増えるし、人生の選択肢も増える。
そこには、たくさんのチャンスがあり、たくさんの幸せが待っていると僕は思う。
この限られた人生の中で、新しい言語を学ぶには少し時間が足りないなと思うこともあるが、だからといって、勉強を辞めることはしたくない。

皆さんも新しい言語を学び、広い地球を体験し、素晴らしい人生を手に入れてください。

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

YouTubeチャンネルで語学学校の様子アップしています。
こちらも是非ご覧ください!
https://www.youtube.com/watch?v=oJbe9Gf7Cwo&list=PLkDCEga9jFN29bXr4JhTZO30NoB81q9bz&index=3

Ryoma Kobayashi



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