本間 充 マーケティングサイエンスラボ所長/アビームコンサルティング顧問
記事一覧
スマホは、本当に私たちの消費活動に変化を与えた。私達マーケターは?
デジタル社会の消費者像シリーズは、マーケティング担当者の頭の整理に良い日本経済新聞の「やさしい経済学」の「デジタル社会の消費者像」は、コンパクトに、デジタル登場後の消費者の行動・活動の変化を整理・理解できる良いコラムです。
その中に、「デジタル社会の消費者像(4) スマホがもたらした変化」があり、その文章を読んで、確かに私たちの消費活動は、スマホで大きく変わったことを再確認しました。
このコ
生成AIの活用は、「生成」よりも「自分にない他人とのコラボ」なのかも?
生成AIは、大学の授業も変えています私は、大学で授業を行うことがあります。この間、大学の授業と「生成AI」を考えるワークショップに参加してきました。私自身、生成AIを授業でどのように活用して良いのか悩んでいたので、とても良い機会になりました。
その時に、このワークショップの担当教官から、以下のような演習課題が出されました。
そこで、私は、以下のようなプロンプトをGoogle Geminiに投
日本のプロ・スポーツは、もっと柔軟にルール変更をした方が、ファンが離れないかも
Bリーグが、総年俸上限(サラリーキャップ)制度を導入するらしい私は、NFLファンで、その視点から日本のプロ・スポーツを客観視すると、時々驚くことがあります。その一つは、日本のプロスポーツの多くは、サラリーキャップ制度を導入していないことです。
サラリキャップ制度とは、チーム所属選手の総年俸にキャップ(上限)を設定することです。NFLは、すでに導入済みで、2024年のNFLのチームのサラリーキャ
AI時代は、データサイエンス・ブーム以上に、社内データの整備が、企業の生命線
日々、生成AIの記事が登場し、しっかり「AI時代」に私達の進化というか、「ミーハー度」は高い。およそ1年前には、「ChatGPTは何?」とか、「国会答弁をChatGPTで」などという会話が発生していた。
それが、今は、企業での生成AI活用も、実用の領域に入り、新入社員の採用にAIを活用したり、新製品の開発にAIを活用したりしている。
もうしっかり、私たちはAIを使うか、使わないか、ではなくて
Google Geminiのプログラミング続編(1)
Google Geminiのプログラミング、継続中。体験することで、理解することも増えています。さて、Google Geminiのプログラミングを、Google Colab上で、Pythonを使って行い始めたことを、前回のnoteで書きました。
業務でも、生成AIを使うことが増えてきていると思いますが、今は生成AIの「良い部分・悪い部分」「できること・できないこと」などを理解するフェーズなので
Google Geminiのプログラミング、いやプロンプティングをすると、プログラムの概念が変わった
みなさん、生成系AI使っていますか?なにやら、セールストークから始まりましたが、私たちの身の回りは、すでに、生成系AIであふれています。先週も、Googleから、Geminiという生成系AIの発表がありました。
実際に、Google Geminiは、すでにWebサービスを公開しており、下記のページをクリックすると、生成系AIと、さまざまな対話で、質問をすることができます。
実は、私たちのGo
2/11(祝日)、スーパーボウルに、アーノルド・シュワルツェネッガーが、帰ってきます。
2024年2月11日(月・祝)は、アメリカでスーパーボウルの開催日来週の月曜日は、アメフト・ファンの私にとっては、お祭りの日。スーパーボウル開催日です。いつも、スーパーボウルは、アメリカ時間日曜日の開催で、私はこっそりと仕事の時間を調整して、日本時間の月曜日の午前中に、仕事を入れないようにしているのです。
しかし、今年2/11は、日本は、祝日ではないですか?なので、今年は、公式にテレビ観戦しま
海外進出のために、文化の理解も。マーケティング3C分析が重要な理由。
日本の「外食」という言葉は、英語にしにくいですね。
以下の「日本の外食がわかる3Graphics」という記事は、わかりやすいですが、いろいろマーケターとしては考えさせられますね。
特に、私たちが何気なく使う「外食」という、日本語と、その「外食」ビジネスの海外進出の関係です。
まず、「外食」という日本語を、英単語にしてみましょう。少し自信がないので、Google Bardという生成系AIに、
「skiing」の意味を考えると、マーケティングにつながる
昔はスキーに、よく出かけたものです私は、札幌出身の50代です。小学校の時代から、体育にはスキー授業があり、目の前に、小さな山があったこともあり、私にとって、冬はスキーで遊ぶのが普通でした。幼少期の頃は。そして、リフトがある近くの藻岩山スキー場に、ほぼ毎日のように滑りに出かけた冬休みもありました。
小学校から、高校までは、冬はスキーで遊ぶもの。そして、スキーの技術を磨き、今まで滑られなかった急斜
AIに仕事を奪われるのではなく、AIを超える仕事を目指そう
Web Summitに参加してきました。 2023年11月に、ポルトガル、リスボンで開催されたWeb Summitに参加してきました。コロナの影響もあり、しばらく海外のカンファレンスに参加していませんでした。しかし、そろそろ自分の情報や、考え方を育てないといけないと思い、7万人以上の参加者がいる、Web Summitに伺ってきました。
展示会、セミナー、参加者との情報交換など、さまざまお話した
大学の「年内入試」から学ぶマーケティング
昭和の受験者に違和感のある、「年内入試」という言葉 今年の秋は、本当に「秋」なのかという暖かい日々が続いています。そんな中、一つの記事が私の目に留まりました。
皆さんは、「年内入試」という言葉をご存知でしたか?私は、この記事で初めて知りました。私の記憶では、正月を過ぎてから受験、合格通知は3月だと思っていたし、そのように経験していたので、とても「早い」と感じました。
このように受験生の中に
「リスキリング」と「リカレント」。あなたは、どちらを選びますか?
リスキリングが政策になる時代 政府が「リスキリング」を重要な政策として発表しました。私は、何か違和感を覚えています。なぜなら、自然科学者である私は、一生学ぶのは当然であり、その学びのテーマが「国」から指示されることではないからです。
自分の研究に新しい数学が必要であれば学び、コンピューターで計算したければ、プログラミングを学びます。そして、その学びは、自分の好奇心が枯れない限り続くと思っている
企業のデジタル人材教育と一緒に行いたい、企業の将来議論
多くの企業でデジタル人材教育が盛ん 今年は、AI元年かもしれません。私も、この一年で、こんなに生成系AIを、自分の仕事に取り込むことになると思いませんでした。もはや、私のコンピューター・プログラミングの多くは、AIが書いているといっても過言ではありません。
そして、このような流れは、多くの企業の社内教育にも影響を与えており、多くの企業でデジタル人材教育が行われています。
この記事に限らず、多
ビジネスの現場での「曖昧」言語の罪
あなたの会社でも、「環境に優しい」って、言っていませんか? 次の記事、とても頷く一方で、改善方法を考えると、とても悩みます。
多くの企業や組織で、「環境に優しい」事業活動や、「カーボンニュートラル」な活動を推進しますなどと、文章を公開している例があります。
例えば、Googleで、”環境の優しい 統合レポート"と検索すると、実に多くの企業のレポートが検索のリストに出てくることでしょう。