47都道府県から1軒ずつ泊まりたい宿を選んでみました___2020年版_

47都道府県から1軒ずつ泊まりたい宿を選んでみました! 【2020年版】

先日ツイッターで「【すべて1人泊可能】2020年はここに泊まりたい!各都道府県から1軒ずつ、一番泊まりたい宿を選出した【全47軒】」という記事を読みました。

女一人旅ブロガー・月山ももさんの記事で、1万RT以上を獲得しています。

この記事を読んで「このスタイルの記事って、参考になるだけじゃなく自分用としても秀逸だな〜」とめちゃくちゃ好感を持ちました。


というわけで、僕自身も「2020年に泊まりたい宿」を各都道府県から1軒ずつ選出してみます。ぜひ旅行の参考にしてみてください。

(全国的に「観光業が壊滅的になっている」のも目の当たりにしているので、こんな記事でも世に贈り出すことに意味があるんじゃないかなって、そんな気持ちで書きました)


この記事での「宿選び」のポイントは?

ちなみに、この記事では、

・図書空間(ライブラリー)のある宿
・街全体に泊まるような宿(まちやど)
・他にない「泊まれる〇〇系」のホテル
・まだ泊まったことのないゲストハウス

というポイントを意識して選んでいます。あくまでも自分のために整理した記事ですが、上から順に優先して選出していることはお伝えしておきます。

そして、基本的には「泊まりたい宿」をピックアップする趣旨なので、この記事では「過去に泊まっていない宿」だけを選びました。(一部例外あり)

元々知っていた宿だけでなく、時間をかけてリサーチして、各都道府県1軒ずつ丁寧に選んだので、良い感じに参考にしてもらえると嬉しいです。

当記事で紹介した全ての宿は GoogleMapのリスト にまとめているので、興味のある人はこちらも使ってみてください。


というわけで、北から「都道府県番号順」に紹介していきます。(見栄えの問題で新潟県だけ順番を変えていますが気になさらず…!!)



まずは北海道&東北エリアからどうぞ!


北海道&東北地方の宿

北海道:望楼NOGUCHI登別(登別市)

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実はまだ未踏の地、北海道。ただでさえ広大な面積があるので、正直泊まりたい宿は数え切れないほどあります…。

札幌、函館、小樽、旭川、富良野、下川町、大樹町、、、

そんな中なので非常に苦悩しましたが、今回は登別市の『望楼NOGUCHI登別』を選出しました。名湯の街にある「大人な旅のホテル」です。

館内には『のぐち文庫』と呼ばれるライブラリースペースがあります。

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オーナー・野口秀夫さんが厳選した書籍が並べられており、野口さんの読後本や北海道舞台のミステリー小説などを中心に蔵書されているとのこと。

館内であれば自由に読んでOKのようなので、ゆっくり過ごせそうな予感。

同じくライブラリー空間のある宿としては『小樽旅亭 藏群』も良さげです。


青森県:中長期滞在者専用「yamaju」(十和田市)

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ずっと気になりながらも足を伸ばせていない青森の十和田市。その中心「十和田湖」の湖畔にある『yamaju』を選びました。

ここは【コワーキング×ゲストハウス】という形で運営されており、最低4泊以上の中長期滞在向けというのが大きな特徴です。のんびりとワーケーションするために泊まりに行きたいなと。(ついでに『八戸ブックセンター』にも足を伸ばしたいところ)

あと、青森だと数年前から行きたいリストに入れているランプの宿『青荷温泉』もありましたが、今回は優先度的に非選出。


岩手県:賢治ゆかりの自炊部「湯治屋」(花巻市)

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岩手出身の文豪・宮沢賢治もよく宿泊していたという理由で、花巻の『湯治屋』を選びました。名作『銀河鉄道の夜』を読みながら泊まれるのを想像したらヨダレが止まらないよ…。

宿泊者は「共同炊事場」を自由に使えるようで、自炊するのも可能です。1泊じゃ物足りなくなりそうだから、泊まるなら数日滞在して地元の食材をたくさん食べたいな。


宮城県:ゲストハウス梅鉢(仙台市)

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「仙台のゲストハウスと言えば?」

と聞かれたら真っ先に名前があがる『ゲストハウス梅鉢』です。前から気になってはいたものの、東北にはてんで縁がなく泊まれていない場所。

破格の価格(ドミ:2,500円〜, 個室:3,500円〜)にも関わらず、充実でオシャレな共有スペースがあり、素敵なテラスもある。最高すぎるゲストハウスだなあと。


秋田県:発酵ゲストハウス「CAMOSIBA」(横手市)

