Grapes & Celadon のデザイナー 森山さんの思い出の場所を雑談しながら歩いてみた。 (中編) / Grapes & Celadon(グレープス・アンド・セラドン) インタビュー
こんにちは、荒岡です。 今回も先日の記事に引き続き、Grapes & Celadon のデザイナー 森山さんの思い出の場所をたどりながら、ファッション、デザインなど多岐に渡るお話を伺いました。 ぜひ、ご覧ください。
荒岡 「森山さん、代官山につきました!! 次の思い出の場所ですが、代官山駅からほど近いこの場所は、森山さんにとってどのような場所なのでしょうか?」
森山さん 「実は、この場所は、自分が眼鏡デザイナーになるきっかけになったファッションデザイナーのジャン=ポール・ゴルチエのお店があった場所なんです。」
荒岡 「確かに、ここにゴルチエのショップがありましたよね。」
森山さん「ゴルチエは学生時代に好きで買っていて、すごく影響を受けたデザイナーです。 よく通っていたゴルチエの路面店があったのがこの場所です。 ここに来ると当時のことを思い出しますね。」
森山さん「ゴルチエを知らなかったら、多分、眼鏡デザイナーになっていなかったと思います。」
荒岡 「それはどういうことですか?」
森山さん 「もともとファッション関係の学校に通っていまして。就活の最中に読んだファッション誌にゴルチエのメガネのデザイナーを募集している広告をたまたま見つけ、それがきっかけでその会社に就職しました。」
荒岡 「そうだったのですね! 確かに森山さんといえば、ファッションに精通しているイメージがあります。 ところで、今日、着ている洋服のスタイリングも森山さんらしく、素敵ですね!!」
森山さん 「ありがとうございます。 実は、自分にとっては、眼鏡デザインする上で、ファッションは核となる大きな要素なんです」
荒岡 「と言いますと?」
森山さん 「最近は特にですが、自分はメガネのデザインをしているという感覚があまりないのです。」
荒岡 「それはどういうことですか?」
森山さん 「自分にとって本当にかっこいいと思えるスタイリングを探求するという作業が最も重要であり、そのスタイルを完成させるための最後の1ピースが自分にとってはたまたまメガネだったのだと思います。まずはスタイルありき。それ無くして「メガネというモノ」のみをデザインすることはあり得ません。」
荒岡 「なるほど!!」
森山さん 「たとえば、今日は、自分が考える新しい80sパンク&ニューウェイブ系のスタイリングをしてます。 この袖なしのGジャンは「ヴェトモン」2017FWコレクションのルックに刺激を受け、パンクとえば、DIYなので古着のGジャンにハードコアパンクやスラッシュメタル系バンドのワッペンをミシンで縫い付けて、自分でつくりました。 また、今っぽく、少し大きめなサイズのものにしています。」
荒岡 「自分でカスタムするのは、いいですね!! インナー、パンツは、どこのですか?」
森山さん 「インナーは、パンクな要素を感じる「マリーン・セル」の三日月プリントのシャツで、ボトムスには「アクネ」のライラックカラーのテーパードパンツを当時っぽくロールアップにしています」
荒岡 「おお!!森山さん、どれもファッション通が好むブランドですね!!」
森山さん「そして、キャスケットを合わせ、最後に眼鏡ですが、ここは敢えてのツーブリッジの紳士枠系、いわゆる、おじさん的なフレームでハズして全体的に力みのない見映えにしました」
荒岡 「なるほど、すごい勉強になります。その眼鏡はどこのですか?」
森山さん 「これは、自分が作っているブランドの1つである”Bobby Sings Standard”です。 おじさん的な雰囲気のあるツーブリッジの眼鏡は、今、若いファッション好きの方が結構掛けてますね。」
荒岡 「おじさん眼鏡を若い方が掛けるのは、グッときますね!! ところで森山さん、 すいません、さっき、いっぱいラーメン食べたせいか、喉が乾いてしまって、、水分補給にお茶でもしませんか?」
森山さん 「えっ? 荒岡さんは、食べるか飲むか?みたいな感じですね。(苦笑) じゃ、恵比寿まで少し歩きますが、学生時代に行っていた良い喫茶店があるので、行きましょうか。」
荒岡 「森山さん、こちらですか? めちゃくちゃ良い感じじゃないですか!!」
森山さん「そうですね。学生の時によくお茶をしていたところで、店内も雰囲気があっていいんですよね。」
荒岡 「アイスコーヒーが早く飲みたいです!! とりあえず入りましょう!!」
最後まで、ご覧いただきありがとうございます。 最後の後編では、音楽のお話や森山さんのデザインへの考え方など、もっと詳しくお伺いしています。お楽しみにしていてください。
↓Grapes & Celadonは、下記の当店のHPよりご覧いただけます。
< 眼鏡とクラフトat RUTTEN_ >
昼の部 12時~19時(物販とカフェ)
夜の部 19時~21時30分(BAR クラフトレモンサワー)
住所 〒110-0005 東京都台東区上野 5-5-10 1F
TEL 03-6284-2675
定休日 月曜日
<URL> https://www.rutten-eyewear.com
<Instagram> https://www.instagram.com/rutten_ueno5/?hl=ja
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