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のんびりな県民性と美味しい食事の印象が強い秋田からは、発酵の街らしさを全開で味わえる『CAMOSIBA』をピックアップしました。

醸す場所で「かもしば」というネーミングが良いですよね。発酵バルでは「百年続く麹屋の娘」の提案する発酵異文化交流ができるとのことなので、それにも興味をそそられる。


山形県:ショウナイホテル スイデンテラス(鶴岡市)

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山形はここしか思い浮かびませんでした。田んぼに浮かぶホテル『SUIDEN TERRASSE』です。

建築的な知識には疎い僕ですが、外観の素晴らしさには感動させられます。部屋からのビューも写真を見る限り絶景なので、泊まりたすぎてワクワクしちゃってます。しかも、天然温泉とフィットネスジムも完備…!!

さらに、館内には1,000冊程度のミニライブラリーまで備わっています。

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テーマは[ オトナもコドモ コドモもオトナ ]ということなので、ファミリーでの宿泊にも向いてそう。(子ども向けの施設「キッズドームソライ」も隣接しているとのこと)


福島県:ゲストハウスブラン(白河市)

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あまり知識のない福島ですが、2020年2月10日にオープンしたばかりの『ゲストハウスブラン』を選出。この宿は、ゲストハウスアイドル・なるちゃんの【週刊ゲスドル#58】を見て知りました。

先述の『yamaju(青森十和田)』と同様に、【コワーキング×ゲストハウス】のスタイルで運営されている宿です。運営団体はコミュニティカフェもやっているようで、「大学のない街に学生の集まれる場所を」という想いにも好感を持てます。



続いて、北関東エリアに突入!


北関東地方の宿

茨城県:ゲストハウスjicca(石岡市)

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茨城初のゲストハウスとして2015年にオープンした『jicca(ジッカ)』をピックアップ。名前の通り[あなたの実家でありたい]というコンセプトのようです。

ゲストハウスと言いつつ、相部屋はなくて個室のみ。和室でゆっくりと寝られるタイプなので、アラサーでも気兼ねなく泊まれるかなと。


栃木県:ホテル花庵(日光市)

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栃木からは、全室から中禅寺湖の眺められる『ホテル花庵(はなあん)』を選出です。大人で上品な雰囲気のあるホテル。避暑地としての良さそうなので夏に泊まりたい。

館内には読書のための空間も備わっていて、本棚には「上質な安らぎ」をテーマに集めた書籍も用意されているとのこと。

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半露天の展望風呂付きスーペリアルームに泊まれたら最高かも。


群馬県:蔟屋/MABUSHI-ya(富岡市)

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北関東最後の群馬県からは、富岡製糸場のある豊岡のまちやど『蔟屋/MABUSHI-ya』を選びました。2019年2月現在、築50年以上の木造長屋をリノベーションした2棟の宿泊棟に泊まれるようです。

世界遺産の富岡製糸場までも徒歩圏内なので、観光拠点として泊まるのも良さそう。

個人的にはWEBサイトに書かれていた「日本一揺れると有名なローカル線(上信電鉄)」が気になってたまらない(笑)



さて、続いて南関東エリアを紹介していきます!


南関東地方の宿

埼玉県:ゲストハウス「ちゃぶだい」(川越)

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南関東最初の埼玉からは、川越のゲストハウス『ちゃぶだい(Chabudai)』を選びました。最近川越に行きたすぎて色々と調べており、そのときに見つけたゲストハウスです。

築100年を超える古民家を改装して運営しており、まちやどとしての機能も果たしているみたいなので、気になる度は最高レベル。小江戸・川越の観光と合わせて泊まりに行きたい。


千葉県:JamHouse「空 KUU」(成田市)

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千葉からは、JR成田駅の近くにある『JamHouse -空 KUU- NARITA』をチョイス。成田空港をよく使うナリタニストが集う国際色豊かなゲストハウスのようです。

LCCの発着は朝早かったり夜遅かったりすることが多いので、海外旅行をするときに利用してみようかなと。


東京都:hanare(台東区谷中)

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東京は泊まりたいと思わされる宿が多いものの決定打が少なくて非常に悩みました。が、まちやどの源流として有名な谷中の『hanare』を選出。

レセプション(受付場所)の最小文化複合施設『HAGISO』には何度も行ったことがあるんですが、結局1度も宿泊していないので今年は泊まりたいなと。

ちなみに、テーマの合致性で惜しくも選外にしてしまったんですが、日本橋兜町の『K5』も非常に気になっています。同じ建物の1階には図書館BARが併設されており、その本棚には兜町に所縁のある渋沢栄一の世界を知れるような書籍が並んでいるとのことなので、ぜひ足を運んでみたいところです。


神奈川県:THE RYOKAN TOKYO(湯河原町)

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今回の選出でもっとも苦悩した神奈川県。泊まれる出版社『真鶴出版』やブックホテル『箱根本箱』などの本にまつわる宿も多数あり、レコードディスカウントのある小田原の宿『Tipy records inn』なども選出候補に挙げていました。(泊まったことがあっても選びたいレベルの宿たち)

そんな中でも、今回は、近々絶対に泊まろうと思ってずっとタイミングを伺っていた湯河原の『THE RYOKAN TOKYO』を選ばせてもらいました。

全ての部屋と食事処に人をダメにするソファ「Yogibo」が置かれており、温泉宿としてのクオリティも高いです。

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そして、図書スペースも充実しており、湯河原と文学にまつわる歴史への敬意を込めた「JAPAN CULTURE STORY」をテーマに、小説・漫画・雑誌などがキュレーションされて置かれています。お風呂に入ったあとにここで過ごせるとか最高っす、、、

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さらに、宿泊プランが凄いのです。例えば、

・至極すぎる「積読解消パック」
・学生限定の「卒論執筆パック」
・大人向けの「原稿執筆パック」

などなど。それぞれ1泊プランから複数泊プランまで揃っているから最高。

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今の時期であれば クラウド会計ソフトfreee とのコラボ「確定申告パック」というものも作られています。(このたび4月中旬まで延長されたので、フリーランスの人たちはチェックしておきましょう)

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週1のオフ日を使って絶対に泊まりに行きたい。(ちなみに神奈川県だと『箱根リトリート före』も泊まりたい宿のひとつだったりします)



はい。神奈川で盛り上がりすぎました。
続いて、日本海側の北陸エリアに移ります。


北陸地方の宿

富山県:リバーリトリート雅樂倶(富山市)

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富山からは『リバーリトリート雅樂倶』を選出。(余談ですが、先ほどの箱根の宿と同じで、これからは「リトリート」が大事なキーワードになるかもしれません)

ここは美術館のようなアート空間をひとつの軸にしており、全体的に優雅な雰囲気に包まれて滞在することができるっぽい。さらに、アートを中心に多彩なジャンルの書籍が並ぶライブラリー空間も用意されているので、ゆったり過ごせそうだなと。


石川県:「KUMU 金沢」 - THE SHARE HOTELS - (金沢市)

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石川(特に金沢)にはめちゃくちゃ魅力的な宿があります。マジで超絶悩みました。『Neighbors Inn Kanazawa』とか『Blue Hour Kanazawa』とか『ホテルパシフィック金沢』とか『HATCHi 金沢 -THE SHARE HOTELS-』とか『橋端家』とか、、、

そんな中で今回ピックアップしたのは、禅と茶がテーマのコンセプトホテル『KUMU 金沢 -THE SHARE HOTELS-』です。

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決め手は、部屋の雰囲気。障子の斜格子や陰翳礼讃の灯りなどのディティールまで伝統文化を意識して設計デザインされていて、めっちゃ好きな感じ。

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さらに、各フロアの共有スペースには、それぞれ一人ずつのアーティストが担当した作品が展示されているらしいです。

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最高すぎるので、金沢に行ったら絶対に泊まるぞ…!!


福井県:ゲストハウス「SAMMIE'S」(福井市)

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福井はあまり訪れたことのない県なのですが、今度行くときには絶対に泊まりたいと思っているゲストハウスがあります。それが『SAMMIE'S』です。

以前オーナーの森岡さんとお会いした縁もあるので、行ったときにはまったりと話しながら過ごしたいなと。

JR福井から徒歩5分と立地も良いので、北陸旅行の拠点にも良さそう。



続いて、甲信越エリアにいきましょう。(順番を飛ばした新潟はこちらに載せてます)


甲信越地方の宿

新潟県:BOOK INN(新潟市)

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新潟には、図書館のような内観で「読書」をコンセプトにしたゲストハウスがあります。それが『BOOK INN (ブックイン)』です。

蔵書一覧は ブクログ に載せてくれているので、滞在前に読みたい方があるかをチェックすることも可能。(意外と漫画も充実してる印象がある)

しかも、泊まらなくても1時間単位での利用もできるので、息抜きとしても訪れたいところ。


山梨県:ゲストハウス「BACCHUS」(甲府市)

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山梨からは『BACCHUS (バッカス)』を選びました。2015年8月に築40年ほどの廃ビジネスホテルをリノベーションしてオープンした甲府市唯一のゲストハウスです。

ローマ神話に出てくるワインの神様「BACCHUS」を名前の由来にしているようで、1階に併設のBARでは山梨県産のワインを嗜むことも可能。県産食材を使ったごはんやおつまみも提供してくれるのだとか。


長野県:蓼科親湯温泉(茅野市)

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長野も非常に悩みましたが、大正15年創業の老舗『蓼科親湯温泉』に決めました。歴史と文化のある落ち着いた雰囲気の宿です。

館内には約3万冊を蔵書する「Library Lounge」があり、読書空間としても至極すぎる宿じゃないかと感じてます。

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みすず書房の社主や岩波文庫の創業者など長野県出身の出版事業者が多くいるということで、その方々にちなんだブックスペースにしているようです。

バーも併設しているみたいなので、ワインやウィスキーを片手にしっぽりと満喫したいところ。



というわけで、次に進みます。
続いては東海エリアです。


東海地方の宿

岐阜県:ランプの宿 渡合温泉旅館(中津川市)

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岐阜は決めてました。電気も電波もない旅館『ランプの宿 渡合(どあい)温泉』です。

完全なるデジタルデトックス空間。夜になると灯りはランプだけ。そして温泉は「五右衛門風呂」で入れるらしい。それだけで泊まる価値を感じます。

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他にも各地にランプの宿はあります(先述の青森など)が、僕としてはここにピンときてしまいました。行きたい・・・


静岡県:リゾナーレ熱海(熱海市)

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熱海に住んでいることもあり、静岡の選出は非常に難しかったです。泊まりたい宿が多すぎる。たとえば、『ホテルニューアカオ(熱海市)』や、泊まれる喫茶店『ヒトヤ堂(静岡市)』も、まだ泊まったことがないので足を伸ばしたいスポットだったりします。

ですが、ここは心を鬼にして熱海の『リゾナーレ熱海』を選びました。星野リゾートの運営するリゾートホテルのひとつです。

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館内には、ホテルの最上階にビーチを再現した『ソラノビーチ Books&Café』が併設されていて、写真集やデザインの本などを中心に600冊種類の書籍が置かれています。宿泊者専用なので泊まらなきゃ入れない・・・行きたすぎてウズウズする…。

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さらに言うと、樹齢300年以上のクスノキを使った全長85mほどの樹上アスレチック『森の空中基地 くすくす』や『ツリーハウスフォトブース』なども宿泊者限定で楽しめるらしい。すごすぎてヨダレ出るぞ……。

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せっかく熱海に住んでいるので、何かの記念日に泊まりに行きたいです。


愛知県:ランプライトブックスホテル(名古屋市)

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愛知には日本有数のブックホテルがあります。それが『LAMP LIGHT BOOKS HOTEL nagoya (ランプライトブックスホテル名古屋)』です。

24時間利用できるブックカフェスペースには、旅やミステリーを中心とした約3,000冊の書籍が読み放題。まさに【泊まれる本屋】の極み。

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部屋も本の世界に没頭できるような設計になっていて、どのタイプを選んでも誰にも邪魔されずに読書の時間に浸れそう。しかも、JR名古屋駅から徒歩15分ほどの好立地なので、出張などで訪れるなら絶対に泊まりたい。


三重県:飛雪の滝キャンプ場(紀宝町)

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三重と和歌山との県境に流れる熊野川流域にある『飛雪の滝キャンプ場』。ここはアウトドア旅に向いている宿として選びました。

目の前には落差30mの名瀑『飛雪の滝』があり、トラッキングを楽しむことも可能。世界遺産の熊野古道の一部である『熊野川』もすぐ近くです。

さらに、サウナー必見の『フィンランド式テントサウナ』を体験することもできるのだとか。(水風呂は天然の滝を使うんだってさ…!!)

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テントに泊まれて、地元食材を使ったBBQもできて、最高すぎるアウトドアの旅行が楽しめそう。しかも。2018年4月に新設されたばかりのコテージにも泊まれるらしいので、天気が悪くても安心かも。



というわけで、西日本に入っていきましょう。(こんな長い記事を読んでくださってありがとうございます…w)

まずは関西エリアです。


関西地方の宿

滋賀県:セトレマリーナびわ湖(守山市)

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滋賀からは、シンボル・琵琶湖を一望できる『セトレマリーナびわ湖』を選出。全客室14室の小さなプライベートリゾートホテルです。

宿泊者限定の専用ラウンジには、本のソムリエ・堀部篤史さんプロデュースの本が並ぶライブラリースペースもあります。自然、建築、貴重な写真集、洋書、随筆、絵本などなど約200冊が蔵書されているとのこと。

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本の冊数は多くないですが、部屋に備え付けのハンモックに揺られながら良い読書タイムを過ごせそうな気がします。


京都府:TUNE STAY KYOTO(京都市)

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京都は魅力的な宿が非常に多く、めちゃくちゃ悩みました。が、昨年の11月にオープンしたばかりの『TUNE STAY KYOTO』を選出。実を言うと、この記事で紹介する47都道府県の宿のなかで、唯一泊まったことのあるホテルです。

特徴はやはりフロントから半地下スペースに及ぶ書店コーナー。写真に写っている全ての書籍が購入可能で、宿泊者は何時でもここの本を読みながら寛ぐことができます。(京都に関する書籍が多め)

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こんな素敵な宿で京都駅から徒歩5分の好立地にも関わらず、ビジネスホテル並みの価格帯で泊まれるので、今後非常に重宝しそうだなと。

ちなみに最後まで選出リストに残していたのは、泊まれる滞在型本屋『Editorial Haus MAGASINN KYOTO (マガザンキョウト)』でした。こちらもぜひ泊まりに行きたいところです…!!


大阪府:大阪コロナホテル(東淀川区)

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今回選出した全47軒のなかでの最大の目玉宿は、新大阪駅から徒歩2分の場所にある『大阪コロナホテル』です。おそらく2020年に最も大きな風評被害を被っている宿じゃないかなと。

そもそも当記事自体がこの宿をピックアップするために書いたと言っても過言ではありません。(ごめんなさい、嘘つきました。本当は大阪に泊まりたい宿がなくてネタ的に選出してます)

正直、どんな特徴のあるホテルなのかもよくわからないので、存在を教えてくれたツイートだけ紹介して終わります。


兵庫県:三木屋(豊岡市)

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兵庫も選出に苦悩しましたが、志賀直哉ゆかりの宿『三木屋』にしました。昭和2年に建てられた建物は「国の有形文化財」にも指定されています。300坪の日本庭園も志賀直哉の長編小説『暗夜行路』に描かれたままの姿で残っているようです。

そして、館内には「本を読みたくなる本棚」をテーマにしたライブラリーも設置されていて、時間を忘れて過ごしたくなる雰囲気が漂っています。

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このスペースに置かれている本のブックディレクションは 幅允孝さん が担当。どんな本が蔵書されているか楽しみになります。

ちなみに、本をテーマにしたゲストハウス『ひととまる』も最後まで選出を悩みました。ブックステイ制度がある珍しい宿なんですが、一度泊まったことがあるので今回は非選出に…。(でもめっちゃ良い宿です)


奈良県:奈良バックパッカーズ(奈良市)

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日本で最もホテル軒数が少ない奈良。なかなか泊まりたい宿がなかったんですが、茶道家が暮らしていた築100年の日本家屋を活用したゲストハウス『奈良バックパッカーズ』を見つけました。

奈良公園へ徒歩3分の立地も魅力のひとつ……、かな?


和歌山県:駅舎ホテル「Nipponia Hotel 高野山 参詣鉄道」(伊都郡)

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奈良とは一転。泊まりたい宿が多すぎて大変だったのが和歌山です。泊まれる図書館「Youth Library えんがわ」や、寿司職人の寮をリノベーションした「SUSHI HOUSE」、高野山ゲストハウス「Kokuu」などなど、気になる宿のオンパレード。

そんな中でチョイスしたのは、南海電鉄の高野下駅(無人駅)をリノベーションした駅舎ホテル「Nipponia Hotel 高野山 参詣鉄道」です。

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写真を見ているだけでワクワクします。泊まれる駅舎とか、ヤバすぎるでしょ。高野山観光のついでに行きたいな〜



というわけで次。

山陰山陽エリアを紹介していきます。


中国地方の宿

鳥取県:OOE VALLEY STAY(八頭町)

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僕の出身地でもある鳥取は、泊まったことのある宿ばかりで選出が難しかったですが、2019年7月に閉校した小学校を利活用してオープンした『OOE VALLEY STAY (オオエバレーステイ)』を選びました。

運営するのは有限会社ひよこカンパニー。『大江ノ郷自然牧場』や『大江ノ郷ヴィレッジ』『ココガーデン』などを運営する地元の優良企業です。

自然豊かなエリアで地元の美味しい食材をいただきながらゆっくりと過ごしたいなと。


島根県:奥出雲多根自然博物館(奥出雲)

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島根は決めてました。泊まれる博物館『奥出雲多根自然博物館』です。

テーマ「宇宙の進化と生命の歴史」に合わせて、1階には恐竜や化石などの展示が、2階には宇宙技術などの知識を学べる展示がされており、博物館としてのレベルも高めっぽい。

さらに、日本恐竜研究の先駆者・故小畠郁生さんの書籍コーナーなどの図書スペースもあるようです。

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部屋はシングルからトリプルまで揃っているのですが、どうせ泊まるなら「恐竜ルーム」が良いな・・・(笑)


岡山県:あわくら温泉「元湯」(西粟倉)

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岡山からは、天然温泉に入れるゲストハウス『あわくら温泉 元湯』をチョイス。訪れたことはあるものの、まだ宿泊したことのないゲストハウスのひとつです。

魅力は温泉だけでなく、子ども連れ大歓迎という特異性。子どもがいるとゲストハウスには泊まりにくくなるので、この気遣いは素晴らしいなと。(僕には子どもはいませんが、子どもが泊まってるゲストハウスには泊まってみたい)

ちなみに、1ヶ月前であれば『DENIM HOSTEL float (倉敷市)』を選んでいたと思います。が、先日泊まってしまったので、今回は非選出にさせてもらいました。(めっちゃ良い場所なのでぜひ行ってみてほしい…!!)


広島県:庭園の宿「石亭」(廿日市市)

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広島もめちゃくちゃ悩みました。尾道に数ヶ月間滞在していた経験があるので、ここ数年で出来た『みはらし亭』『LOG』『SIMA inn』なども泊まってみたいですし、福山の『AREA INN FUSHIMICHO FUKUYAMA CASTLE SIDE』も捨てがたい…。

でも、ここはあえての高級旅館『庭園の宿 石亭』を選ばせてください。

ライブラリーテラスや吸吐文庫などの図書空間が充実しており、しかも、こだわりの北欧米の椅子や作家のチェアーに座って優雅に読書をすることができる。お世辞抜きに最高すぎる宿泊体験になりそうだなと。

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気軽に泊まれる価格ではない(平均4万円台)ですが、タイミングが合えば泊まりに行きたい。


山口県:萩ゲストハウスruco(萩市)

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続いて、山口。有名なゲストハウスのひとつ『ruco』を選出。このゲストハウスも訪れたことはあるものの泊まっていないので、いつかリベンジしたいと思い続けています。

ドミトリーだけでなく個室もあるので、ひとり旅でゆっくり過ごしたいときでも良さそう。オーナーの塩満さんがいる日に行きたいな。

ちなみに、『ウズハウス (下関市)』も気になっています。



続いて、四国エリアにいきましょう。


四国地方の宿

徳島県:HOTEL WHY(上勝町)

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四国最初の徳島からは、今年4月25日に開業予定のゼロ・ウェイストアクションホテル『HOTEL WHY』を選びました。まだ詳細はわかりませんが、ゼロ・ウェイストの取り組みを学んだり体験したりできる複合施設とのことで、興味だけが膨らんでいます。

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プレスリリースを読むと、フィールドアクティビティーやエコライフ体験などのプログラムも提供するようなので、それらの内容を見ながら気になるものをめがけて足を伸ばしてみようかなと。

ちなみに、神山町のワークステイホテル『WEEK 神山』も最終候補まで残っていました。この場所の改修工事に少し関わったので、そろそろ泊まりに行きたいところです。


香川県:ベネッセハウス ミュージアム(直島町)

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香川と言えば、島ごとアート拠点になっている直島が有名です。その直島にある泊まれる美術館『ベネッセハウス ミュージアム』をチョイス。

同様の形態のホテルが他にも3箇所ほどありますが、その中でも「作品に一番近いホテル」という位置付けのようです。

館内には収蔵作家のドローイングや絵画、版画などが展示されているようなので、滞在中アートに触れ続けたい人にはピッタリなのかもなと。

ちなみに、ゲストハウス「TEN to SEN (高松市)」も最後まで選ぶか悩みました・・・。ここも泊まりたいんだよな・・・


愛媛県:しまなみゲストハウス「シクロの家」(今治市)

尾道のゲストハウスで働いていたときから気になっていた今治のゲストハウス『シクロの家』。しまなみ海道を渡るサイクリストの聖地的な存在になっている宿です。

WEBサイトには、非常に詳しい「しまなみ海道Q&A」や「瀬戸内5海道走破」「今治おすすめスポット」などの記事も載っていて、サイクリストにとってのガイドブック的な情報源になっています。(ホントすごいから見てみてほしい…!!)

暖かい時期に今度は自転車で走破したいな〜(前はマラソンで走破した)


高知県:かつおゲストハウス(高知市)

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こちらも歴史の長い宿のひとつ。高知駅から徒歩圏内にある『かつおゲストハウス』を選出しました。

地元タウン誌の元副編集長だったオーナーの想いが詰まったゲストハウスで、僕が旅をしていたときから旅人の中では人気になっていたことを覚えています。

新築の本館とリノベした別館の計2棟で運営されており、各部屋は高知の名産や文化にちなんだ遊び心がたくさん詰め込まれていて、すべて個性的なテイストの部屋になっているようです。めっちゃ面白い。



さて、最後のエリアがやってきました。九州と沖縄です。


九州地方&沖縄の宿

福岡県:無人ホテルmizuka(福岡)

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福岡市内に点在する衝撃的な無人ホテル『mizuka』がめちゃくちゃ気になっています。スマートロックやタブレットなどのIT技術の活用することで、フロント業務を無人化して宿泊料金をリーズナブルに抑えている、ということらしいのですが、実際のところどうなんだろうなと。(気になる…)

ちなみに、全客室がデザイナーズルームになっており、普通にオシャレ。

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福岡市に行くときのファーストチョイスは確定です。


佐賀県:泊まれる図書館「暁」(佐賀市)

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佐賀の古湯温泉にある泊まれる図書館『』もずっと気になっていてウズウズしています。築110年の古民家を改装しているのも最高。

「本好きの聖地」として徐々に認知されてきており、全1,400冊の蔵書も早く読んでみたいです。

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ちなみに、これらの蔵書は、九州の本好きに「自宅の本棚にずっと置いておきたい本ベスト20」をテーマに20冊ずつ選書してもらったものなのだとか。

1冊1冊に「なぜその本を大事にしているか」という理由が添えられているらしいので、その理由と合わせて読むと絶対に面白い。(僕の運営していたブックカフェではそこまで出来なかった・・・、だからこそ行きたい)


長崎県:雲仙九州ホテル(雲仙市)

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続いて、意外な未踏の地・長崎。ここでは山岳リゾート発祥地に佇む大人のリゾートホテル『雲仙九州ホテル』を選ばせてもらいました。

宿泊者専用の「The Roof Top Lounge」には、長崎市の名店『メトロ書店』の選書したミニライブラリーが併設されています。

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蔵書数は約40冊と少ないものの、「興味はあるけどなかなか自分用に買わなかった本」などを中心に揃えているようなので、ここでゆっくりした時間を過ごしてみたいなと。


熊本県:旅館「藤もと」(阿蘇郡)

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熊本からは、奥満願寺温泉の隠れ家的旅館『藤もと』を選びました。

バーカウンター併設のライブラリーが設置されていて、湯上りにビール片手で本を読むことも可能とのこと。(コーヒーは無料)

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大人な時間を過ごすのに良さそうな雰囲気が漂っていて選出しました。(正直理由は薄めです)


大分県:長期滞在施設BBC長湯(竹田市)

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温泉県大分には、ロングステイ型ホテルに図書館が併設された『BBC長湯』があります。身体に優しい朝食付きで「5,170円から泊まれる」というリーズナブルさもある宿です。

併設の図書館『冬人庵書舎』には、旅行作家・野口冬人さんが集めた山岳図書13,000冊が収納されています。畦地梅太郎の版画展も常設されているらしく、アートの文脈でも良さそうな場所かなと。

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正直、城下町竹田の街を満喫するなら『たけた駅前ホステルcue』というゲストハウスも捨てがたいところがありました。交通の便も良いので、もしかしたらこっちを先に訪れるかも・・・?


宮崎県:シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート(宮崎市)

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南国宮崎の総合リゾート施設『シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート』もぜひ泊まりたい宿のひとつです。

宿泊者専用のテラスラウンジ『風待ちテラス』には、ブックセレクター・幅 允孝さんが「旅」をテーマに選んだ本や雑誌、写真集などが並んでおり、自宅リビングのように寛いで過ごせるとのこと。

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さらに、『風待ちテラス』の奥には、旅の思い出を手紙に残すための「レタールーム」と呼ばれるエリアがあるようで、ここがめっちゃ良さげ!

2019年度グッドデザイン賞を受賞したのも頷けます。

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手紙を書く気持ちを高めるためのツールとして、パーカーの万年筆、ドイツ・ファーバーカステルの色鉛筆、天然ゴムから作られた大阪・ゴービーのスタンプ、などなどが多数用意されているのも魅力です。

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ここで書いた手紙を、英国のアンティーク家具をリメイクしたポストに投函する。なんて素敵な時間なのでしょう・・・(ヨダレが出る)

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ポストには3つの投函口があり、「大切なひとへの手紙」と書かれた投函口に入れると、ホテル側がどこへでも切手代を負担して郵送してくれるらしいです。(海外もOK)

他にも、20年間保管してくれる「未来への手紙」の投函口、レタールームに飾られる「あてのない手紙」の投函口、と手書きを書くのが楽しくなる仕掛けも施されています。最高すぎるよ・・・


鹿児島県:イワシビル(阿久根市)

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九州最後の鹿児島からは、変わり種ホステル『イワシビル』をピックアップしました。昭和14年創業の水産加工会社「下園薩男商店」が、加工工場の入っているビルの一部を宿泊可能なホステルにした形のようです。

ビル全体としては

1階:カフェショップ(土産処&たい焼き)
2階:イワシ製品の加工工場(見学も可能)
3階:宿泊可能なホステル(簡易宿泊施設)

という形になっているとのこと。工場の見学が楽しそう・・・

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では、ラストの沖縄県へレッツゴー!


沖縄県:SPICE MOTEL OKINAWA(中頭郡北中城村)

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沖縄で選んだのは、アメリカが統治していた頃に建てられたモーテルをリノベーションした『SPICE MOTEL OKINAWA』です。

運営するのが建築デザインオフィスなので、マジでオシャレなデザインホテルになっていて、写真だけでもめっちゃワクワクする!

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南国っぽい宿ではなく、あえてアメリカっぽい雰囲気の宿に泊まる。新たな沖縄を堪能できる気がします。



まとめ — 47都道府県からの選出を終えて

壮大な記事になってしまいました。約1万4,000字の記事を最後まで読んでいただいて非常に嬉しいです。

面白そうだな〜という軽い気持ちで書き始めたのですが、1軒1軒選ぶのが非常に難しく、選定と執筆で計15時間ぐらいかかってしまいました…。(ライターとして失格レベルに時間をかけすぎた)

でも、SNSを見ていると、観光業を中心にかなりの経済的な悪影響もたくさん発生しており、実際に熱海の宿泊業者からも「予約が入らない」という悲痛な叫びを直接聞きました。

そんな状況で「僕に出来ることは?」と考えた末の答えが、この記事です。

読み終わった方の中から一人でも

「こんな魅力的な宿があったんだ」
「ウォッチリストに入れておこう」
「落ち着いたら行ってみようかな」

と思ってくれたら、この記事は充分に役目を果たしたことになるかなと。

まさかの事態でてんやわんやな方も多いと思いますが、少しでも経済を動かすための貢献になればこれ以上の喜びはありません。

僕もこの記事を参考にしながら、今年はたくさんの宿に泊まりに行きたいと思います…!!(ワクワクしてこー!)

当記事で少しでも言及した宿はすべて GoogleMapのリスト に追加しています。誰でも閲覧できる状態になっていると思うので、参考にして使ってみてください。


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というわけで、今日の記事は以上です。
この記事が少しでも世の中のためになればいいな〜!

では、またあした!

▶︎ 合わせて読んでほしい記事 ◀︎
≫ 僕がいま「ゲストハウス」をやるなら?の妄想話。
≫ 熱海に暮らすように泊まれる宿「ロマンス座カド」がオープンしました!
≫ 散歩の機会が増えてきたので、「オーディブル」を再契約した話。


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鳥取出身、1990年生。 約3年間「ホンバコ」というブックカフェを経営した後、ブロガーに転向。 熱海と鳥取の二拠点生活をしながら、ブログ( https://ryokan1123.com/ )を書いたり、WEBメディアの編集をしたり、新規事業相談に乗ったりしつつ、生計を立ててます。

コメント2件

私は宮崎県民なので、どこが選ばれたのか気になって思わずチェックしてしまいました。シェラトンにこんな素敵なスペースがあったとは知らず、勉強になりました♪
東北旅行いきたいと思ってたので、ぜひ参考にさせてもらいます!
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